株式会社StellarCreate

株式会社StellarCreateは、2023年8月に設立されたばかりのスタートアップ。独自プロダクトの開発・提供を手掛ける同社は、経営基盤づくりとエンジニア育成の観点で、SESおよび受託開発を担うエンジニアを求めている。
「すでに運営しているものや、これから開発する複数の独自プロダクトを企画しています。新メンバーには、ゆくゆくはこれらの案件に最上流工程から関わっていただければと考えています」と代表取締役の佐々木将一氏は話す。

目下同社が提供しているのは、事業会社の新規顧客獲得を支援するサービス。見込み顧客のホームページにある問い合わせフォームにアポイントを獲得するためのメッセージ入力を代行するサービスだ。入力作業そのものは提携先に再委託しているが、独自の補助システムで作業を支えることで、自動送信に匹敵する正確さと安定感を確保。人の判断による柔軟さを活かし、送信成功率は自動送信に比べて倍以上。顧客により多くの優良なアポイントを届けている。
一連の業務効率化プロダクトも同社が開発。それとともに、サービス全体も同社がプロデュースしている。

第2弾の独自プロダクトとしては、上記サービスで用いる見込み顧客リストを、生成AIを活用して自動的に作成するツールを企画している。
「新規顧客獲得のためのアポイント成功率は0.1～0.3％程度という世界で、精神的にも負荷が高いものです。これをできるだけ自動化し、クライアントの営業促進に貢献したいと考えています」（佐々木氏）。

さらに、独自プロダクトとして、IT化が遅れていると言われる建設業界向けのサービスを視野に入れている。まずは同業界への接点づくりのために、同業界向けSaaSなどの比較サービスを立ち上げる計画だ。

そして、先々の構想について、佐々木氏は次のように話す。
「何か大きなプロダクトを狙うのではなく、ニッチな領域でもユーザーの顔が見えるものを提供し、便利に使ってもらえて喜ばれるサービスをたくさん送り出す会社にしていきたいと思っています」

こうした構想を実現すべく、同社ではエンジニアを求めている。冒頭で触れたとおり、まずはSESや受託開発案件に従事することになる。そのために、提携先として70社ほどのビジネスパートナーは確保済みだ（2025年8月現在）。
「できるだけエンジニアの得意分野や実績を生かせる案件とマッチングさせたいと考えていますが、初期は数多くあるJava案件へのアサインが中心になると思われます。そこから、私がフロントエンドを得意としていることもあり、徐々に当該領域にシフトしていきたいと思っています。そして、独自プロダクトに着手していくというプロセスを密に共有し、一緒にこの会社を創り上げていただける方にご応募いただきたいと願っています」と佐々木氏は呼びかける。

佐々木氏は、システム開発ベンダーの正社員やフリーランスとして4年強のエンジニア経験を経て、同社を設立した（インタビュータブ参照）。

社員時代は、高速道路料金所のシフト管理システムやコールセンターシステムなどの業務システム、Web百科事典や障害福祉支援メディアなどのWebサイト、フリーランス時代は業務委託として習慣化アプリなどの自社サービスの、それぞれ開発やグロース、運用などに携わる。開発面では特に得意とするフロントエンドを手掛けてきた。
そして、フリーランスとして独自サービス『Mokupa』をリリースする。不特定多数の間で画面共有することで作業への集中を促すツールだ。その後、創業支援プログラム「TokyoDocan」に採択され、子供向けBlockアプリの開発を計画。このアプリは「TokyoStartupGateway」にも採択された。
その後、個人からチーム開発にシフトし、複数のサービスをリリースする。

同社設立後は、業務委託として交通系比較サイトの構築・運用を請け負った。
そんな佐々木氏が、同社を設立した経緯について、次のように話す。
「フリーランスとして2年ほど、業務委託の傍ら基本的に自分一人で独自サービス開発を続けたのですが、開発/営業/運用など、何をするにも一人ではアクセルを踏み切れない感覚でした。一つのサービスを立ち上げるには相応のエネルギーが必要で、やはり恒常的にチームを組んで進めていく仲間が必要だと実感しました。そこで、フルコミットしてもらえるエンジニアを採用すべく、当社を設立したという経緯です。」

掲げたMission、Visionは次のとおりだ。

●Mission：
デザインとテクノロジーの融合で、社会に寄り添い、価値を創出する。
UX、SEO、UI改善、パフォーマンス改善を通じて、意味あるプロダクトを提供します。
●Vision：
顧客やプロジェクトの課題に深く寄り添い、信頼される課題解決パートナーになる。
本質的な課題を理解し、価値を高めるチームを目指します。


これらに込めた思いについて、佐々木氏は次のように説明する。
「最終目標は、技術支援・プロダクトを通じて社会と繋がり、当社独自の価値を提供することです。これを常に追求する思いをMission/Visionに込めました。この価値は、顧客の課題を解決する技術力と、それを確実に届けるUI/UXの2軸で構成されると考えています。」

ニッチでも、小粒でも、本当に必要としているユーザーに届けて使い倒してもらえるシステムやプロダクトをつくる。そんなベンダーを同社は目指している。

同社は、この「Green」で第1号、第2号となる社員を求めている。現在、SESや受託開発を手掛けていて、「将来的に独自プロダクト開発に携わってみたい」と考えているエンジニアには見逃せない募集だろう。また、紛れもないコアメンバー、将来の経営幹部として会社づくりにも携わっていける。「自分で起業することは難しいが、会社を大きくするプロセスは当事者として経験してみたい」と思う人にも最適なポジションと言える。

同社の組織風土づくりの基軸としては、次のValueを掲げている。

●Value
・顧客エンパシー：顧客の課題に共感できるまで学ぶ。コードの目的を「課題解決」に置く。
・マイクロコラボレーション：短い時間でもチームと知見を共有する。他者の力を活用して正しい判断を目指す。
・プロジェクトオーナーシップ：全体を俯瞰し、価値ある選択をする。成果に責任を持ち、成功に貢献する。

「この実践のために、会社としてメンバー全員がクライアントと直接コミュニケーションできる接点づくりを行います。従って、当面は少数精鋭の組織運営を方針としていきます」（佐々木氏）。
なお、佐々木氏は希望したタイミングでランチ1on1やカジュアルな対話を随時設定できる相談体制を整える方針だ。日々のコミュニケーションはSlackやオンラインを中心に、必要なときにすぐ相談できる環境を用意する。定例の1on1を前提とはせず、各人の状況に合わせて柔軟に伴走する。
「本人のキャリアビジョンを共有し、その実現に向けた案件や学習を設計します。そして、状況確認は随時の個別ミーティングやオンラインで行い、必要な施策を講じていきます」（佐々木氏）。

スキルアップ施策としては、e-ラーニング講座の導入を予定。書籍購入も会社が50％を支援する。50％の自己負担には、自腹を切ることで真剣に勉強する狙いを込めている。
働き方としては、案件に応じてクライアント先常駐またはリモート併用となる。まだ本社オフィスを設けていないこともあって帰社日はなく、業務や学習に負担が少ない形となっている。
なお、出社してチーム開発したり、社員が常に交流できる場所として、数年後には自社オフィスを設ける見込みだ。
「それまでは、Web上のバーチャルオフィスで集まる予定です」（佐々木氏）。

そんな同社が求める人材像は、全てのコアスキルとなるコミュニケーション力の持ち主。
独自プロダクトと会社を同時につくり上げていくプロセスは、大きなやりがいがあるに違いないだろう。