エレクトロニック・アーツ株式会社

エレクトロニック・アーツ（EA）は、1982年、7人のスタンフォード大学卒業生により設立されたゲーム制作会社だ。今でこそ、「ワールドクラスのゲームパブリッシャー」との評価が確立しているが、当初は小さなベンチャー企業の一つにすぎなかった。しかし、「SeeFarther（先を見る）」という同社のビジョンは、ぶれることはなく、あくまでも長期的な成功を目指してまい進していた。

その結果、ほどなくして同社のゲームソフトウェアは市場に熱烈に歓迎される存在となる。設立から5年後の1987年にはイギリスに、翌年はオーストラリアにおいて同社のゲームが流通を開始し、飛躍的に成長。1990年には、SEGAGENESIS（メガドライブ）用の最初のゲームをリリースし、アメリカの16ビットのエンターテインメント・ソフトウェア市場での地位を確かなものとした。

その後は、数々の買収を通じて、会社規模が一気に拡大。現在の同社の主軸タイトルである「THE SIMS」の制作元であるMAXIS、「COMMAND AND CONQUER」シリーズの制作元であるWESTWOOD STUDIOなどが同社の傘下に入った。

2000年には「PLAYSTATION2」の初のソフトをリリースし、同プラットフォームにおけるナンバーワン・パブリッシャーとなった。

現在のエレクトロニック・アーツは、31本のミリオンセラータイトルで31億ドルの売上をあげる世界最大級のゲーム会社として、業界にその名を馳せる。日本には1992年に日本法人の前身となる日本企業との合弁会社を設立。その他28か国に拠点を置き、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、PC、携帯電話など向けに各種のゲームを販売している。

ゲームのラインナップは、スポーツ系ゲームの「EASPORTS」と、その他のゲーム「EA」に分類されており、EASPORTSでは「FIFA」シリーズ、「NBAライブ」シリーズ、「マッデンNFL」シリーズなど、スポーツライセンスを活用した臨場感あふれるゲームを展開。「EA」では、レースゲーム「ニード・フォー・スピード」やシミュレーションゲーム「ザ・シムズ」（完全オリジナル）、「007」、「ゴッドファーザー」、「ハリー・ポッター」などのヒット映画ライセンスによるゲームなどがある。日本においては、「バトルフィールド」シリーズ、「メダルオブオナー」なども人気だ。日本国内においては、これらのゲームのローカライズと販売がメインの業務である。

同社の強みは、モーション・キャプチャーやフェイシャル・キャプチャー、レンダーウェア等の最先端技術を取り入れ、新しい映像表現を追求しながら、映画や音楽といった分野から有能な監督やシナリオライター、ミュージシャンなどを招き入れ、コラボレーションを実現していることである。これにより、従来のゲームにはなかった、リアルで引き込まれるような、魅力的な世界観を表現することに成功しているのだ。

現在までは、エレクトロニック・アーツ発祥の地である欧米圏が同社のメインの市場だったが、昨今では、香港、上海、シンガポールなどアジア圏の新興地域にも展開しており、今後、さらに爆発的に成長していくことが期待されている。

現在は、Originというオンラインプラットフォームを発展させつつ、ソーシャルゲーム、モバイルゲームで毎年記録的な売上高を誇っている。2011年にはポップキャップゲームズを買収し、大ヒットゲーム「プランツ　Ｖｓ．ゾンビーズ」も同社のラインナップのひとつとなった。　昨年秋には、ソーシャルゲーム、モバイルゲームのプレイフィッシュ部門が「ＦＩＦＡ12」を発売し日本のモバイル市場でも大ヒット。 スマートフォン殿堂入りのゲームがまた１つ増えた。今後この分野にて大いに採用を拡大し、新しい人材の活躍の機会を提供していく予定だ。

同社の最大の魅力はそこではたらく「人」である。
「仕事に情熱を燃やし、優秀で面白い人たち」。ある社員はそのように同僚達のことを形容する。変化や意思決定のスピードが早いクリエイティブな環境であり、退屈することは一切ない。そんな同社ではたらくことで、自ずと多くの人が影響を受けて仕事を心から楽しめるようになるのだろう。

アメリカ、カナダ、スウェーデン、イギリスなどの各国では、はたらきがいのある会社として、各種の賞を受賞している同社。その理由は、同社でのキャリア･オポチュニティーの豊富さにもあるだろう。

・世界規模のヒットゲームに携われること
・最高の同僚達と一緒にはたらくことができること
・一人ひとりが重要な役割を持つと実感できる環境であること
・グローバル企業ではたらくという事実そのもの
・常にチャンスを求めて市場を開拓していく、今の地位に満足して留まることのない会社であること
・一人ひとりが裁量を持ち、また育成プログラムを受けることで、成長を実感できる環境を提供していること
・多くの人を楽しませる仕事であること

そんな魅力のある同社で貴方もはたらいてみたいと思うなら、臆することなくチャレンジをしてみてほしい。