時代を先読みしたIP/インターネット電話サービスを提供し続け、その先進性と高い技術力に定評のあるエニーユーザー株式会社。代表取締役社長の宮町氏が電話回線にインターネット網を利用する技術、VoIP(Voice over Internet Protocol)の将来性にいち早く着目し、2002年7月に立ち上げた企業である。2002年といえば、日本ではまだIP電話という言葉さえほとんど認知されていなかった頃だ。<br /><br />「当時、韓国などではすでにIP電話はかなり普及していました。そういった状況を鑑みて、日本でも既存の電話回線からIP電話への移行が進むことを予測し、IP電話をターゲットとしたビジネスをスタートさせたのです。早くからIP/インターネット電話に関する研究・開発を進めたおかげでノウハウの蓄積をすることができました。このノウハウの蓄積があってこそ、高品質かつ先進のIP/インターネット電話サービスが提供できるわけです」<br /><br />PCフォン事業部マーケティング部長である渡辺貴代美さんは、この早期の決断が現在の成功のカギになったと語る。<br /><br />渡辺さんの言葉どおり、PBXなしで利用できるIP電話「のぞみ電話」、法人向けIP電話サービス「Anytellandreg;(エニテル)」、世界最小USBメモリ型IPフォン「アィムフォン」、無料パソコン電話「freep(フリープ)」など、エニーユーザーは斬新かつ利便性の高い製品を続々とリリースしている。そして、2006年末までには無線LANを通じて使える画期的な技術を盛り込んだIP電話を本格販売することも先日発表したばかり。すでに、各方面から大きな期待を寄せられている製品だ。