株式会社トライフォー

株式会社トライフォーは、医療現場の最前線にITソリューションを提供し、医療の質の向上に貢献しようと活動しているSI企業だ。設立は1984年。東京都中野区に本社、大阪に営業拠点を持つ。病院との強い信頼関係を築くため、同社は大阪事務所を構え、病院との密な連絡やスピード感のある対応をできるように備えている。

日本においては現在、待ったなしで少子高齢化が進み、医療に関する問題は山積し、一日も早い解決が待ち望まれている。同社は、長年この分野において培ってきた経験を通じ、医療現場における様々な問題を熟知している。そして、それを自らの専門領域である情報システムの技術ノウハウをもって解決すべく、医療現場にアプローチを行なっている。強い社会的意義のあるシステムの提供を通して、日本の医療の変革を支援していく。それが、同社のミッションなのだ。

同社の事業内容は、大きく分けて以下の3つとなる。
一つが、コンサルティング事業。担当者は、実際に病院に出向き、医師と話し合いながら、治療室の中で行なわれている医療行為に関連する様々な業務を、ITを用いていかに効率化するかを考え、企画してシステムに落とし込んでいく。システムが導入されるとそれで終わりではなく、きめ細かいフォローを継続的に行なうことで、現場の医療の質向上に貢献する。

特に放射線科の医師と協同して開発したレポーティングなどのパッケージソフトウェアや、最新のWeb技術をベースとした医療画像ビューワソフトウェアなどを展開している同社。これらを病院側のニーズに即して組み合わせることで、多くのパターンのソリューションを短期間に提供できるようになっており、それが同社の強みとなっている。これらのソフトウェアは、これまでに全国で1,200以上の医療施設に導入が完了している。

二つ目が、地域医療・遠隔医療に関するシステムの企画と開発だ。充実した医療サービスの提供がままならない遠隔地においても、ITの技術を駆使することで、たとえば検査画像をブラウザ・iPhoneなどを介して閲覧可能にするシステムを提供している。

三つ目が、医療関連のポータルサイトの企画と運営だ。インターネットの特性を利用し、医療の専門家が集うプラットフォームとして、「研究会.jp」サイトを運営している。各研究会では、症例の検討、研修会、ミニレクチャーなどが公開され、医師たちの学習や交流の場として機能している。

今後も同社では、独自のアイデアを生かした製品を生み出し、デファクト・スタンダード製品として育てることで、医療の変革に挑戦する病院を支援し、ひいては社会に貢献していくことを目指している。

同社の社名「トライフォー」の由来は、「アメリカンフットボールでタッチダウンの後の加点のために、フィールドゴールを狙うこと」だという。すなわち、目的を達成した後、さらなる目標に向かってトライする、チャレンジするという意味なのだ。この社名のとおり、同社では社員一人ひとりがチャレンジ精神を忘れないように切磋琢磨し、挑戦し続けていくことが必要だと考えている。

新しいテクノロジーを開拓し、顧客と真正面から向き合い、医療を通じて日本社会に貢献するにはどうしたら良いのかを考え続ける同社。そうすることで、最善のソリューションを生み出し続け、その結果、利益を獲得して発展していくのが同社の理想である。

したがって、同社の求める人物像は、いつでも前向きに果敢にチャレンジする人、信念を持って行動できる人だという。「現場」である日本全国の病院を飛び回り、医師と直接対話し、どうしたら貢献できるかを考えながら走る。そして、自分が見つけた課題に対して適切なアプローチを行ない、導入したシステムで医療現場に変化をもたらす。それによってその病院の医療サービスが向上し、顧客の笑顔を見ることができる・・・同社では、そんな感動のあるエキサイティングな仕事が待っている。