電通が出資するベンチャー企業。スポーツ競技団体などへITシステムやコンサルティングサービスを提供。
2010年に株式会社電通と株式会社クララオンラインの合弁会社として生まれた株式会社ITスポーツソリューション。
代表取締役社長の石元龍太郎氏は大学卒業後、株式会社電通に入社。営業マンとして活躍した後、社内の新規事業コンテストを通じて同社を設立した。
事業を立ちあげた経緯について、石元氏は次のように語る。
「インターネットの普及は、スポーツ業界に対して『する』、『見る』、『支える(育てる)』という全ての領域において大きな影響を与え始めています。その一方で、スポーツ団体の業務システムは一般的な企業と比べると遅れていて、アナログベースの管理が中心。複雑なデータ管理や多様な情報端末・メディアの対応といった課題があるのが現状です。
『スポーツに携わる方々が、競技力向上やエンターテイメント性を高める企画などの業務に集中できるような環境をITを使って実現したい』。そんな想いから、この事業を立ち上げました」(石元氏)。
「21世紀のスポーツ環境を創る」という経営理念を掲げ、本格的にサービスをスタートさせた同社。現在、スポーツ競技団体やチームリーグ等向けの大会・チーム管理システムや会員サイトの構築運営、モバイルアプリや動画配信システムの開発など、多岐にわたるサービスを提供している。
取引先はサッカーJリーグチームや各スポーツの日本協会など大手クライアントがほとんど。スポーツ業界を深く理解したサービスへの評価は非常に高いという。