東京はインフラ中心、大阪は開発中心、20代若手採用強化中
インプレサリオス株式会社は、ICTインフラ事業で勝負するIT系では数少ない専門企業として創業した。
創業から10数年を経て仮想化やクラウドといった技術が普及し、インフラ構築の専門組織を持つ大手IT企業も増えてきた。当時は存在しなかったインフラエンジニアという職種が世に認められてきており、事業領域に目新しさが無くなってきてた。同社は、2016年度よりこれまでのコア事業だったSI事業領域から新たな事業領域への転換を進めている。
同社は、東京一極集中で効率を求める企業ではなく、将来は従業員の地元で働ける環境を作れる会社でありたいという社長の思いがある。しかし、SIerとの仕事は東京中心となり、地方拠点の受注の安定化が困難であった。創業後早い時期か全国に複数の拠点を持つことに挑戦してきたが、スピード感が足りないため、自社のみでの地方展開から地域の有力会社との協業に戦略を変えている。
事業の柱であるインフラシステム構築では、サーバ、ストレージ、仮想システムなどを得意領域に、システム設計・構築、プロジェクト管理を行なっている。最近ではクラウドシステムの構築にも取り組んでいる。WEB系のシステム開発やインターネットセキュリティのサービスも準備中であり、中堅企業のシステム部門を代替できる能力が付いて来た。
日本の人口は減少。IT技術者はますます不足。それを技術で補うのが我々の役割。
同社の社長は、「日本のIT資産が増え続けているにも関わらず、それを使う人も維持する人も減っていく時が来る。その時の日本の社会を支えられる会社の一つであることがこの会社の存在意義」だと言い切る。
少ないエンジニアで多くのIT資産を維持するには、新技術をどんどん取り込み使いこなすパワフルなエンジニアが必要であり、将来それを担うになってくれる社員を継続的に採用なければならない。
現時点として次の三つを目標に掲げた。
(1)仕事の場所に縛られない働き方を追及し、クラウド上でIT資産を維持管理する「持たない経営」をサポート
(2)OSSを活用したメーカに縛られないシステム作り。ソースコードや読めるエンジニアが中身を分かってサポート
(3)システムに自動化やノウハウを作り込める「プログラミングするインフラエンジニア」を育成
まだまだ目標は荒削りで着手して間もないが、協賛してくれる社員を集め、新たな事業展開を目指いている。
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とことんのめりこめる人を募集
現在、同社の社員の数は約40名。20歳台の社員の比率が約50%と若手が多く、社内は明るい雰囲気だ。平成25年度より新卒の採用も始まり、その上に立って業務を遂行できるリーダ・サブリーダクラスの中途採用に力を入れている。インフラ構築未経験や開発未経験で採用され、社内の講師による3ヶ月間の研修を受け、OJTで鍛えられて、1年後には独り立ちして活躍している先輩もいる。検証機器や開発環境ももこの規模の会社としては豊富にそろえており、実際に手を動かして勉強する環境があることが自慢だ。どんなレベルの人でも、育て上げるノウハウを持っているといえる。
同社では今後、会社をさらに成長させていくために、社員一人ひとりの参画意識が強く求められるようになってくる。そのため、同社の目指す会社像に共感し、自らも高い専門性を備えた技術者になりたいという気持ちは不可欠だろう。とことんのめりこめる人、専門分野を追及することが好きな人の参画を同社では待っている。