三谷商事株式会社

東証スタンダード上場の三谷商事株式会社は、1914年に創業し、110年以上の歴史を持つ老舗企業である。長い歴史で培った信頼と実績を礎に、情報システム関連、建設関連、エネルギー・生活関連などの主要な分野で多角的に事業を展開している。

情報システム関連事業では、企業や自治体、教育機関に向けて、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークを組み合わせた最適なシステムの提案を行っている。加えて、クラウドサービスの導入やセキュリティ対策、システムの運用・保守まで幅広くサポートし、社会のデジタル化を推進している。特に自治体のDXや学校のICT化といった社会的ニーズに応える取り組みを積極的に進めている。

建設関連事業は、創業以来続けている基幹事業である。建設土木工事に必要なセメントや生コンクリート、外壁材などの建設資材を供給しており、セメント・生コンクリートの販売量では全国No.1の実績を誇る。

エネルギー・生活関連事業では、石油、LPガスなどの産業用･民生用のエネルギー、住宅設備機器、合成樹脂・化成品などの化学品を扱っている。国内の石油精製・販売大手の特約店として、全国100ヶ所以上の給油所ネットワークを保有し、トップクラスの販売実績を誇る。

これらの事業は単独で存在するわけではなく、互いに連携し合いシナジーを生み出している。たとえば、建設関連の専門知識と情報システム技術を融合した建設業界向けERPシステム『e2-movE』は、業界の実務に特化した機能で高い評価を獲得し、シェアは国内トップクラス。こうした「技術力」と「実績」という強みを活かし、三谷商事では今後のさらなる成長を目指している。

そこで現在、情報システム事業部では、事業拡大に伴い、未来を共に築く新たなITエンジニアの仲間を積極的に募集している。背景には、技術進化が著しい現代社会のニーズに応えながら、「次世代の自社プロダクト開発」を加速させたいという想いがある。

110年を超える歴史や東証スタンダード市場上場の安定した経営基盤を軸に、常に新しい挑戦と変革を追求し続けるというユニークな企業文化が特徴だ。

情報システム事業部では、常に新たな領域への挑戦を行っている。

その代表例がビジュアルシステム部の取り組みだ。画像解析分野で40年以上の歴史を誇り、顕微鏡等で利用される2次元の画像解析パッケージ『WinROOF』シリーズではトップシェアを確立してきた。しかし過去の実績に満足することなく、現在は「静止画」から「動画」へ、「2次元」から「3次元」へと解析の対象を拡大する挑戦を続けている。この技術の進化により、半導体や製造業の品質管理に加え、自動車産業など新たな分野での顧客開拓も進んでいるという。

かつて大手メーカーの特約店としてスタートした経緯を持つ三谷商事だが、もはや他社製品を扱う「商社」というポジションに留まってはいない。「自らの技術力とサービスで付加価値を増やす」という大きな方針を掲げ、独自のプロダクトやサービス開発に挑戦しているのだ。場合によっては自社にない技術獲得のためにM&Aを実施するなど、その挑戦意欲は非常に高い。

こうした大胆な挑戦を支えるのが「確かな技術力」と「安定した経営基盤による積極投資」である。

三谷商事には幅広い顧客との長年にわたる取引の中で培われた確かな技術力がある。大規模ネットワークのような複雑な設計や、大規模プロジェクトを確実に推進する優れたプロジェクトマネジメント能力は、他の会社にはない点だろう。さらに、各分野の専門知識を持ったエンジニアが在籍していることも大きな強みとなっている。幅広い顧客のネットワーク環境構築や保守を担うテクニカルソリューション部、運用保守で得た知見を活かして付加価値向上を目指すシステム部など、各部門が密接に連携し、顧客に最適なソリューションを提供できる体制を整えている。

そして、東証スタンダード市場上場企業としての安定した経営基盤は、研究開発やM&Aといった戦略的投資を可能にしている。実際に、ここ数年間の積極的な投資で発展を続け、現在の技術的な厚みを持った組織体制になったのだという。

顧客の「今そこにある困りごと」だけではなく、顧客がまだ気づいていないニーズを先回りして解決する、革新的なプロダクトやソリューションの開発に挑戦していく。

情報システム事業部の大きな特徴は、意欲があれば誰もが活躍できるフラットな環境である点だ。新卒/中途、年齢、これまでにどのようなキャリアを積んできたか、といった点は一切関係なく、社員一人ひとりの主体性が求められている。

特に今後中途入社する人に対しては、中途入社者が前職や他業界で得た経験や知見は、既存のやり方に新たな視点をもたらし、事業部全体に刺激を与える存在となることを期待している。

たとえば、数年前に発足した品質管理部門の責任者には中途入社者が任命されたことがあった。これまでのやり方とは全く異なる客観的な視点や専門的知識により、業務プロセスの中にあった品質のばらつきや課題が明らかとなり、部門全体の品質向上につながる大きな変革のきっかけとなったという。

三谷商事が求める人物像は明確で、現状に満足せず、常に自らの成長を求めて動くことのできる人物である。指示を待つのではなく自ら課題を発見し、解決策を考え行動に移す人を求めている。

上司が部下の声に真剣に耳を傾ける文化が根づいており、異なる視点を持つ中途入社のITエンジニアにも、遠慮なく意見を述べてほしいという雰囲気がある。こうした環境の中で、多くのITエンジニアが自身の考えを発信しながら、組織の中で成長していく姿が見られている。

このように、能動的なエンジニアにとっては多くの可能性が広がるフィールドである。中途入社であっても、自らの経験を活かして新しい風を吹き込み、組織の変革を担う立場になれる。「自らの力で変革を実現したい」「成長のステージに立ちたい」と願う若手エンジニアにとって、三谷商事は自己実現の場となるだろう。