社員の9割がエンジニア。お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援する、プロフェッショナル集団。
"デジタルトランスフォーメーション”、“アジア"をキーワードにサービス・ソリューションを提供しているアジアクエスト株式会社。2012年に設立され、東京、福岡、大分、インドネシア、マレーシアにオフィスを構えるベンチャーだ。社員の9割がエンジニアで、技術駆使して企業のデジタルトランスフォーメーションを支援している。
国内では現在約200名の社員を抱え、Webシステム・ネイティブアプリ開発や、クラウドを始めとしたインフラ構築サービスなどのSI事業と、AI、IoTなど最新の技術を駆使し世の中にイノベーションを起こすための研究開発を行っている。
Webシステム開発においてはフルスクラッチでの「ECサイト構築ソリューション」「CMSサイト/BLOG構築」「会員サイト/コミュニティサイト構築」「Webキャンペーンシステム構築」などの受託開発実績がある。さらにスマートフォン/タブレットアプリ開発においては、「ソーシャルメディア連携アプリ」「ECショッピングアプリ」「カタログ・ディスプレイ用業務アプリ」「接客・カウンセリング用業務アプリ」「営業支援・SFAアプリ」などを手掛けている。
Webシステム・アプリ開発は受託が5割。幅広い領域・規模の案件があり、提案~開発~運用までワンストップで対応可能だ。
インフラ構築サービスでは、AWSやAzureなど主要なクラウドサービスの設計、環境構築、オンプレミス環境からの移行のサポートが中心。クラウド、サーバー、ネットワーク、ストレージ、仮想化環境など、顧客のITインフラ環境を構築~移行~運用管理までサポートする「マルチクラウドマネージメントサービス(まるクラ)」の提供も行っており、自社サービス運営を通じたクラウドや仮想化案件に強みがある。SESでの設計構築案件では、大手Sierとの直取引案件が9割以上を占める。
そして2017年からは、AIやIoTといった先進技術を用いたプロジェクトや研究開発を積極的に行っている。ビーコンなどの各種センサーを活用し、情報配信・位置情報の取得を行い、ビーコン・ゲートウェイ・クラウド・モバイルを連携し、取得したデータの分析も行うワンストップソリューション(IoTプラットフォーム)の「beaconnect plus」を運営する。勤怠管理の自動化や、モノの所在管理、工場での工数管理やスマート農業の支援など幅広い領域でサービスを提供している。
また、インドネシアとマレーシアに現地法人を有し、日系企業や現地財閥企業に対してシステム開発やWEB制作ソリューションを提供している。インドネシア支社ではWebメディアの運営も行っている。インドネシア人スタッフが編集する、インドネシア人をターゲットにした訪日観光情報サイト「Jalan-Jalan ke Jepang」などのインバウンド観光客が利用するWebサービスだ。
今後は日本でサービス開発を進めているAI・IoTソリューションも現地で提供していく予定である。
アジアを舞台にIT領域でイノベーションを起こすために設立。
同社代表取締役の桃井 純氏は、学生時代に起業を経験した後、ソフトバンクに入社しインフラエンジニアを務めた。その後、ITおよびCRM分野での起業を経て、2012年にアジアを舞台にIT領域でイノベーションを起こすために同社を設立した(インタビュータブ参照)。
企業理念は、「時代の変化の中に、無限の機会を見出し、そこに価値を提供していくこと」。その思いについて、桃井氏は次のように語る。
「凄まじい速度で技術は進化しており、技術の進化によって人々の生活や働き方は今まで以上に大きく変わっていきます。また、世界を取り巻く環境や、国内の人口構成も深刻なほどに大きく変化していきます。この激しい変化の時代において、私達はいかなる変化もポジティブに受け止め、変化の中にチャンスを見出し、そこに適切な価値やサービスを提供していくことで、変わりゆく時代をより素晴らしくより快適なものにしていきたいと思っています」(桃井氏)
この理念を実現させていくコアバリューとして、同社は次の3項目を掲げている。
【Professionalism】
ITプロフェッショナルとして技術研鑽に励み、常にお客様の期待を超える価値を提供してまいります
【Venture spirit】
型にはまらない自由な発想と無限の好奇心をもって、挑戦を続けます
【Engagement】
お客様との絆、社会との絆、共に働く仲間との絆。私達はなによりも絆を大切にしています
また、行動指針は次の3項目となっている。
・Beyond 100% - 期待値を超えろ
・Out of the box- 常識を疑え
・For others - 誰かのために考え、動け
今後も“デジタルトランスフォーメーション“や“IT”をキーワードに、BtoBをメインの領域としてサービス・ソリューションの開発、提供を続けるとともに、AI・IoT・クラウド領域でイノベーションを起こす。そして、この領域でアジアのリーディングカンパニーを目指している。
企業カルチャーは「社員の“やってみたい”を叶える」
2020年、同社の社員数は200名。平均年齢は32歳だ。
企業風土や企業カルチャーとしては、まず「社員の“やってみたい”に出来るだけ寄り添う」がある。 「リモートワークをしたい」「海外で働きたい」「新サービスの立ち上げを経験したい」「バックエンドからフロントエンドにキャリアチェンジしたい」 「営業にキャリアチェンジしたい」など、これまで多くの“やってみたい”を実現してきたという。
人材育成においては、若手社員や未経験レベルからの個別のスキル状況に合わせた教育体制を整備している。スキルやキャリアプランを考慮し、ベテラン社員の下で実務や社内のカリキュラムをこなして徐々に実装経験を積むことをはじめ、未経験言語の場合は先輩から課題を出してもらいコーディング練習をするなど、一人ひとりに合わせた教育が徹底されている。さらに、希望者には海外研修制度も用意されている。
また、外部講師や社員が講師となる勉強会が週に一度以上の頻度で実施されているほか、Slackのチャンネルを通してベテランから初級者まで、お互いに刺激し合いながら、エンジニア主体で成長できる環境がある。
社員の親睦を深める機会としては、月1度の定例会のほかさまざまな機会が豊富に設けられている。野球部やフットサル、サバゲーやボドゲ、バイク、皇居ラン、将棋、登山、謎解きゲーム、読書会など様々なクラブ活動があり、社員同士での交流もさかんだ。また、そのほか、社内のカフェスペースでケータリングをとりLT会を行ったり、流行りのゲームを大きなスクリーンでプレイする大会なども行われている。
なお、平均残業時間は月13.5時間程度。同社が求める人物像は、「主体的に行動できる人」だ。
「“やってみたい”という思いが叶う会社です。ぜひ、あなたの“やってみたい”を聞かせてください」と桃井氏は呼びかける。