世界が認める技術力で、新たな分野にも精力的に取り組む
1972年の設立以来、大手一流メーカーの音響機器、通信機器の商品開発・設計をはじめ、多くの企業から信頼を得るスペシャリスト集団として、常に新しい技術の開発に取り組んできた株式会社フェニックス エンジニアリング。
その技術力は世界中で高く評価され、音響・通信機器にとどまらず、現在では産業用機器・医療系機器などの総合エレクトロニクス分野、さらにはマルチメディア時代を見据えた商品・技術の開発など幅広い分野で事業を展開している。
近年は、設計製造ビジネス(ODM)の事業拡大に取り組み海外のEMS工場との提携により売上を拡大している。
1993年には韓国ソウルにプラスチック用金型の製造を行う子会社を設立。
その後、2001年には香港、中国広東省深圳市にも子会社を設立、各地にネットワークを広げ、同社の技術を発信する拠点としている。
国内のみならず、世界を見据えた最新機器の開発を手がける同社は、創業以来培ってきたモノづくりの技術を生かし、これからも質の高い製品開発に全力で取り組んでいく。
一流メーカーの音響機器等の
開発に取り組むスペシャリスト集団。
企画からリリースまで、製品開発をトータルでサポート
そんな同社の特徴は、何といっても商品企画から開発・設計・試作、さらには量産導入までを担当するというサービス領域の広さ。
自社工場を持たない同社だが設計が完成すれば終わりというわけではなく、各設計担当者は大手取引先の工場に赴き、工場指導から試作品のチェックまで責任をもって担当する。
つまり、製品が量産され、世の中にリリースされてはじめて一つのプロジェクトが終了し、技術者としての責任が果せるというわけだ。
「当社のような規模でここまで徹底している企業はおそらく少ないでしょう。仕事の量が増え、技術者の方々にとっては負担が大きくなりますが、スキルの幅を広げる絶好の機会になると思います」と語るのは人事の庄司氏。
また、商品化までの全工程に関われるということもあって、技術者の商品への愛着やリリース後の達成感は人一倍ということだ。
「当然ながら最先端の機器の開発に取り組むわけですから、新たな技術を身につける機会もたくさんあります。外部セミナーやメーカー主催の展示会などへ参加するチャンスもあるので、ぜひ活用していただきたいですね」。
そのほか、設計環境においても最新鋭の設備を導入し、まさに技術者にとっては最高のフィールド。スキルを磨くには絶好の環境だと言えるだろう。
“待ち”のビジネスから“攻め”のビジネスへ
また、創業以来同社を支えているのが卓越した設計技術力。それは技術者一人ひとりが培ってきた“技(ワザ)”の結晶だと言ってもいいだろう。
■信頼性の高いサービス
■速さと高品質
■調和と創造力
特にこの3つの“技”に磨きをかけることで大手企業からの信頼を得て、同社はこれまで新規事業へとつながる新たな可能性を創出してきた。
そして、音響機器・通信機器・医療系機器・空調家電へもその技術は生かされ時代のニーズを見据えた同社が世に送りだす製品は、いずれもその高性能・高信頼性で世界中から高い評価を得ている。
そんな同社だが、これからは大手メーカーからの受託による、いわゆる“待ち”のビジネスだけではなく、自社発信の“攻め”のビジネスにも取り組んでいくことが課題の一つだということだ。
もちろん、これまでの受託開発事業を発展させることが同社のビジネスの核であることは間違いない。しかし、どこの資本も入らない独立した開発会社だからこそできる新たなビジネスへのチャレンジを、これからも続けていきたいということだ。
自分の仕事に“誇り”と“こだわり”を
では、そんな同社ではどのような人材が求められているのだろうか。
「一言でいうと、自分の仕事に“誇り”や“こだわり”をもって取り組める人です」と庄司氏。特に技術者の場合はモノづくりに対するこだわりを持ち、さらなる高みを目指して努力できる人を求めている。
「例えば、『モバイルの液晶の、特にこの部分の開発がしたい!』というような、ピンポイントのこだわりで構いません。むしろ、何でもできます、やってみたいという方よりも、そんな方のほうが魅力を感じますね。自分が取り組みたいことへの強烈なこだわりを持っている。そういう方にぜひご応募いただきたいですね」。
現在、社員の約9割が技術者という同社。一人ひとりが自分自身の仕事に対するこだわりを持つ“職人気質”が集まったプロフェッショナル集団だからこそ、創業から現在まで大手メーカーや一流企業との信頼関係を保つことができたのだろう。
培った“技”と量産まで携わる徹底した開発力で、最先端の製品を生み出してきた株式会社フェニックス エンジニアリング。自分の仕事に“誇り”と“こだわり”をもって取り組みたいという方に、ぜひチャレンジしていただきたい企業である。