技術力と実績はグループ内外で高評価。一括請負プライム開発と自社サービスで数々の実績
新宿6丁目の超高層ビル、新宿イーストサイドスクエアに構えるオフィスを訪ねると、広々とした受付には、M-SOLUTIONSが開発・販売しているiPadでの受付アプリSmart at receptionで受付ができるようになっている。
「グループ内で、本当に開発の最前線を担っている会社というのは、あまりありません。SBテクノロジーはどちらかというとプロジェクトマネジメント的なとりまとめの立場にあります。その点、我々はコンサルティングや要件定義といった上流工程から実際の開発、テスト、運用までを一貫してできる体制を持ち、その技術力と実績は、グループの中でも定評があります。なので、グループ内でシステム開発をしたいというときには、我々に声がかかることが多いですね」。
こう話すのは、M-SOLUTIONSのCEO 植草氏だ。
現在、グループ内の仕事とグループ外の仕事の比率は概ね7対3。受託でWebシステムやスマートフォンや各種デバイス向けのアプリケーションを開発するほか、自社サービスも幅広く手がける。約60人の少数精鋭だ。
この規模のSIerと言えば、人材をプロジェクトに提供するSESサービスを経営の屋台骨に据えている会社が多いが、同社の場合、それはほぼなく、お客様から受注したものを自社内で開発する受託開発がメインだ。豊富な実績とノウハウを持ち、それらを結実させた自社サービスも多数そろえる。
現在、注力している自社サービスが、『Smart at(スマートアット)』だ。受付、イベント対応などのメニューをそろえ、まさにタブレット端末でワークスタイルをスマートにするというもの。
既に大手企業などでの導入が進んでいるほか、問い合わせも多い。受託開発に加えて、このように強力な自社プロダクトも持ち、持続的な成長を狙う。