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インタビュー画像代表取締役社長 太田 良二氏 長年、データ分析基盤に携わってきたエンジニア社長。データウェアハウス開発企業でキャリアをスタートさせ、コンサルファームでデータ分析基盤の構築で活躍。「レイクハウス」という新しい概念を掲げるDatabricksの技術に衝撃を受け、データブリックス・ジャパン株式会社に転職。その後、親類が経営する亀田総合病院のCDO(最高デジタル責任者)に就任し、病院DX推進の一環でarcbricksの代表を兼務することになる。

Databricksに出会うまでのキャリアを教えてください。

私はカナダの大学卒業後、北米を拠点とするデータ企業に入社し、カナダと日本でキャリアを積みました。その後、日本の鴨川市にある亀田総合病院に転職し、情報戦略部でデータ活用を推進しました。 ただ、医療の世界はとても特殊で、ミスが許されない厳しさがある一方で、DXやデータドリブンの文化はまだ根づいていませんでした。職人技のような手作業が多く、理想と現実のギャップに悩んだんです。「もっと大きな変革を起こしたい」と思いながらも、当時は小さな改善を積み重ねるのが精一杯でしたね。 ― Databricksに触れ、衝撃を受ける 「このままでは自分の目指すDXは実現できない」――そう感じた私は、現場をいったん離れて、物事を俯瞰して動かせる力を身につけたいと思いました。そうして飛び込んだのがコンサルティングの世界。ここで出会ったのが「Databricks」という、データとAIを包括的に扱える画期的なプラットフォームでした。 私が最初に衝撃を受けたのは「レイクハウス」という新しい考え方でした。従来のデータ基盤は、数値データを扱うことが得意でしたが、画像や動画のような多様なデータは扱いづらかったんです。しかし、Databricksが提唱する「レイクハウス」という概念は、それらをすべて統合して処理できる新しい仕組み。実際に触れてみると、細部まで現場のニーズを想定して設計されていて、「かゆいところに手が届く」と感じました。 そしてその完成度は、単なる技術の進化を超えて「次世代のデータ基盤」としての必然性を持っている――そう確信しました。

arcbricks株式会社の代表に就任された経緯を教えてください。

Databricksの革新的な技術に触れた私は、「もっと深く学び、現場で生かしたい」という思いから、データブリックス・ジャパンに転職しました。ここでプロフェッショナルとしてのスキルを磨き、次は「必ず戻る」と決めていた亀田総合病院にCDO(最高デジタル責任者)として復帰しました。病院DX・AXの推進という大きな挑戦を担うためです。 医療の現場は経営課題も山積みですが、私はその解決にこそDatabricksが最適だと確信していました。病院経営にデータドリブンな基盤を根づかせる構想を描いていたちょうどそのとき、ITコンサルティングを展開するサークレイス株式会社の佐藤スコット会長と出会いました。 サークレイスはすでにSalesforceやServiceNow・AGAVEなどの導入で多くの実績を持ち、日本における次なる大きなニーズは「データを価値あるものに変える」ことにあると見据えていました。私の「病院の課題をデータで解決する」という想いと、佐藤氏のビジョンが重なり、arcbricksの設立が決まりました。そして、亀田総合病院がその第一号クライアントとなったのです。 その後、佐藤氏から代表就任を打診いただき、私は亀田病院CDOとarcbricks代表を兼務する形で参画しました。現在では、亀田総合病院での取り組みが「病院DXの先駆的なモデル」として全国の医療機関に広がることを目指しています。 私たちの会社では 「データを単なる資源から価値へ、そして社会を変える力へ」 というビジョンを掲げています。我々の取り組みが医療崩壊を食い止める一助となり、社会全体にインパクトを与えること――それが私たちarcbricksの使命だと思っています。

Databricksの「レイクハウス」とは、どんな概念ですか?

私のキャリアの出発点は、従来型の「データウェアハウス」という仕組みでした。これは、大きなサーバーで数値データを素早く処理できる点に強みがありました。しかし、時代とともにデータは急増し、Hadoop(ハドゥープ)などの分散処理技術が登場すると、従来型の仕組みは次第に主流から外れていきました。 その後注目されたのが「データレイク」です。これは、数値データだけでなく、画像や動画、テキストなど、加工前の“生データ”をそのまま蓄えられる仕組みです。とても柔軟ですが、そのままでは使いづらく、結局は専門家が大量の時間とコストをかけて整えなければなりませんでした。 そうした課題を解決するために登場したのが、Databricksが提唱する「レイクハウス・アーキテクチャ」です。 レイクハウスは、データレイクの柔軟性とデータウェアハウスの高速性・信頼性を“いいとこ取り”したもの。構造化された数値データも、非構造化の画像・動画も、一つの統一基盤で扱えるようになります。 つまりレイクハウスは、単なるデータの「保管庫」でも「計算機」でもなく、あらゆるデータをビジネスや社会に活用できる次世代の標準基盤。それが、私が強い衝撃を受けた理由なんです。

Databricksのファンだと伺いました。その魅力はどこにありますか?

Databricksは、世界的に有名な「Apache Spark」の開発者たちが立ち上げた会社です。 最大の魅力は「オープン」であること。 データや仕組みを特定のベンダーに縛り付けず、誰もが自由に使える形で提供しているんです。たとえば「Delta Lake」や「MLflow」といったオープンソース技術を中心に据えることで、企業は将来も安心してデータを活用できます。これは、IT業界でありがちな「ベンダーロック(特定製品に縛られて身動きが取れなくなること)」を防げる、非常に大きな価値です。 よく比較されるSnowflakeは、使いやすいデータウェアハウスとして優れています。SQLで簡単に分析でき、スケーリングも自動化されていて、特に数値データの集計やレポートに強い。一方Databricksは、もっと広い領域をカバーしています。データの加工からAIモデルの開発・運用まで、すべてを一つの基盤で完結できる。しかも構造化データだけでなく、画像や動画のような非構造データまで扱えるのが大きな強みです。 さらに、TableauやLookerなど他のBIツールともつながるので、データを「見える化」して意思決定につなげることも簡単。まさに「データとAIを一気通貫で扱えるオープンプラットフォーム」なんです。 私自身、初めてDatabricksを触ったときに「ここまで現場のニーズに応えてくれるのか!」と驚きました。細部までユーザー目線で作り込まれていて、しかも未来の拡張性も担保されている。この“懐の深さ”こそが、私がDatabricksに惚れ込んだ一番の理由です。

Databricksの導入コンサルとして、arcbricksの強みはどこにありますか?

国内外にはDatabricksを導入する企業は数多くあります。しかし私たちarcbricksが大切にしているのは、単なる「導入支援」ではなく、データを使って本当にビジネスに価値を生み出すことです。 そのために、私たちはあえてDatabricksひとつに絞り込み、徹底的に磨き上げています。複数のツールを組み合わせれば見かけ上の幅は広がりますが、運用やガバナンス、教育の面でクライアントに余計な負担を強いてしまうことが多い。私たちはそうした複雑さを排除し、最短距離で成果にたどり着ける道筋をつくります。だからこそ開発から運用、保守まで一貫性が保たれ、生産性の高さにつながるのです。 さらにarcbricksが重視しているのは「人を育てる」こと。Databricksに特化しているからこそ、クライアント企業の社員が自ら知見を深め、AIやデータ活用をリードする存在へと成長できます。私たちは基盤だけをつくるのではなく、その基盤を動かす人材という“推進力”を共に育て、企業が自走できる未来を支えていきたい。 arcbricksは「データで未来を変える」という信念を胸に、日本企業の変革に伴走します。クライアントの成長を自分たちの喜びとし、共に挑戦し続ける――それが私たちの強みであり、存在意義です。

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『高還元×案件選択×体制参画―ADiXiは"理想のキャリアに本気"です。』<設立2年半で社員数250名超!>「労働環境日本一」を目指す。
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採用担当 李ヨンギョン
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