ワンナップゲームズ株式会社

docomo、SoftBank、auの3キャリアに対して、“ワンボタンで遊べる”をコンセプトにしたゲームを配信する「ワンボタン・タワーブロックス」やゲームアプリの総合サイト「BEST of WEST」を提供する、ワンナップゲームズ株式会社。「面白いものをカタチにする」という理念の下、2002年に携帯電話のゲームに特化した事業を始めた。

同社が提供するゲームは主に3種類。ワンボタンをコンセプトにした自主制作のオリジナルゲーム、映画「24-TWENTY FOUR-」や「イーグルアイ」など欧米で制作されたハリウッド映画などの著名なフラッシュゲームを日本用にローカライズしたもの、そしてファミコン時代のこだわりのレトロ調ゲームだ。

同社は、既に100万ダウンロードを記録した「タワーブロックス」をはじめとして、人気のタイトルを多数リリースしているオリジナルゲームの分野に、今後、いっそう注力していく方針である。

社長である関氏のキャリアのスタートは、アーケードゲームのグラフィックデザインだった。その後、Play Stationなどのデザインに携わり、大型ゲームの開発に入っていったが、2000年代になって、携帯アプリゲームが出始めると、ケータイ向けのゲーム開発に携わり、その面白さに目覚めたという。

と言うのも、大型のゲームには莫大な予算がつぎ込まれており、逆に言えば、お金さえかければいくらでも立派なゲームができるという世界だった。しかし、ケータイの小さなゲームでは、アイデアの面白さが勝ち負けを決める。自分のアイデアを本当に生かせるのは、小さなゲーム、ケータイ向けのゲームにこそあるのではないかと気づいたのだ。そして、ワンナップゲームズの立ち上げに至った。

ユーザは、移動時間の合間や、仕事の休憩時間など、短時間で手軽に遊べるゲームを求めている。同社では、｢携帯のワンボタンで遊べること｣を基本コンセプトとした開発を行っており、ノウハウを積み重ねて「パズルからロールプレイングまでの世界のちょいスゴなゲーム」を数多くリリースしてきた。

「ワンボタンで遊べる、スゴいゲーム」。あえてそのような制限の中で、開発者のクリエイティブ性を最大限に引き出していく。これが、ワンナップゲームズのスタイルである。

当初、アイルランドに本社がある外資系企業の日本法人として設立されたため、海外の大手映画会社やゲームプロダクションとのコネクションを豊富に持つという強みがある同社。同時に、日本のキャリアとのつながりも強く、例えばdocomoの携帯電話のパンフレットには、同社の「タワーブロックス」が紹介されている。

今後、月に1～2本のペースで新作をリリースし、少人数で立ち上げてきた会社をもう一段階成長させようとしており、その要となる社員を募集する。

同社が求める人材は「セルフスターター」であり、「自分のアイデアで勝負できるゲームを作りたい」という想いがある人だ。

オリジナルゲームを増やしていくにあたり、あなたのアイデアがすべての始まりとなる。プログラマーにも、どんどん企画を出すことが求められる。「ワンボタンで遊べる」というコンセプトに沿った面白いものであれば、何でも大歓迎だ。

少数精鋭ということもあって、企画から開発まで、一貫して自分で手がけることができる。それだけでなく、販売戦略を考えたいといった希望もかなえられる。アーリーステージの企業だからこその環境を生かして、自分の実力をアップすると同時に、この会社を盛り上げていく一員として活躍してほしい。