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株式会社エクス

  • IT/Web・通信・インターネット系

生産管理システムのシェアはトップクラス! 製造業DXを牽引

自社サービス製品あり
シェアトップクラス
残業少なめ

企業について

株式会社エクスは、大阪に本社を置き、製造業分野に特化した事業を展開するIT企業である。大阪本社の他、東京、名古屋、福岡、沖縄に構えたオフィスに約120名の社員が在籍している。

製造業分野の中で同社が手掛ける事業は2つある。
1つは同社の創業事業であり、中核事業でもあるソリューション事業である。自社開発の生産管理システムパッケージ『Factory-ONE 電脳工場』のカスタマイズ導入と、それに付随したコンサルティングを行っている。『Factory-ONE 電脳工場』は、中堅・中小企業をメインターゲットとして独自開発された生産管理システムであり、国内屈指のシェアを持つ。中堅中小製造業向けの『MF』、大手製造業向けの『EX』、中小企業向けのクラウドサービス『ST クラウド』、さらに海外対応の『GL』などのシリーズを展開し、導入社数は約1,800社に達する。もともとは中小企業向けに開発されたパッケージだが、リーマンショック以降は、大手SIerを通じて大手製造業への導入も進んでいる。

最大の特徴は、業種や生産形態を限定しない汎用性の高さだ。電子部品などの加工組立から化粧品、食品などの装置産業、あるいは量産品から個別受注生産品まで1つのパッケージで汎用的に対応できる。特定顧客に向けて受託開発したプログラムを汎用向けに手直しするという手法を取らず、最初から汎用性のあるシステムとして独自開発を行ったことが幅広い業種に対応しやすいという特徴をもたらしている。また、中小企業を意識したシンプルなシステム構造と価格、業界唯一のオープンソース戦略によって導入のハードルを押し下げていることがシェアを拡大する大きな要因となっている。

2つ目の事業は、2015年にスタートしたサービス事業である。ソフトウェアの開発費を収益の核とするソリューション事業に対し、こちらはストック型の収益モデルだ。2015年7月、次世代のものづくりを支援する知的プラットフォーム『EXtelligence』と、そのプラットフォーム上で動く戦略的SCMサービス『EDIFAS』をリリース。『EDIFAS』は、低コストかつ短期間でサプライチェーンを構築できるクラウド型EDI(調達・購買)サービスだ。『Factory-ONE 電脳工場』以外の生産管理システムを導入している製造業も利用できる。

ドイツのインダストリー4.0、アメリカのインダストリアルインターネットなど、企業同士が繋がることで価値を高めるという世界の潮流は日本の製造業も飲み込もうとしている。10年前からその動きを意識して、研究を重ねてきた成果が『EXtelligence』や『EDIFAS』である。2017年2月には経済産業省の中小企業庁の『次世代企業間データ連携調査事業』に採択された。同社は、同調査事業の終了を経て本格的な販売に乗り出す考えだ。

エクス社の設立は1994年9月。代表取締役社長・抱厚志氏が創業者だ。他にSEが2名、スタッフ1名の合計4名でのスタートだった。抱氏は新卒で大手IT企業へ就職し、プログラマとして3年、営業として7年、合計10年間在籍。その期間中、最も数多く関わったのが生産管理システムの構築だった。そこでその奥行きの深さに魅了された抱氏は、生産管理システムを自らのライフワークと決めて起業を決意したのである。

当時はまだ、業務システムといえば、オフコンや汎用機と呼ばれる大きな機械で動かすのが主流の時代だった。生産管理システムは数億円もする高価なものであり、大手企業でしか導入されていなかった。そのような時代に抱氏は、中堅企業や中小企業をターゲットとした生産管理システムを構想し、実現したのである。

生産管理システムを導入するにあたって中堅・中小企業が抱える問題は、コストと人材の問題である。同社はこの2点を解決するために、Windowsを採用することでハードウェアのコストを下げ、パッケージ化することで人材の問題を解決した。

「私はWindowsを最初に見た時、これからはこれが主流になるだろうという予感を持ちました。業務システムにもいずれユーザーインターフェイスが求められる。キーの羅列からユーザーフレンドリーなインターフェイスになったことで、専門のパンチャーから現場がマウスを動かしながらキーを叩いて様々な情報をやりとりする時代が来ると考えました。また、Windowsに対応すればオフコンとは異なりメーカーを選ばないため扱っていただける販売店も増えると考えました」。(抱氏)

ただし技術的な障壁はあった。生産管理システムは巨大なシステムであり、当時普及していたWindows3.1のコンベンショナルメモリでは対応できないと言われていた。そこでまだ珍しかったクライアントサーバーと組み合わせ、サブルーチンで外出しにし、階層構造のプログラムにすることで"Windowsの限界"と言われていた壁を突破したのである。

設立から半年後の1995年2月に販売を開始した『電脳工場 for Windows Ver.1.0』は、当時最安値と言われていた製品の4分の1という価格を実現。その後も8年間は、コストリーダーシップ戦略を取ることで中堅・中小企業の市場で存在感を強めていった。

一方、4名の設立間もないベンチャー企業に生産管理システムのような重要なシステムは任せられないというユーザー企業も存在したことからソースコードを開放。誰でも自由にカスタマイズできるようにしたことで、さらに導入の敷居を下げた。

「ITとコンサルティングの融合こそが我々のノウハウです。情報社会から知識社会に変わっていく中で、プログラム自体にノウハウがあるという考え方は捨てました。我々が求めていくものは、情報技術による"顧客満足"ではなく、情報を知識に変えることで生まれる"顧客感動"です。プログラムソースは一つの形でしかないので公開し、それをどう活用するかに重きを置いた事業を行ってきました」。(抱氏)

設立から25年、ブレずに生産管理システムに特化した事業展開を行ってきた。IT業界では、生産管理は奥行きが深いため、いくらやっても儲からないと言われてきた。「医者と生産管理には手を出すな」という格言もあるほどである。実際、この間、競合となるパッケージベンダーは数多く出現したが、その多くは市場から退場を余儀なくされてきた。

その中で同社が事業を継続し、国内シェアトップクラスのポジションにまで発展できた要因は、志の強さにある。職種を問わず、ものづくりに対する情熱や夢を持った人材たちが集まり、顧客の声に耳を傾けながらいち早く製品化し、数々の顧客感動を生み出してきた。「現場のことが良く分かる」「逃げずにどこまでもやってくれる」これらが業界に定着した同社の評価である。

「弊社はどこのメーカーよりもお客様との距離が近くにいると自負しています。ITと製造業の間にボーダーラインを引いて、ITの側に立ってものを言うのではなく、我々はそのボーダーラインを越えて製造業に入り込み、お客様と一緒に考えてきた。それが弊社の特徴として根付いています」。(抱氏)

そのような評価のもとで順調に組織も拡大してきた。だが、その一方では変革も必要だ。設立から約四半世紀が過ぎ、エンジニアの質も、営業の質も、求められるものが変わってきている。製造業が活況を呈す現在、同社への引き合いは過去最高レベルにまで増え、社内は多忙を極めている。パッケージ開発に携わるSEやプランナー、顧客への導入を担うSE、さらに営業スタッフなど、幅広い職種を募集する中、期待するのは社内に新しい風をもたらしてくれる人材である。

「さらに言うなら、時間軸のトレンドを読んで、未来はこうなるだろう、こうあるべきだと自分でビジョンを描いて仕事ができる人材を育てなければいけないと考えています。自分たちがトレンドを作っていくという勢いと志を持った人材が必要なのです。弊社の規模感、業界におけるポジション、企業文化などの面から、そのような自己表現がしやすい環境にあります」。(抱氏)

現在約100名。200名に増えたとしてもコンパクトな規模感だ。なおかつ業界シェアもブランドも確立されている。社内は自由な雰囲気で、経営者との距離も近く、こんなことがしたい、あんなことがしたいという話もできる。スタートアップとは違い、しっかりした経営基盤もある。豊富なリソースを利用しながら、ベンチャーマインドを発揮できるという環境は大きな魅力だ。

「もっともっと新しい、こんなものがあれば良いのにという想像力を大事にしたい。既存の常識の枠にとらわれず、あったらいいなと思ったら行動に移せる。そういう企業でありたいと考えています」。(抱氏)

社員は抱氏の元同僚から、新卒で入社した人材まで幅広い年代に跨っている。そこに迎える人材に対しても、成長意欲さえあれば、実務経験数年の若手から、実績豊富な即戦力まで幅広い層を受け入れる構えだ。産休や育休などの制度もしっかり整備されており、性別も関係なく活躍できる環境である。

同社の事業は、明治維新以来、日本を支えてきた製造業の未来を支えるという意味でも、非常に大きなやりがいが得られる事業だろう。大きな志を持つ人こそ要注目の企業だ。

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インタビュー

株式会社エクスのインタビュー写真
代表取締役社長 抱 厚志氏 1960年7月生まれ。大阪府出身。同志社大学文学部社会学科卒。1985年4月、旧三菱事務機械株式会社入社。プログラマ、営業として約10年間、生産管理システム構築に従事。1994年9月、株式会社エクスを設立し代表取締役社長に就任。格闘技、音楽、読書など多趣味。読書は特に歴史小説を好む。現在、熱中しているのは打ち込みによる曲作り。「関西を元気にする会」副理事長、同志社大学産学連携支援ネットワーク理事なども務める。

── 多様性のある生産管理システムという分野で、約四半世紀もの間、存在感を示し続けられた要因は何でしょうか。

どこのメーカーよりも、うちはお客様との距離が近かったんだと思います。お客様の声に耳を傾けながら、ヒントを得られればそれをいち早く製品にしていく姿勢はどこよりも持っています。ITの側から、出来るか出来ないかで考えれば、出来ないことの言い訳しか出てきません。しかしお客様は達成したい目標があるわけです。エクスの特徴は、そういうところまで踏み込んでいくということにあると思っています。

生産管理システムは、トップ、ミドル、現場の3つを向いて考える必要があります。それを現場のオペレーションだけを見て、ITの理論で「出来る」「出来ない」と論じているのでは、問題は... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社エクス

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
自社サービス製品あり、シェアトップクラス、残業少なめ
資本金

1億円

設立年月

1994年09月

代表者氏名

代表取締役社長 抱 厚志

事業内容

■生産管理パッケージ(Factory-ONE 電脳工場シリーズ)の開発・販売
■製造業向けクラウドサービスやプラットフォームの提供
■デジタルトランスフォーメーション(DX)関連サービスの開発、提供
■システム導入コンサルティング
■ユーザー向けカスタマイズソフトの設計・開発・稼動支援・保守サービス
■製造業向け各種ソリューションの提供
■広域東大阪圏のビジネス&カルチャーニュース「東大阪経済新聞」の運営

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

124人

平均年齢

38.5歳

本社住所

大阪府大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー20F

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