上野山代表がエンジニアの道に進んだきっかけは何でしょうか
きっかけは、少々ユニークかもしれません。高校時代に兄が購入したPCを触らせてもらった時に、「Lotus 1-2-3」というソフトで表計算の世界に夢中になりました。当時は父親と共に競馬も楽しんでおり、この表計算ソフトで試合の予想プログラムを作ったんです。私の頭の中には既に競馬の勝敗理論が入っており、それを基に作成しました。いわば、自分の分身ともいえるプログラムです。 ある日の新聞の出馬情報をプログラムに打ち込むと、1位予想に出てきたのは当時全く人気のない馬でした。「いやいや、そんなわけない」と思い、私は自分の頭で上位に予想した馬の馬券を買いました。……その結果、表計算ソフトの1位予想に出た馬が勝利したんです! 私はその時、プログラミングの凄まじい客観性に驚き、同時に人間の先入観に嘆きました。「どうして自分の分身を信じなかったんだ……」と。これが、私がプログラミングの奥深さを知った大きな出来事でしたね。
それは忘れられないですね!しかし、大学はなぜ経済学部へ進んだのでしょうか
はい。マクロ経済学にも興味があったためです。人はそれぞれ別の事を考え、バラバラな欲求をもとに生きるのに、なぜ社会では大きな一つの流れができるんだろうと。入学後は、人間が織りなしてきた経済の歴史を学ぶのが面白かったですね。 一方で、やはりどこかでプログラミングの世界にも惹かれていました。そして、学部の仲間が銀行や証券会社へ就職する中、エンジニア未経験でSIerへ入社したんです。 でも今考えると、経済学で得た知見は会社経営に非常に役立っています。例えば近年スタートさせたプロダクトの販売代理店事業も、有名なビジネス理論の下でタイミングや方向性を決めました。 また、当社は設立以来順調に成長していますが、それは自分達の市場が良い波に乗っているからだと分析しており、「決して油断してはいけない」と心を引き締めています。こういった冷静な視点も、経済学のおかげかもしれません。
そんな上野山代表のお仕事観を教えてください
曖昧な表現かもしれませんが、「関わる人全員を幸せにすること」は、私の信念の一つです。お客様には価値あるものづくりを提供したいし、その先のエンドユーザーにも人生や暮らしのプラスになるシステムを届けたい。そして共に仕事を進める社内のメンバーにも、やりがいある仕事や良い待遇で応えたいと考えています。 この「人を幸せにする」という大きな目標を叶えるに当たり、常に「物事を客観的・構造的に理解し、考える」という姿勢を大切にしています。これは、高校時代の競馬予想プログラムの苦い経験に繋がるのですが……、やはり客観的に物事を見つめるって重要なんですよね。一つひとつの仕事の目的や現状理解等、常に「これはどういうことか」を冷静に分析しています。 現在メンバー全員と毎月行う1on1でも、なるべく一人ひとりを客観的に見つめています。1on1は雑談で終わることも多いので長いスパンになるかもしれませんが、何か良い気付きを届けたいなと。
メンバーのお話が出ましたが、どんな人が多いのでしょうか
とにかく、素直な人が多いです。当社には自慢したくなるほど経験豊富で優秀なエンジニアが集まっています。にもかかわらず、不要なプライドは持たず、みんな他者の意見を真っすぐに受け止めるんですよね。 この柔軟な姿勢をさらに生かすために、先ほど触れた「客観的・構造的に物事を見つめる」という文化は社内でも浸透させていきたいと考えています。当社の強みはお客様への提案力ですが、客観的な視点はより良い提案にも繋がります。生成AIが容易にプログラミングできるこの時代、「エンドユーザーは何を求めているのか」「何がお客様のためになるのか」という思考は、本質的な製品づくりに欠かせません。 そういった意味で、新しく入社するメンバーには「深く考え続ける人」をお迎えできればと。キャリアを重ねると経験則で動いてしまいがちですが、むしろこれまでの常識を疑い続け、常に学び、絶えず思考をブラッシュアップできる人。そんな人と働きたいですね。
最後に、合同会社ドミノソフトへ興味を持った方へメッセージを!
当社で掲げる価値観の一つは、「やってみよう、コケてやろう」です。 エンジニアは、いつまでも挑戦と成長を続けられる仕事です。そして医療・ヘルスケア分野を手掛ける当社では、その挑戦と成長の先で、誰かを支えられるやりがいも得られます。 当社を立ち上げた時の私には、「新たな挑戦をずっとずっと続けたい」という強い思いがありました。だからこそ今も、大手医療機器メーカーと共にチャレンジングな製品開発に向き合っています。「現状維持じゃつまらない!」「高いハードルも面白がって乗り越えたい!」という方、ぜひお待ちしています。
