la belle vie株式会社とは~
日本最大級の「GLADD」を運営するGLADD株式会社とNY発の「GILT」を運営するギルト・グループ株式会社が2019年1月に合併し、「la belle vie 株式会社」が誕生しました。フランス語で、「美しい生活」という意味があり、友人との楽しい時間を過ごしている時や、幸せを感じた時など、人生を楽しんでいると感じる瞬間に使われる言葉です。
「私たちはフラッシュセールというサービスを通じて、お客様にとっての“la belle vie”な時をサポートしていきたい」という願いを込めて社名としました。
今回の合併により、2つのサービスを合わせると、会員数500万人以上、月間アイテム販売10万点以上、年間200億円規模となり、la belle vie 株式会社は国内最大手のフラッシュセールサイト運営会社になりました。今後は精度の高いデータ分析や、サービス向上をスピーディーに行うことで、両サイトの販売力をさらに高めていき、将来的にはNo.1 在庫ソリューション企業を目指して、次世代のショッピング体験をデザインし、お客様とブランドの双方に更なる相乗効果をもたらすようなサービスの展開に努めていきます。
~フラッシュセールとは~
フラッシュセールサイトとは、元々はヨーロッパで高い成長率で伸びているビジネスモデルで、クローズドの会員限定・期間限定のプライベートセールをインターネット上で行うというものです。
海外で成功していたビジネスモデルを日本仕様にアレンジしてビジネス展開しているサービスとなります。
GLADDは、ブランドからの仕入れ(買い取り)も一部ありますが、基本的には在庫を持たない形をとっています。
アパレル各社の商品をサイト上で掲載し、セールを締め切った段階で各社に発注して在庫を取り寄せ、顧客に発送する仕組みをとっています。
この手法をとることで、ブランド側は不良在庫を処分できることがメリットとなります。運営する側としては、基本的に在庫リスクを負う必要がなく、両者にとってメリットが生まれます。
買取の場合は、定価の10%前後となりますが、その分思い切った価格設定ができるため、より在庫ははけやすくなる仕組みをとっています。
そしてフラッシュセール最大の特徴は、掲載履歴を残さずセールができることです。
ブランドイメージを担保するためには、低価格での打ち出しという手法はプラスを生みません。そのためブランドイメージを損なわないような販売方法で、商品政策や在庫を効率化する機会を提供し、お客様(消費者の方々)には数日限定でのセールを行うことでお得感を感じてもらい、購入しやすい状況を生むことができます。
ただし、近年では言うまでもなく、アパレル中心の専門ECサイトの規模は拡大しており、ファッション業界では存在感が高まっています。自社でECサイトを運営するアパレル企業も増えてきています。
今後フラッシュセール事業が成長していくには、単なる在庫消化の場ではなく、顧客開拓の場としてブランド側に寄り添ったソリューションをを提供していくことが不可欠だと感じています。
~それぞれのサイトの特徴~
GLADDの大きな特徴として、取り扱うアイテムの幅広さがあります。
商材はアパレルがメインですが、ライフスタイル全般(バッグやシューズ、ジュエリー、アクセサリー、時計、化粧品や香水、ホームキッチン、コスメ、子供服などのほかに、スウィーツなどの食品やワインといった嗜好品)も提供しています。
会員数は現在約260万人強となっており、女性ユーザーが多いサイトとなっています。
GILTにおいてはラグジュアリー系のアパレル商材をメインに、高級スパや歌舞伎/演劇といったエンターテインメントのチケッティングなども取り扱っています。また、最近ではTravel事業としてラグジュアリー/リゾート系ホテルの宿泊チケット販売というカテゴリーの展開をスタートさせました。
現在の会員数は240万人強ですがGLADDに比べ男性ユーザー層が多かったりと、幅広い世代に多様なカテゴリーを楽しんでいただけるサイトとなっています。
どちらのサイトも入会費、年会費は一切かからず、ファッション業界出身のMD/バイヤーが厳選したアイテムを最大90%OFFで購入できる期間限定のセールを展開する仕組みとなっています。
またサイト会員数に関して、オーバーラップしているのは20%ほどとなっていますので、ありがたいことにどちらのサイトにもファンの方々がいらっしゃいます。そのため基本的には両サービスを継続及び進化させ、お客さまの購買体験をそれぞれ最適化していこうと考えています。
labellevieのミッション
今はフラッシュセール市場ですが、目指す所はナンバーワンの在庫ソリューション企業としています。
そのため、フラッシュセールを強化しながら、新たなソリューションも積極的に広げていきたいと考えています。
ブランドにとってla belle vieをご利用いただく最大のメリットは在庫消化です。お取引のパターンとしては委託と買取の2種類があり、いち早く在庫を消化したい場合は買取、セレクトショップに卸すように計画的に販売したい場合は委託といった形で、ブランドの状況に応じてお取引をするのがベストです。GLADDは90%以上が委託でのお取引、一方のGILTは買取割合が40%ほどあったので、ここでシナジー効果を生むことができると考えました。
ブランドに対してベストソリューションがご提案できれば、GLADD、GILTともにサービスの質が上がります。具体的にはより良い商品をより多く取り扱うことができ、それはすなわち、消費者のみなさまにとっても大きなメリットになると考えています。
今後の課題は「性別・年齢・価格帯・全カテゴリーでの力量アップ」と考えています。
2サイトで同一ブランドを相互に販売し、よりアクティブ会員化と在庫消化のスピードを高め、既存顧客のLTV(顧客生涯価値)向上に力を入れて、幅広いブランドの活用を促すこととしています。
“成長をとめない黒字化”を目指し、両サイトのシステム統合をし業務効率化、自動化を進めていきます。そしてデータ活用をし、それぞれのサイト会員のKPIを細かく分析し提案制度を高めていこうと思っています。