株式会社シンク

株式会社シンクは、国内の主要広告代理店からの厚い信頼を受け、事業を拡大し続けているWEBサイト制作会社である。2006年11月に大阪で創業し、2014年には東京オフィスを開設。2拠点体制になってからは急激に業績を伸ばし始めている。その間、組織規模も一気に拡大しており、東京進出前は10名程度だった社員数が、2022年1月現在では2拠点合わせて約50名にまで増加している。

今後のさらなる飛躍に備え、制作を担うWEBデザイナーやフロントエンドエンジニア・コーダーを中心に、案件の発生から納品までを管理するWEBディレクターや、企画営業を担うWEBプロデューサー・プランナーといった幅広いポジションの採用に積極的に取り組んでいるところだ。

同社の主要取引先には、国内の主だった広告代理店が軒並み顔を揃えており、製薬、ウェディング、眼鏡、家電、食品、旅行、公共交通、行政、芸能プロダクションなど、業種業態を問わず、様々な大手広告主のキャンペーンを始めとするプロモーションサイトをメインとした制作実績を築いている。

最大の強みは、企画からディレクション、デザイン、コーディング、システム開発に至るまでワンストップで対応できる社内体制だ。クライアントである大手広告代理店からの引き合いに応じて企画立案から加わり、代理店とともに広告主へ提案。受注に至った後は、ディレクターと制作チーム、エンジニアが一体となって制作を進めている。

「弊社は、クライアントからも、WEBサイトを訪れる一般消費者からも、成果物の品質で評価されることを目指して事業に取り組んでいます。世にないものを生み出したい、しっかり魅力が伝わった上で面白いものを作りたい。全員がそのような考えの下で働いています」（東京代表・神行氏）

新しい情報のキャッチアップに積極的に取り組むことも、トレンドに敏感な広告代理店に必要とされ続ける1つの要因だ。制作チームが中心となって外部研修に参加したり、社内勉強会を開いたりして新しい情報を取り入れ、社内で共有し企画提案に反映させる。新しい技術を導入することは、業務効率の向上にもつながる。

シンク社はWEB系のシステムエンジニアだった代表取締役・中田紹仁氏を含めた3名で創業した会社だが、現在、在籍しているのは、中田氏を除いて全てが2012年以降に参画したメンバーである。東京を統括している神行氏の入社は2013年だ。中田氏や役員は30代後半、社員の平均年齢は30歳前後と、10年以上続く企業としては若い組織となっているのである。

その若い組織をマネジメントする上で中田氏らが掲げてきた事業方針は“楽しくやる”ということ。誰もが知っている有名な企業やブランド、商品のプロモーション案件に携わる機会が多い大手広告代理店との取引を積極的に拡大してきたのも、「より良いものを作り、より多くの人に見てもらいたい」という多くのクリエイターに内在する欲求を満たすためである。創業期からしばらくの間は京阪神地区の中小零細の案件を中心に手掛けていたが、一部、広告代理店からの案件を手掛けながら制作のレベルを向上させ、同時に取引する代理店の数も増やしていった。

大手広告代理店との取引が増えるにつれ、営業、ディレクション、制作、それぞれの部門で人材の増強、レベルアップが進み、関西地域の広告代理店との間では安定した取引が行えるようになっていった。そして2014年、満を持しての東京進出へと至ったのである。

東京では、大阪のマーケットで培ったサービス力とコストパフォーマンスの高さを武器に存在感を高めてきた。常に不足しがちなクリエイターやエンジニアが、大阪で確保し育成することができていたことも競争力に繋がった。そして案件の増加に合わせて人材を補強しながら現在へと至っている。

「現在、東京での案件を中心に安定的にお声がけいただけておりますが、社内のリソースが不足しています。まだまだ開拓できる余地はあるので、さらに制作チームのレベルアップを図り成長を加速させたいと考えています」（神行氏）

一方、中長期的なビジョンとして、新ビジネスも展開中。同社はこれまでに数々のキャンペーンサイト構築してきた実績を持つ。そこで蓄積してきた知見を集約し、一般企業や広告代理店がプロモーションに活用できるようなツールとしてパッケージ化し、自社サービスとして提供中であり、更に今年からは新たなサービスも展開しております。

同社で働く魅力は何といっても、携わる案件の質である。地域密着型の、限られた範囲でだけ見られるようなWEBサイトではなく、全国ネットで流れるTVCMやイベントと連動したり、有名タレントをモデルに起用したり、より多くの人々の目に触れる機会が多いプロモーションに関わることが出来る。トレンド志向の強いクライアントの仕事を通して、最新の情報、最先端の技術に触れたり、試したりする機会も多い。制作系の職種のメンバーの多くは、前職で小規模サイトの制作に携わる中で、よりデザイン性を極めたいという意欲を持って同社の門を叩いた人材が多い。

また、同社では広告代理店に提案する企画を立案する際には、プロデューサーやディレクターだけではなく、デザイナーやコーダーなども交えてブレインストーミングを行う。メジャーな案件に企画段階から携わり、自分の経験やアイデアを生かして直接影響力を持つことが出来ることも、クリエイターにとっての大きな魅力だ。

同社の社員は全員が中途採用で入社している。社風はフラットそのもので、上下関係はない。むしろ若い社員の力を引き出すことを意識してマネジメントしている。

「シンクは面白い会社だと思います。ものつくりに関しては自由に自分の意見が出しやすい環境です。新卒採用はしていないため教育のスキームを確立しているわけではありませんが、皆でスキルアップに取り組んでいます。この数年間は急成長により変化の激しい社内状況が続いておりましたが、今は落ち着いてきました。現在の課題は、クライアントの要望により高いレベルで対応するための体制づくりです」（制作マネージャー：濱田氏）

部門によって補強すべきポジションは異なるが、特に濱田氏がマネジメントを行うクリエイティブグループでは若いチームのリーダーとして活躍できる経験豊富な人材に期待する。将来は幹部として活躍して欲しい考えだ。一方、全ての職種、ポジションに共通して重視しているのはコミュニケーション力である。部門を超えてディスカッションをしながら仕事を進めるには最も重要な能力だ。

年に1回の社員旅行（2019年は台湾、2018年はタイ ※コロナ禍により直近の2年間は未実施）、バーベキューなどのレクリエーションなどオフタイムの交流も盛んだ。有志で集まってスポーツイベントを行うこともある。平均年齢の若さもあってアクティブな社風である。

「代表がよく言っていることは“とにかく楽しく仕事をしよう”ということです。制作者が楽しまなければよいものは作れません。そのために環境整備も順次進めているところです。これから参画しても十分に活躍できるチャンスのある会社です。意欲ある方のご参画をお待ちしています」（神行氏）

WEB業界にいて「よりスケールの大きな世界を経験したい」「自分の型を破りたい」と考えているなら、迷わずチャレンジしたい会社である。