都会のアッパー層に東京のリアルなライフスタイルを発信

Webメディアや月刊誌、アプリ、イベントなどの企画・運営を手掛けている同社。「東カレ」の愛称で知られている。

Webやモバイルからもアクセスできるようにし、月間5,700万PVを達成するなど、絶大な人気を誇る。
月間5,700万PVを誇る「東京カレンダーWEB」を運営する東京カレンダー株式会社。Webメディアのほか、月刊誌の発行、イベントなどのサービス企画・運営などを手掛け、都会のアッパー層にリアルなライフスタイルを発信している。
月刊誌「東京カレンダー」が創刊されたのは2001年である。都会の上質なグルメ情報を独自の視点で切り取り、多くのファンを獲得。確固たるブランドを確立した。その後、2012年に国内を代表するITコンサルティングファームであるフューチャーグループに事業承継され、2015年に「東京カレンダーWEB」をサイトリニューアル。これまでのブランド力をいかしてファン層を拡大させ、ローンチからわずか3年で月間5,700万PVを達成。さらに、リアルイベントの開催や動画制作なども手掛け、首都圏を中心としたユーザーから絶大な支持を集めている。
そんな東京カレンダーのファンは、都会の最先端トレンドを謳歌する、アッパーな都会のインフルエンサーたちだ。
「ポジティブで目的意識の高い富裕層に、『人生を艶やかにするサービス』を提供することが私達のミッション。彼らは社会の活力となる存在です。アッパー層向けコングロマリッドとして、日本の活性化に貢献したいと考えています」(代表取締役 菅野氏)
急成長を続ける東京カレンダーWEB。そのうねりはこれまでにない消費を生み出し、新しいトレンドを発信しようとしている。
17年のブランドと独自編集のコンテンツで、雑誌とWebの融合をいち早く実現

最近ではマッチングアプリもリリースするなど、グループ会社のリソースも使って、ITとの連携も進める。

同社が運営している、話題のハイクラス向け審査制マッチングアプリ「東カレデート」。
同社の大きな強みは、17年の歴史を持つ雑誌媒体を持っていること。そして、そのブランドを継承し、Webで独自性の高いコンテンツを確立したことだ。その結果、一気に雑誌系Webメディアのトップクラスにまで登りつめた。
実際に、東京カレンダーWEBではどのようなコンテンツが支持されているのか。サイトを見てみると、単なるグルメ情報やタウン情報をまとめたものではないことが分かる。
たとえば、「初めてのデートにおすすめの肩肘を張らないイタリアン」など、シチュエーション別に区切って、ストーリー仕立てのWeb独自の編集で情報を届けている。中には、港区に住む男女を主人公とした小説もあり、リアリティのある内容が大ヒットし、SNSでも話題となった。登場人物に共感(ときにツッコミ)を覚えたり、そこで紹介される店に行ったことのある読者も多いため、一気に自分ごとのように捉えて感情移入できるのだ。情報をただ発信するのではなく、様々な視点から“東京の魅力”を伝える。そんなこだわりが随所から感じられる。
「目指しているのは、東京の『リアルな今』を的確かつ斬新な形で切り取ること。それは、飲食店の情報だけでなく、そこに住む人々のエキサイティングなライフスタイルだったりします。キュレーションメディアとは一線を画す、独自性の高いコンテンツを確立したと自負しています」(同氏)
また、ITを核とするフューチャーグループのノウハウも、ビジネスのスピードを高めている。技術力があるので面白いアイデアがあれば、すぐに試すことができる。その分、ヒット企画も生まれやすいという。
同社ではWebメディアを起点に月刊誌やリアルイベント、各種サービスと連動させた、立体的なプロモーションを提案している。2017年に参入した動画タイアップ事業も好調だ。ちなみに、東京カレンダーの世界観を表現した動画は話題を集め、月間動画再生数700万の人気を誇るという。雑誌とWebの融合をいち早く実現した「東京カレンダー」。様々な事業との融合により、一層その存在感を際立たせつつある。
今後は、これまでに獲得した顧客資産をいかして、独自性のあるサービスや事業を積極的に展開していく予定だ。
「その道のりは、ITなくして実現は難しく、この実現力が更なる差別化につながるものと考えます」(同氏)
さらに魅力的に進化するために、今必要なのは新しいエンジニアの力だと菅野氏は強調する。
急成長中のメディアで、スピード感あふれる開発ができる

オフィスは緑も多く明るい雰囲気の同社。働きやすい環境が魅力だ。

面白そう!やってみたい!と思ったことはすぐに実践することを会社として心がけ、みな楽しく働いているという。
「経営=IT戦略」という方針を明確にしている同社では、エンジニアにとって自由度が高く、やりがいのある環境が整っている。案件ごとに動くことが多いため、部署間の壁はなく組織は非常にフラット。実際に、エンジニアは経営陣と机を並べて仕事している。 意思決定者がすぐ隣にいるため、一緒に考えることができ、ビジネス要件やデザインにまで踏み込んだ仕事ができるという。
また、所属するITコンサルの「フューチャーグループ」のテクノロジーもフルに活用しており、最新の技術に常に触れられることも魅力だ。
“楽しく働かなければ、エンターテインメントのプロにはなれない”がモットーの同社は、「面白いと思ったことは、すぐにトライする社風」と菅野氏は言う。ダメなら即撤退して、次のチャレンジを考える。そのようなスタイルが好きな方にとっては、やりがいに満ちた毎日を送れるだろう。次の一手をマーケットの状況を見ながら判断し、連携して動くためフットワークの軽さも求められるが、その分スピード感のある仕事ができる。
注目度トップクラスのアッパー層特化型メディアで、ユニークなサービス開発に携わることができる東京カレンダー。これまでのスキルを試したい方にとって満足できる舞台となるだろう。
「社会に自分のアイデアをぶつけたい」
「自分の作品を数多く残していきたい」
「新しいサービスを手掛けたい」
そんなエンジニアにぜひ、その実力をふるって発揮してほしい。
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