ご略歴をお教えください。
アレルギーに関心があって、大学の薬学部に進学しました。入学半年でトップの成績を収めたことで、ほかのことにもチャレンジしたいと思うようになったのです。そのほかの事情も重なって2年の2019年に退学しました。起業に関心を持ち、メキシコで行われたビジネスコンテストに参加し、その後、主催者が経営する会社に一旦籍を置いてフリーランスとして仕事を始めます。 以前からデザインができて自分のWebサイトをつくっていたのですが、仕事でもデザインのほか、セールスやマーケティング、カスタマーサポート等を、スタートアップ5社ほど掛け持ちしてこなしていました。そうした中で、紹介で決済サービスベンチャーに入社します。IPOの直前で上場プロセスが見られること、SaaSを経験しておきたかったことが動機でした。 私は以前から資本家が労働者を使って金儲けをする資本主義に懐疑的でした。“和を以て貴しとなす”という精神の日本には合わないと感じていたのです。2022年の当時、深夜まで外で働いている高齢者の姿をよく見かけるようになり、リタイア後もこのように働かざるを得ない環境というのは正しいものなのかという疑問を抱いていました。労働者が頑張って働いても給料が上がらない半面、物価や社会保険料等が上がって生活が苦しくなる一方の社会はおかしいと感じていたのです。そこで、こうした人達の生活を支援する事業を手掛けたいとの思いが募っていました。 そんなマインド軸と、ビジネスサイドに強みがあると自負していたスキル軸を掛け合わせて、複雑な技術が不要のプロダクトとして福利厚生のマッチングサービスに思い至りました。マッチングサービスは、対象となるコンテンツの魅力が左右するからで、それを集めることなら自分にもできると感じたからです。 そこで、既存の福利厚生サービス市場を調べてみると、ユーザーが大手企業に偏り、中小企業の80%が未導入であることが分かりました。加えて、大手福利厚生サービス会社は高い営業利益率を上げていたのです。ならば、福利厚生が行き届いていない中小企業に絞ってこのサービスを提供すれば、ビジネスとして成立するのではないかと感じ、テストマーケティングを行いました。これで成功を確信し、2022年7月に当社を設立して本格的にサービスを立ち上げます。同年11月にはVCから出資を受けることもできました。
株式会社Leafeaをどういう会社にしていこうと考えていますか?
2026年4月に、「誰もがその人らしく生きられる社会をつくる」というMissionを掲げました。こうした思いは創業時から持っていたのですが、明文化することには抵抗があったのです。当時集まっていたメンバーは、“福利厚生のOEM型SaaS”というプロダクトを広めることに意義を見出していたわけですが、明文化したMissionを掲げることで、何か強制してしまうことを懸念しました。当時のメンバーは、大きいことを考える人も、細かな各論を考える人もいたからです。ですから、個々のメンバーに「このプロダクトで自分なりにどんな価値を届けたいのかを見出してほしい」と話していました。 そこから事業が現在まで伸びてきて、人も増やしていくフェーズとなったことで、全体を束ねる言葉が必要になったと感じて、このMissionを掲げることにしました。この言葉は、当社が実現したい世界に向かって、多様性のある集団を一枚岩にする概念であると思っています。
そのために社員に対して期待することや、社員がLeafeaでどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
社員数が30名、業務委託を含めて70名程度の少数なので、自分がこのプロダクトをつくって届けるという感覚が強く持てるフェーズにあると思います。だからこそ、愛着を持ってみんなで磨いていってほしいですし、初期メンバーとして上場までの数年間を走り抜いてほしいと思っています。当社には、「人生で何か一つやり遂げたい」「自分の代表作をつくりたい」と望んでジョインしたメンバーが多くいます。まさに、それを実現してほしいですね。 一方で、自分の仕事がどれだけ世の中の役に立っているのかをしっかり意識し、目的を見失わずバランスを取って取り組んでほしいと思っています。 また、サービスをグロースさせていく今のフェーズは肉体的にも精神的にもいろいろ大変だとは思いますが、一定のレベルまでやり遂げた後はサステナブルな環境として豊かな生活が送れるようにしたいと思っています。 求職者の方に対しては、働くことが大変な時代背景があるからこそ、生きやすい社会づくりに貢献できる意義を感じていただけると思っています。会社として著しく成長しているのでポストやポジションは潤沢にありますし、優秀なメンバーが揃っているので刺激的な環境もあります。そんな仲間と一緒に、いい社会づくりに邁進していきましょう!
森田代表の仕事観をお聞かせください。
社会的意義や市場における可能性、仲間の熱量、そして報酬といったあらゆる側面で納得のいくもの、自分の腑に落ちるものに全力で取り組みたいと思っています。その点で、『福利アプリ』は自分なりにアンサーとして提示できるものと思えています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
知的好奇心が強いせいか、他社のIR資料をよく読んでいます。それも、眺望の良い高層階にある最新のカフェ等に行ってくつろぎながら読むことが好きですね。 また、パートナーが自然が好きなので、一緒にちょっと遠出することもあります。