日本アルコン株式会社

1973年に設立された日本アルコン株式会社は、米国テキサス州に本社を構え、世界180カ国以上に拠点を有するアルコン・インコーポレテッド社の日本支社。三つの事業領域、サージカル事業、医薬品事業、ビジョンケア事業に従事している。<br /><br />サージカル事業では、眼科用医療機器、眼科手術用品、眼内レンズを提供し、特に高齢化とともに増え続ける白内障患者に対して、質の高い製品を提供している。医薬品では、緑内障分野の治療薬や、抗アレルギーなどの点眼薬、眼科手術用医薬品、診断薬を、ビジョンケア事業では、ソフトコンタクトレンズ用消毒液などを提供している。<br /><br />アルコングループは、全世界で眼科医療における圧倒的なリーディングカンパニーとして、世界の人々の視力回復、維持のために画期的な製品を開発し続けている。日本においても、2006年に5つの新薬の承認を得ており、来年以降も他社に先駆けて続々と新製品の製造承認を得る予定である。<br /><br />このような会社で働くということは、卓越した商品を提供し、お客様の健康に貢献しているという実感を持てる、この上ない喜びに満ち溢れていることなのである。

研究開発に積極的で、他社に卓越して優れた製品を継続的に製造・販売しているというアルコングループ。そんな活気に満ち溢れた当社の社内では、上司は遠い存在ではない。<br /><br />地位や年齢に関係なく自分の意見を言うことができる雰囲気がある。その上、会社側も、そのような従業員をサポートする体制を整えている。<br /><br />さまざまな企業からの転職者が集まると、職場には多様な価値観が共存する。それがゆえに、会社として解決するべき課題も浮上してくるものだ。<br /><br />こうした中でアルコンは、毎年行う全社員への意識調査を通して従業員が抱えている問題の把握に努めている。プライオリティをつけてプロジェクトを発足させ、解決を図り、透明性を確保するよう最大限努力する。そのような姿勢を保つのは、従業員と信頼関係を維持するのが、会社の成長を実現するという 意識が高いからなのである。

日本アルコンで働く従業員には、受身になって上司からの指示を待つのではなく、自らの考えで行動することが求められる。<br /><br />新しい環境の下で、おかれた環境の流儀を理解し、自らの経験を生かすことのできる人、そんな自己管理型の人材が求められている。<br /><br />困難な状況に遭遇しても、自分なりに解決方法を見出せる人‐そのような実行力がアルコンの社員には必要不可欠なのだ。<br /><br />2006年に日本アルコンでは、新薬を販売するため人員を増強、MRを中心に今年度1月より累計100名の従業員を新規に採用した。今後も採用活動はさらに続くという。

国内での新薬の販売の活動が主となる日本アルコンだが、新薬の承認を取る段階では、海外のグループ会社とのコミュニケーションも活発だ。しかし、外資系にありがちな成果主義に偏ることはない。<br /><br />また単に自社の発展のみを考えているのではなく、医療後進国の発展にも寄与することを心がけるというのがアルコングループのモットーだ。<br /><br />専門の医者とともに医療後進国を訪問し、現状を把握した上で、当社の製品を供給するというサポートを提供する。眼の病気は、加齢とともに発病の危険性が高まるもの。近い将来に途上国でも深刻化が予測されているからである。<br /><br />このようにアルコングループは、社会全体の健康水準の向上に貢献している。つまり、アルコンの社員であるということはすなわち、全世界のリーダーであるという自覚を持って、日々の業務に従事するということなのである。