“安い沖縄”ではなく“クオリティが高い沖縄“というブランドをつくる
【握手する手】
多様化するサイバー攻撃の脅威から、お客様に安心の手を差し伸べたいという思いと、使命を共にする仲間と手を取り合い、互いより良き人生を目指したいという2つの思いが込められています。
『社員は人格者であることを心掛け、社内外のコミュニケーションを豊かにする』
『社員が家族に誇れる会社となる』
サイバー攻撃の高度化やIoTの広がりにより、企業のセキュリティに対する意識は年々高まっている。それにつれてSOC(セキュリティ・オペレーション・センター)による運用監視サービスが注目を集めている。しかしセキュリティを担える人材は全国で8万人不足していると言われており、課題も多い。(IPA調査)そんな業界のニーズに応えるべく設立されたのが株式会社セキュアイノベーションだ。
沖縄県初のSOCの立ち上げや監視システムの開発等にはじまり、セキュリティ診断サービスやWAFの自社ブランド展開、エンドポイント製品の研究開発・製品化など、沖縄にとどまらず日本全国、アジアに向けて多様な情報セキュリティ関連サービスを展開している。
代表取締役の栗田氏は2004年にWEB制作やシステム開発を手掛ける企業を沖縄で立ち上げ、約11年間代表取締役として活躍してきた。そんな栗田氏が日頃から抱いていたのが、“沖縄のITのレベルを高めたい”という想いだった。
「“安いから沖縄”ではなくて、“高くても沖縄、クオリティが高いから沖縄”と言われるようになりたいといつも思っていました。県内ではまだ少ないセキュリティの仕事を立ち上げて、ITのレベルを一歩でも二歩でも高めていければと考えたのです」(代表取締役 栗田氏)。
その後、情報セキュリティ専業で20年近くの実績を持つ上場企業の株式会社セキュアヴェイルと縁があり、起業のチャンスが巡ってきた。そして2015年、セキュアイノベーションはセキュアヴェイルと県内企業等の共同出資により設立された。
「技術力と品質が高い沖縄を目指し、サービス力の向上はもちろん人材育成にも力を入れています。最先端のITビジネスを興して日本やアジア、そして世界へ発信していきたいですね」(同氏)。
世界的に需要が高まるセキュリティ市場に向けて、沖縄発・世界への挑戦は始まったばかりだ。