株式会社プロスペックス

アプリケーション/システム開発やクラウドを活用した基盤の設計・構築・運用を中心とするシステムエンジニアリングサービスを展開する株式会社プロスペックス。
現在、創業者の安東和宏氏（代表取締役）がもともと勤めていたメガバンク系証券会社にチームで常駐し、技術パートナーとして開発のコア業務を任されている。

これまで10年以上にわたって、常駐先の顧客情報管理システムや社内業務情報共有システム、社内ポータルサイト、コーポレートサイトなど90以上のアプリケーション/システムを納品している同社。
最近では、投資家向け情報提供サイトのモバイル対応、税務申告サポートシステムの構築、社内利用されるiPad向けWebシステムの機能追加などのプロジェクトで実績を重ねている。

同社の強みは、代表の安東氏を筆頭に社員全員がMicrosoft技術のスペシャリストであること。手がけるプロジェクトもWindows系システム開発に特化しており、その深い知識によるきめ細やかな提案とハイレベルなサポートで高い評価を得ている。
また、フルスタックエンジニアが集まっているのも同社の特徴だ。サーバー、ネットワーク、データベースなどの基盤・インフラ構築も得意としており、システム開発と基盤構築を両立することでスムーズな運用を実現している。

同社がこれまで手がけてきたプロジェクトの中には、10年以上にわたって使用されているシステムもあるという。常駐先のTOP営業マンから 「今までいた会社の中で一番システムが優れている」との評価をもらうなど、その技術力・対応力は絶大な信頼を得ている。

安東氏は次のように語る。
「当社はシステムに対する豊富な知識や技術力でお客様からの信頼を得てきたと自負していますが、一方で信頼関係はそれだけで築けるものではないとも感じています。
最も大事なのは失敗したときにどう動くかです。人間なので仕事をしていればどうしても失敗することはあります。そんなときに逃げずに向き合い、お客様の満足や自身の成長のためにしっかりと責任を果たすことを常に心がけてきました。当社では、リカバリーのためにチームで助け合うのはもちろんのこと、失敗を未然に防ぐためにお互いに声をかけ合ったりもしています。そういったことを徹底している点が、実はお客様から最も信頼をいただいているポイントなのではないでしょうか」

ITパートナーとして長期にわたりメガバンク系証券会社のWebシステムの開発・運用を担い、単に「外注先」としてではなく、「自社内開発者」というポジションで高い存在意義を発揮しているプロスペックス。業績も直近5期連続で黒字と右肩上がりに成長を続けている。

大手証券会社との直接取引で確かな安定基盤を築き上げているプロスペックスだが、安定的な成長にあぐらをかかずに、新たな挑戦に取り組み始めている。
受託開発業務だけでなく、これまでに蓄積された知見を生かした自社パッケージの開発・提案にも注力していくという。

「世の中にはまだまだ多くの課題があります。我々も長年にわたってお客様やその取引先の企業様と多様なプロジェクトに携わってくるなかで、金融機関をはじめとする企業の様々なニーズを知ることができました。それらをリストアップして、自分たちの組織規模で解決できるソリューションの提供に挑戦していきたいと考えています」と安東氏は語る。世の中のニーズを徹底的に分析し、「出せば必ず売れる商品」を作っていくのが同社の今後の目標である。

そのためにも、現在は明確に設けていない帰社日を設定し、新たな取り組みへの準備を進めていく方針だという。スムーズに行き来できる環境を作るために常駐先付近へのオフィス移転なども視野に入れており、具体的に動き出そうとしているところだ。

「自社パッケージを展開し多くのお客様に活用していただくためにも、プロフェッショナルとして人格・スキルともにさらにレベルアップし、ソリューションを提供するにふさわしい存在になっていきたいです。
これを人に話すと鼻で笑われるのがオチなのですが（笑）、当社はBtoBビジネスで付加価値の高い自社プロダクトや自社サービスを提供できるキーエンスのような企業を本気で目指しています。また、私は創業直前に英語を学ぶために海外留学をしていたのですが、その際に滞在していたカリフォルニア州のラホヤが非常に素晴らしい街だったので、いつかそこにオフィスを展開する夢も持っています。
これらは大きすぎる夢かもしれませんが、一つ一つコツコツと努力を重ねれば道は必ず開けるものと信じていますので、社員とともに追いかけていきたいですね」。（安東氏）

以前はSESとは別にWeb系システムの受託開発も積極的に手がけていた同社だが、現在はクライアントを大手芸能プロダクションなど一部に絞っている。これまで貯めてきた力を一気に自社パッケージの開発に注いでいく構えだ。
新メンバーを採用し組織体制を強化することで 同社はこの新たなプロジェクトに本格的に着手することができる。これからの第二創業期とも言えるフェーズを支えてくれるエンジニアの参画を強く待ち望んでいるところだ。

現役エンジニアである安東氏をはじめ、少数精鋭の技術スペシャリストたちが活躍するプロスペックス。

メインの取引先であるメガバンク系証券会社との信頼関係のなかで、フラットで自由な開発を任せられており、下請けではない当事者意識を持った開発に従事できるのが最大の魅力だろう。
これまでに90以上のシステムを開発している同社だが、その全てがスクラッチ開発。ただ仕様通りに開発するのではなく、企画段階からクライアントと意見を入念に交わし、ゼロから生み出していくやりがいは大きいに違いない。もちろん、自ら開発したシステムに対する声や評価もダイレクトにキャッチできる。

同社には、未経験で入社した若いメンバーも多い。ベテランエンジニアも在籍しているため、経験が浅くとも学ぶ意欲があればノウハウは盗み放題。一人ひとりに与えられている裁量も大きく、ただプログラムを書くだけではなく自ら提案できる機会が豊富にあり、実務を通してエンジニアとして着実に成長できる環境だ。

また、月に一度、安東氏と各メンバーとのOne on Oneミーティングが実施されており、一対一だからこそ話せるような困りごとや、スキルアップに関する悩み、キャリアプランなど様々な話をしているという。

「エンジニアにも様々なタイプがいて、幅広い業務経験を求めているメンバーもいますし、一つのことに集中して取り組みたいというメンバーもいます。小さなチームなので全て思い通りになるわけではありませんが、一人ひとりの得意分野をしっかりと見て、本人がやりがいや喜びをよりリアルに感じられるように役割を調整しています」と安東氏は語る。

極力残業をさせない仕組みを整えるなど、働きやすい環境づくりにも力を注いでいる同社。これは「限られた時間で質の高いものを作るのが一流」という考えに基づくが、メンバーのプライベートの時間を尊重するためでもあるという。
他にも、技術書・ビジネス書の購入費負担や資格取得支援制度をはじめ、近隣居住手当や温泉付きフィットネスジムの会費全額負担など、福利厚生が充実している。

そんな同社の求める人物像は、楽しんで勉強し新たなことを吸収していける人。また、フォローする体制がしっかりと整っているからこそ、分からないことを自ら積極的に相談してくれるような主体性のある人を求めている。

安東氏は最後に次のようなメッセージをくれた。
「当社は本人の意欲次第で活躍できるチャンスがたくさんあり、さらにこれから新たな挑戦が始まろうとしているタイミングでもあります。大きなやりがいを持って仕事に取り組むことができるはずです。とにかく技術が好きな方、その技術でプロジェクトを成功させてお客様の笑顔を見ることに喜びを感じられるような方にご参画いただきたいですね。
小さな会社ですが、入社したメンバーはみんな『想像していたよりもずっと良い職場環境だった』と言ってくれています。エンジニアとして心地よく働くことができて、一人ひとりが輝ける土壌があるので、是非、一度お話を聞きに来てください！」