距離も時間も超えて家族を近くする、知覚できる世界を創る。
株式会社チカクは、遠くにいる大切な人を近くに感じ、時間と距離を超えてつながることのできる世界を実現する企業です。最初のプロダクトとして、スマホで撮った子どもの写真・動画をそのまま実家のテレビへ配信するサービス「まごチャンネル」を2016年春にサービスインしました。
「まごチャンネル」は、ハードウェアからソフトウェアまで幅広い技術を集結したIoTプロダクトです。 PCやスマホに不慣れな祖父母が手軽に孫の姿を見ることができるようにするため、信じられないくらい手軽な、理想の体験をデザインしました。
「毎日見たい」と思えるテレビチャンネルのようなサービスにするため、日々のサービスの改善と新しいサービスの開発や生産を行っています。
「あと何回、子供を会わせてあげられるだろう?」
私たち株式会社チカクが提供している「まごチャンネル」は、このような思いから始まっています。
おばあちゃん・おじいちゃんに、あたかも目の前に孫がいるような体験をしてもらいたい。
日々忙しいパパ・ママに、離れて暮らす祖父母に毎日気軽に親孝行ができるようにしたい。
この2つを実現するために生まれたのが、白いお家の形をした「まごチャンネル」。
実家のテレビに専用の受信ボックスを接続するだけで、スマホから送った子供の動画や写真を簡単に見ることができるサービスです。
離れて暮らすおじいちゃん おばあちゃんに 世界で一番の親孝行を。
『離れて暮らす大切な人をもっと身近に感じられる。そんなコミュニケーションを作りたい。』
このような思いが生まれたきっかけは、代表梶原の個人的な体験からでした。
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ある日、私の母が「スマホを買った」と喜びの電話をかけてきました。それからも月に一度、かかさず電話をかけてきます。話題はいつも「元気か?」です。私が元気なことは、Facebookのタイムラインを見ればわかるのに。そして、最近Facebookへアップした2、3のエントリと同じ話をすると、満足そうに電話を切ります。
この何気ない日常から、私は母に「元気だよ」ということをわかってもらって、Facebookには載せられない情報から会話が始められるサービスを作りたい。そのためには今までのスマホアプリとは違う、なにか新しい形が必要なのだと考え「まごチャンネル」が生まれました。
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チカクに集まっている仲間の共通点。それは「自分たちのプロダクトは本当にユーザーの心を動かしている」と確信を持って言えることです。
私たちが作ったサービスによって、 PCやスマホに不慣れな人々でも自分の知りたい情報に触れやすくなること、そして、その情報をきっかけに、離れた家族同士の会話や気軽なやりとりが増えること、まごチャンネルが家族をもっと幸せにすることを信じて、日々開発をしています。
シニアクラスのメンバーの集う、落ち着きあるスタートアップ
チカクは創業間もないスタートアップ企業ですが、異なるバックボーンを持つメンバーが集まったことで、際立った特徴がいくつかあります。
【経験豊かなチームメンバー】
Appleで主要製品のマーケティングを担当してきた代表、遠隔コミュニケーションやVRの研究で博士号を持つハード開発責任者、Google Play Best of 2014選出アプリの責任者で携帯電話OSの開発経験もあるソフト開発責任者、SONY、富士通など日本を代表する企業でのビジネス経験やAmazonでの新規事業立ち上げ経験のあるメンバーが参画しています。
【明るくフラットな社風】
私たちは離れて暮らす家族を笑顔にする会社です。私たち自身も笑顔でなければいけません。目まぐるしく変わる状況のなかでも、明るく仕事をしています。 プロダクトのデザイン、開発、そのほか全てのことについて全員が意見を言えるフラットな組織で風通しのよい雰囲気です。チーム全員がプロダクトをもっと良くしたい!と考えているので、チーム全員で話し合うことが日常的にあります。テレワークの活用で、チャットツールを活用しながら、離れたところにいても、物理的な距離を感じずにコミュニケーションを図っています。
【ユーザーファーストなプロダクト開発】
リーン・スタートアップの考え方に基づき、「ユーザーにとっての価値は何か」「ユーザーの問題をどう解決するのか」を徹底的に追求しています。ユーザーインタビューをくりかえし、時にはユーザーの自宅に出向いてユーザー体験を自分たちの目ですべて見ることで、サービス全体の見直しや日々の改善、そして新規開発に活かしています。
【高い技術力】
ハードウェア、組み込みソフトウェア、サーバーサイド、スマホアプリと、幅広い領域の技術を扱っています。ビッグデータの分析、クラウド技術を利用した開発などは「当然やること」として認識されています。まだ研究レベルの技術の導入も積極的です。
500 Startups Japanや個人投資家などから累計3億円超の資金調達/ベンチャー企業としてさまざまな賞を受賞しメディアでも多数取り上げていただいています
■アクセラレーター 500 Startups Japanの支援を受け、海外展開を視野に
日本は先進国のなかでも高齢化がいち早く進んでおり、日本のシニア層が抱える課題の解決は同様に高齢化が進む各国においてもニーズが高まると考えられます。チカクは日本でのサービス展開で得たデータや知見をもとに、海外市場への進出をはかります。シリコンバレーの著名投資ファンドとして世界各国で多くの投資実績を持つ、500 Startupの日本向けファンド500 Startups Japanから出資を受けることにより、彼らが世界中に持つエコシステムを活用しながら、各国におけるパートナー開拓や法規制への対応など、幅広い支援を期待しています。
■NEDOの研究開発型ベンチャー支援制度の新たな助成テーマに採択
同社の初めてのサービス「まごチャンネル」は2016年8月、NEDOが事業のひとつとして行う研究開発型ベンチャー支援の新たな4テーマのうちのひとつとして採択され、これに伴い最大7,000万円の助成金で今後の研究開発についてご支援いただいたり、2度の大型資金調達を経て、累計調達額は10億円となりました。
また、ベンチャー企業としてさまざまな賞を受賞しています。
ユーザーの目線で何度も何度も検証を繰り返し、簡単で便利にお使いいただけるよう引き算のデザインを追求し、2016年春にサービスインしました。同年、グッドデザイン賞・ベスト100を受賞、三越伊勢丹グループやANA機内誌での販売を開始し、現在はAmazonと自社WEBでの販売も行っています。
昨年にはWIRED誌による「WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017」にて、未来に向けた革新をもたらす注目のイノベーター30人の一人に代表の梶原を選出していただきました。