株式会社リンクアット・ジャパン

1999年に大手プロバイダー出身者が集まり、設立された株式会社リンクアット・ジャパン株式会社。
同社はＩＴ技術を用いた業務を請け負うアウトソーシング事業・ＷＥＢ制作のコンサル事業・レンタルサーバー事業、システムインテグレーション事業の四つを柱に行っている。
「元々は人材のアウトソース事業・WEB制作のコンサル事業の両輪で事業を行っていました。2000年代前半はサーバー運用の部分は他社に任せていたのですが、料金が高い割には、質が非常に悪く、効率が悪かったのです。それであるならば、自社でサーバーを作ってしまったほうが効率的だということで、レンタルサーバー事業にも参入（2003年）したのです。」と作田氏は言う。
このレンタルサーバー事業を行うことにより、ＷＥＢ広告の提案・製作、さらには完成した後の構築・運用・保守の全てをトータルでソリューションを行うことが可能になったのである。
ＷＥＢ制作だけではなく、サーバーやネットワークなどのインフラ周りの事業も同時にサポートできるというのが同社の強みであり、特徴である。
サービス開始当初は、街の美容院や居酒屋などが顧客の中心ではあったが、今では大手企業の製品のＨＰ製作などにも関わっており、同社のサービスとＷＥＢ制作の質・スピードが評価され、紹介が紹介を呼び、着実に顧客を増やしている。

「我々が事業を立ち上げたのは、1999年。時代の流れもあり、IT業界はリストラが非常に激しかった時代です。特に技術者に関しては50歳定年説というのが出回り、業界の速さについていけず、必要なくなったら社員をリストラするという、先を見据えてない経営に非常に疑問を感じたのです。当社はそうではなくて、先を見据えた経営をしっかり行って社員が「働きたい」と思う限りは、働き続けられる会社を創っていきたいと思ったのです。」と作田氏は語る。
そのために、同氏は20年・30年先を見据えて、新しい事業を展開させ、現在では中小規模の企業としては特異である「アウトソーシング事業」「クリエイティブ事業」「Pitsev事業」「システムインテグレーション事業」と、ITのおけるほぼ全てのフェーズを担える会社を作り上げた。
社員の提案から始まった事業も多く、現在も海外製品やサービスと組み合わせた独自の商品を開発中だ。
さらに同社は、社員個々がスキルアップを図れるように工夫している。「当社はアウトソーシング事業において、上流から下流までの様々な仕事を経験することが可能です。したがって、配属先もなるべく個々の希望・スキルに合わせながら、決めています。また、常駐型の勤務体系で働いていた社員でも、新たな製品の開発に携わるなど、自社内で様々なキャリアステップが可能なのです。自分のキャリアアップに努力を惜しまないような人材と働きたいですね。新規事業に関しても、当社は役員プレゼンが通れば、すぐにでも動き出すことが可能です。自分でなにかやってやろうと思っている人に、入社して実現してもらいたいです。」と作田氏は結んだ。