株式会社サンタエンタテイメント

「ドラマの予告CMかと思って見ていたら、パチンコのTVCMだった」。
パチンコ経験の有無に関わらず、そんなCMを見た記憶をお持ちの方も少なくないだろう。ドラマやアニメを題材にしたパチンコ台が数多く開発されパチンコ店を賑わせている。

株式会社サンタエンタテイメントはこのパチンコ台の開発になくてはならない存在。同社はパチンコ・パチスロ機器の液晶部におけるグラフィックおよびプログラムの企画・制作を手がける企業だ。

多くの案件を大手クライアントから直接受注しており、プロジェクトには企画の段階から参加している。クライアントの求めるものを提供することに加え、その期待以上の価値を生み出す、そうして積み上げてきた10年以上のキャリアが同社の強みであり、クライアントからの評価にもつながっているという。クライアントから頼られる存在となった今は、主力機種の開発・制作依頼も増加し、核となる収益性の高い事業に育った。

同社は主力であるこのパチンコ・パチスロ機器関連業務のほか、ゲームソフト制作（家庭用ゲーム機器・PC・インターネット用）や映像制作（アニメ・実写ムービー、ゲームソフト・インターネットムービー）、CG制作（様々なコンテンツ・映像向けの2D・3DCG）などを行っている。

パチンコ・パチスロ機器の液晶部は、多くのユーザーの目に留まるメイン部分であると言える。技術の発達により、映像表現も多彩となり、テレビやアニメ、映画などの素材が活用されることも多い。そして「リーチ」「大当たり」などの演出も多様化しているという。そこに対するソリューションを提供するのが同社のミッションだ。映像に関しては原案・モデリング・テクスチャ・モーション・ムービーまでの一連の工程を同社が手がけ、オリジナルのアニメーションや実写ムービー、仕掛けを駆使した映像を提供している。これまでにも、テレビの有名な時代劇シリーズや、人気アニメ、ハリウッド映画をテーマとした機種の数々を世に送り出してきた。

同社のモットーは「クオリティの追及」。そのためにメンバー間で議論が始まることも稀ではない。また、納品1ヶ月前には制作作業を終え、問題点が無いかどうか検証作業を徹底的に行う。こうした姿勢が現在の同社の発展を支えてきたのだ。

パチンコ・パチスロ業界での一定の地位を獲得した同社が、今後、力を入れていくのはゲーム業界。これまでの同社の映像制作の業務クオリティの高さが認められ、グローバルなプロジェクトのオファーにも結びついているという。

働き方は、極めて「自由」。

例えば、仕事の合間にパチンコに出かけることもOK。本社の9階にはダーツや麻雀卓が設置され、社員が遊びに興じることもしばしば。こう聞くと、仕事に対する社員の姿勢に疑問がわくかもしれない。しかし、社員たちは決して遊び半分で仕事をしているわけではない。こういった施設を社内に設けるのも、各自の能力を最大限に発揮してほしいからこそ。そのための「自由」であると同社は考える。業務のクオリティと納期を守ることは大前提であり、社員は各自の業務に責任を持つ。やる時はやる、というメリハリのある業務スタイルが主流であり、時には深夜まで作業が及ぶこともある。集中力があり、切り替えのうまい方であれば、時間と環境を上手く使いこなし、楽しみながら業務に打ち込めることだろう。

20～30代が中心の職場ではあるが、年齢を問わず互いのノウハウを共有し、協力し合えるメンバーが集まっているという。飲み会やボーリング大会、バーベキューなどのレクリエーションも盛ん。中途入社した人も1ヵ月後にはこの新しい環境にいつのまにか馴染んでいる、そんな雰囲気が漂う会社だ。

同社が社員に求めることは、仕事に対する意欲と熱意。積極的に提案をし、同社の制作現場に活気を与えてくれるメンバーの参加を同社は歓迎する。