大人気アニメゲームのヒットに伴い、事業成長・組織拡大に向けて前進中!!
株式会社ディ・テクノは、パチンコ・パチスロ遊技機の開発・製造・販売や、ホールの経営を行うDaiichi(株式会社大一商会)グループのWeb事業会社として2008年12月に設立された。
以前は外注していた、Daiichi公式ガラケーサイト「Daiichi777」を自社運営するところから事業がスタート。その後もDaiichiグループのさまざまなWeb事業、たとえば「CR哲也実機シミュレーター」「収支帳アプリ」「パチスロひぐらしのなく頃に実機シミュレーター」といったスマートフォンアプリの開発など、パチンコに関連した事業を行ってきた。
そんな同社が、今、転換期を迎えている。Web事業部/執行役員の寺部明伸氏に伺った。
「従来は、Daiichiの資産をもとにしたサービスの開発・運営がメインでした。そこから、パチンコ業界全体を活性化させようということで、Daiichiブランド以外のパチンコ関連サービスを立ち上げ、事業を拡大していきました。そして今後は、Web事業をDaiichiグループの収益の柱に成長させるために、パチンコ業界の枠にとらわれない新規事業の立ち上げを行っていこうと考えています。2015年にリリースしたTVアニメ「おそ松さん」のゲームアプリはそのような新規事業開発の一例で、当社の利益に大きく貢献しました。2017年もおそ松さんのゲームアプリを2本、人気IP「Fate」のキャラクターを使用したアラームアプリを1本、キャラクターグッズの販売サイト「WEBくじ」の立ち上げなど、新規事業開発を加速していきます。」
現在は複数の新規ゲーム案件が準備中だ。得意分野であるエンターテイメント系のサービスを主体に、積極的な新規事業開発を進めている。
寺部明伸
親会社の資金が潤沢。さまざまなIPを使った企画立案が可能!
ディ・テクノの強みとして真っ先に挙げられるのが、資金が潤沢であること。母体となる大一商会からディ・テクノへの積極的な投資が行われている。
「新規事業を開始させるにあたり、資金が潤沢であることは大きな強みですね。いろいろな挑戦が可能になります。パチンコメーカーとして機械販売事業が既に柱として成長していて、しかも資金面で余裕がある今のうちに、次の柱となるWeb事業を立ち上げて軌道に乗せておきたいと考えています。」(寺部氏)
「これまでも新規事業を提案して実現できることがとても多かったですね。受託業務が中心の会社さんやITベンチャーと比べてその資金面の差は歴然だと感じます。審議も通りやすく、決断も早いので、いろんな提案ができる会社です。」(Web事業部・井上健太郎氏)
親会社との関係で言えば、大一商会が製品として世に送り出していくパチンコ・パチスロ機種があるため、それらIPをうまく活用し、コンシューマー向けのさまざまな企画を立てられる点も魅力だろう。
もう一つの強みとしては、現在の社員数が16人ということで、少数精鋭ともいえる組織である点も見逃せない。一人ひとりの裁量の範囲が非常に大きく、しかも風通しのよい組織で意見も通りやすいため、社員は口をそろえて「働きやすい環境」と語ってくれた。
「今後予定している新規事業の開始も、これから入ってくる人たちにとっては大きなチャンスになるはずです。」(寺部氏)
さまざまな事業を行っていくにあたっては、自社ビル内にグループ会社が集まっている点も、働きやすさを助長している。パチンコのライセンスを統括している部門や、キャラクターグッズの製造・販売をしてる会社など、別会社という垣根を超えて、フラットな関係で情報が入ってくる。パチンコ好きが多いため、共通の趣味の話題で盛り上がることも多く、社内は賑やかな雰囲気だ。普段から意見交換は活発に行われている。
「当社のメンバーは、前向きで新しいチャレンジをしていく意欲がある人が多いですね。ですから、たとえ技術者であっても『事業を一本立ち上げてみるぞ』というような積極的な方だと、一緒に仕事がしやすいと思います。」(寺部氏)
失敗しても次につなげられるのであれば、チャレンジそのものを高く評価する社風がある
ディ・テクノの特徴の一つが、職種によって人事評価内容を変えている点。プロセス評価・目標達成度評価と360°評価を軸に、技術職であればプロセス評価・目標達成度評価の割合を大きく、ディレクター職であれば担当プロジェクトの売上評価を加えるなどの変化をつけている。「上司からの不透明で一方的な評価ではなく、納得感のある人事評価制度を目指しています。何をすれば高評価が得られるかが分かりやすいので、社員たちのやる気にもつながっています。」と寺部氏は語っている。
給与制度では、業績次第で決算賞与を出すという制度もある。ディ・テクノ自体が独立採算だからこそ可能な制度で、積極的に社員に分配していきたいと考えている。実際、2016年度は好調な売上により社員全員に決算賞与が支給された。
「しがらみがなく自由で、やりたいことができる会社です。しかも資金力がある分、余裕もあって、失敗しても次に繋げられればチャレンジを評価する環境が整っています。」(寺部氏)
現状では、教育制度が整えられているわけではない分、自分から仕事を探していける人が望ましいという。それは、言い換えれば「自分で業務環境を作っていける」ということでもあるため、現状に何かしらの不満がある人にとっては、働きやすい環境が用意されているといってもよさそうだ。
「もし今の会社に対して、自分の技術が認められない、やりたいことができない、評価に納得がいかない、といったような不満があるのであれば、うちで働いてみてほしいです。いずれは『ディ・テクノといえばこのサービスだよね!』と皆に言われるようなものを一緒に作りたいと思います。」(井上氏)
潤沢な資金のもと、新しいチャレンジが推奨される環境で自分の力を試したいなら、ぜひ挑戦してほしい。