株式会社プロシップ

1969年、税理士のコンサルタントが、MIS（Management Information System）による経営コンサルティングを行う目的で設立したのがその始まり。以降、電子計算機利用状況の診断・導入指導・システム設計指導等のコンサルティングを手がけるかたわら、1971年には自社ソフトウェアの開発に着手する。<br /><br />会計システムパッケージ、総合固定資産管理システムパッケージなどのシリーズを次々に市場へ投入、中でも固定資産管理関連ソフトウェアについては、業界でもトップの導入実績を持つという。長い歴史におけるノウハウの蓄積と、顧客によるフィードバックを開発に活かしてきたことが、同社製品のヒットを産んできたのだろう。

主力製品である「ProPlusシリーズ」は、上場・大企業から中堅企業まで、業種を問わずのべ3500社超の顧客に導入されている。上場企業でのシェアは2割を超え、実質的には国内トップクラスのシェアを持つ。顧客の業種は問わず、「証券取引所の定める業種区分（33業種）全てに導入実績がある」というのも、同社の製品がどの企業でも必要とされる性質のものであることはさておいても、そのソリューションを顧客ごとに適切な形でインプリメントをしている同社の提案・技術力が根底にあることは想像に難くない。<br /><br />固定資産業務と会計制度を熟知した、同社の営業のプロフェッショナルはＩＴにも明るく、顧客のニーズを的確に聞き出す。業務が複雑化・高度化する中、企業の適切なＩＴ化は競争力にダイレクトに影響を及ぼしている。そんな中、同社の製品は高い専門性に加えて、顧客に合わせた機能のアドオンが可能で、フレキシブルなソリューション展開をできる点が特長だという。<br /><br />また、多くのビジネスパートナーを持ち、強力なアライアンスによる既存システムや他社製システムとのインターフェイス統合にも対応。特に近年は、国際会計基準への移行が進み、総合的な会計マネジメントへの要求が高まっている背景もあり、大手ＳＩベンダーやコンサルティングファーム等との協業も増えているという。さらに、導入前後のプロフェッショナルサービスへの評価も高い。国際会計基準への移行や税制の改正に伴い、今後ますます、「ProPlus」への需要やアップグレード要望が増えてくるだろう。

「『Speciality for Customer』の基本理念と戦略で、顧客企業の問題解決に貢献する」を理念として掲げ、プロシップの挑戦は続いている。<br /><br />推進役となるのはもちろん、社員だ。「真のプロフェッショナル」を目指す同社の社員たちは、固定資産業務と会計制度を熟知し、企業の経理部に対して直接、コンサルティングと提案活動を行う。<br /><br />それだけに、単純なパッケージ販売ではなく、ユーザーのニーズやシステム環境を理解したうえで問題解決・ソリューション提案を行うことが同社での仕事だ。コミュニケーション力や向学心、人の役に立ちたいという気持ちなども必要だろう。未経験であっても、早い段階から実務経験を積み、社内外のセミナーで業務や会計の知識を修得することで、一般よりも速いスピードで成長できる環境が整っていると、同社は自信を持っている。コンサルティング営業のプロフェッショナルを志向する人に最適だろう。<br /><br />また、評価については、年齢、性別は問わず、実績と貢献度に基づいて行われる。その結果、20代でマネージャーとして活躍している者もいるし、役員も30歳代、40歳代が中心だという。「やりたい仕事は自分で取りに行く」、そんな姿勢の社員が会社を引っ張る環境で、会計とＩＴのプロフェッショナルを目指す人に、挑戦してほしい。