株式会社アドコミ

株式会社アドコミは、成果報酬型の広告を中心にWebコンサルティング事業を展開している会社だ。成果報酬型のアフィリエイト広告とメディアアライアンスを事業の軸とし、クライアントとの強固な関係構築に焦点を当てて「消費者とブランドをより強くつなぐ」というビジョンの実現を目指している。

同社の強みは、「人」。「誠実・革新・顧客重視・協力・スピード」という五つのバリューを基に、正直で誠実な対応、チームでスピード感を持って取り組むことを大切にしている。多くのメディア運用会社と提携し、革新的な広告戦略を打ち出すことで成果を積み上げており、メディアの立ち上げから3年で年商70億円企業に成長させた実績も。クライアントは美容・医療分野をメインに多岐にわたっており、継続取引や紹介が多いことも特徴だ。

代表の折原潤氏は、15年以上広告業界に携わり、サービス立ち上げや副社長を務める等、豊富な経歴の持ち主だ。起業にチャレンジするきっかけとなったのはコロナ禍。働き方が変わり、遠方のクライアントとオンラインで繋がりやすくなったことをチャンスと捉え、2021年に同社を設立した。そんな折原氏には「楽しく仕事ができる、社員が働きやすい会社にしたい」という強い思いがある。

「仕事にはモチベーションがとても影響すると思っています。私自身、長く企業で働いてきたので、できるだけストレスの無い会社にしたいと思いました。福利厚生も充実させて、何でも素直に言える環境づくりを心掛けています。
仕事をする時間は人生で長いです。だからこそ仕事以外の楽しみを会社の中でもつくりたいと思って、会社を良くするためのチームや部活動を発足して社員旅行も計画しました。自分が楽しいことが好きというのもありますが、何かモチベーションが上がる体験をすることで、信頼関係が築かれたり仲間意識が生まれたりすると思うので、積極的にみんなで楽しめる機会を設けています。ただ強制は好きではないのでしません。でも、みんな楽しく参加してくれています」（折原氏）。

クライアントとの関係性も大事にしており、人脈を広げるための交流の場に参加することもサポートしているとのこと。デジタルが進化する中でも、同社は「人との繋がり」を大切にした経営でさらなる事業拡大を目指す。

同社では、現在さらなる事業成長に向けて拠点の拡大を構想中だ。新しい拠点として、大阪支店を2025年9月に開設しました。その後も日本全国に拠点を拡大していきたいと考えている。

「地方でサービスを展開したいというお客様も多いので、地域の広告をやりたいと思っています。本来広告は全国で出すのがベストなのですが、地方は競合が少ないですしユーザーが広告慣れしていないというのもあって反響が出やすいんです。だから地方には多くのチャンスがあると思っています。そしてお客様から選ばれる、頼られる存在になりたいですね」（折原氏）。

また、顧客拡大においては面白い試みをしているのも同社の特徴。例えば、取締役社長の田畑正光氏は有名人や著名人が集まる交流会に積極的に参加し、人脈づくりに注力。そこで築いた人脈から案件の獲得や顧客の紹介に繋がるケースも増えているのだそう。様々なジャンルにアンテナを張って、新たな価値を得られる機会を増やしているそうだ。

そして、単に事業拡大だけが同社の目標ではない。会社づくりにおいても、「社員満足度をもっと高めていきたい」と折原氏は語る。
「社員にはどんどん稼いでほしいですし、その方が楽しいと思うんです。自分を高めて成長させて、収入を上げる。そんなシンプルなことを目指すので良いと思いますね。まだ経験の浅い社員が多いのでキャリアアップも可能です。
広告は波があるので上手くいかない時もありますが、会社全体で伸ばしていけば良いという考えなので私は気にしません。法に則っていれば広告戦略は自由。だから新しい道を切り開くためにいろいろな挑戦をしてほしいと思っています。そのためのサポートはしますし、成果はインセンティブでしっかり還元します」（折原氏）。

決して事業拡大だけではなく、共に働く社員のモチベーション向上や成長に目を向けて会社づくりをしている同社。この2軸をバランス良く実現させながらさらなる飛躍を目指していく。

同社の社員は現在12名（2025年8月時点）。2024年に現在の銀座にオフィスを拡張移転して採用をスタートさせたため、社員の大半がまだ社歴の若いフレッシュな組織だ。そして創業メンバーを除くほとんどの社員が業界未経験で入社している。

チームワークを重視している同社では、リモートをせず出社スタイル。普段から活発にコミュニケーションを取り、定期的なMTGでは案件進捗や成功例等も共有。インセンティブは個人成績と会社業績のダブルで支給し、入社後早くからインセンティブを獲得できる等、自分の成長が見えやすいのもモチベーションに繋がっている。

また、会社をより良くするための取り組みとして、職務とは別に「広報チーム」「美化環境チーム」「宴会チーム」を設けて社内活動を行っているのもユニークな点。参加自由の部活動もあり、現在「ゲーム部」「ビジネス研究部」「イベント部」が発足。フリードリンクや置き菓子も常備しているほか、パーソナルジムと提携して就業時間内に通うことができるユニークな福利厚生もある。部活やジム利用を楽しんでいる社員も多く、好評なのだそうだ。

そんな同社の採用ポイントは、「仲間を大切にできて、素直な人」。個人プレーではなくチームで目標を達成していく社風のため、チームワークで仕事をしたい方に向いている環境だ。

「人は委縮すると伸びませんから、何でも遠慮せずに意見を言える雰囲気づくりを大事にしています。また私自身、人の悪口が嫌いです。人を蔑んでも何の徳にもなりません。何か問題があればフォローする、一緒に改善に向けて考えていこうと思える、といったポジティブな思考で行動できる人と一緒に働きたいですね」（折原氏）。

「とにかく楽しく働いてほしいというのが一番。月曜日に“会社に行きたくないな”ではなく、“また一週間頑張ろう”という気持ちになれる会社でありたい」と折原氏は和やかに語る。会社経営においても“ヒト”を大事にしている同社。“会社で働くことの楽しさ”を味わいながら、自分を成長させていけることが同社の何よりの魅力だろう。