ファシリティーとネットワークに特化したITインフラのエキスパート
株式会社エム・ビー・アイは、2001年の創業以来、一貫してITインフラの構築から運用まで最適なソリューションの提供を続けている企業だ。自社での設計、構築にこだわり、インフラ環境の検証から設置、保守、さらには運用のサポートまでワンストップで行っている。同社が手がけるのは、主にファシリティーとネットワークという分野で、長年IBMのパートナーとして信頼に応えてきた。
創業以来、実績を積み重ねているファシリティー・ソリューション事業は、大型コンピューターに必要なあらゆる環境、つまりITインフラを整えるサービスである。データセンターやオフィス環境において必要とされる電気、通信、空調、防災などといった広範囲にわたるファシリティーをトータルに、最適な形で提供している。
自社の技術者が、設計から施工、設置まで関わり、設置後も最適に活用する方法を提案するなど高いレベルのサポートも行なっている同社。まさにワンストップで、クライアントに合わせたソリューションを展開している。大手企業をはじめ、たくさんの企業からの高いリピート率が信頼の証だ。
同社のファシリティー・ソリューション事業の中でも、特に実績を重ねているのが、全国のコンビニエンスストアへのATM設置サービスだろう。同社はコンビニにATMが設置され始めた頃から設計、施工に携わっている。長年の経験とノウハウによって、現在では毎年1800件もの設置、保守を行っている。誰もが同社の手掛けたATMを利用しているはずだ。同社の事業は、確実に世の中に浸透し我々の生活を支えてくれている。
もう一つ、同社の事業で重要な軸となっているネットワーク・ソリューション事業は、主にコールセンターやコンタクトセンターといったボイスネットワークを中心としたシステムの構築や保守を行うサービスである。柔軟性、高速性、耐障害性を備えた高品質なネットワーク環境を実現する高い技術とノウハウを有しており、金融やテレフォンショッピングなど1000人を超えるような大規模なネットワークの構築に強みを持っている。
近年では、新たな展開として、映像を使ったネットワークの提案にも積極的だ。これまでのボイスネットワークの構築経験を元に、映像を組み合わせることで、B to B、B to Cを問わず次世代のビジネスコミュニケーション手法として期待が高まっている。
『i2i CONNECT』と名づけられたこのソリューションは、端末となるデバイスの種類を問わないため、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどを使用可能。「いつでも、どこでも、だれでも、だれとでも」を合言葉に様々な分野への応用が期待されている。まだまだ競合も少なく、同社の主要な事業に育てるべく力を注いでいる。
世の中をもっと便利にするために!
エム・ビー・アイという社名には、「Make the Best Infrastructure」という思いが込められている。そこからもわかるように、同社のITインフラに対するこだわり、プライドは、非常に高いものがある。
人の生活に社会インフラが必要なように、コンピューターが稼働するためにはITインフラが不可欠である。そして、もはやITインフラは社会インフラの一部であり、その重要性は年々増している。ITインフラとは、人々の生活を守るものなのだ。
だからこそ、同社代表取締役の井上氏は、「ITインフラの構築、運用を専業としている会社として、しっかり責任を果たして行くことが、社会貢献につながると考えています」と言う。その社会貢献の一番の例が、コンビニATM設置だろう。
人々の生活に無くてはならないと言っていいほど利用が増加しているコンビニATM。それを影で支えているのが同社というわけだ。
現在は新たなソリューション『i2i CONNECT』を強力に推し進めている。最先端のパーソナルテレプレゼンスシステムを用いて新たなコミュニケーションを創造しようとしているのだ。活用の領域はテレビ会議やコールセンターだけでなく、医療や介護、教育など計り知れない。単に新たに展開する事業というだけでなく、世の中をもっと便利にしようという同社の強い意欲の象徴なのである。
自ら考えチャンスをつかめ
同社の社風として特徴をひとつ上げるならチャンスに溢れているという事だろう。
同社が掲げている行動指針は「チャレンジ」「パッション」「スピード」である。クライアントの要求に「チャレンジ精神」と「情熱(パッション)」を持って「素早く(スピード)」対応するという宣言であると同時に、社員に対して自分がやりたいことを常に考えチャレンジして欲しいというメッセージでもある。そして、そのためのチャンスは、本人が本気で望めば常に与えられる。
チャレンジするための行動は「素早く」起こさなければならないし、「情熱」がなければ前には進まない。井上氏が社員に求めることは、「自分の会社」であるという意識だ。社員一人ひとりがこの会社の経営者としてどうすべきか、という視点を持ちつつ、トップダウンではなくボトムアップの舵取りをしていって欲しいと願っているのだ。
当然、同社の求める人物像も、上記の行動指針に従って行動できる人ということになる。同氏は求める人物像について次のように語る。
「言われたことをやるだけなら誰でもできます。弊社に入社したからには、自分はこれがやりたいという考えをしっかり持って欲しい。それを実現するためのチャンスはいくらでも提供します。」
自由な社風だからこそ、自分で行動を起こす事ができる人でなければ勤まらない。そんな会社である。だからこそ、創業から10年が経過する今なお、ベンチャースピリットを忘れずに成長を続けているのだろう。ITインフラというフィールドにおいて、自らの思いを遂げたいという人に、ぜひとも挑戦して欲しい会社だ。