株式会社Almondo

Almondoは、2023年2月に東京大学松尾研究室から生まれたAI スタートアップである。

「テクノロジーであらゆる『ひと』の力を解き放つ」を掲げ、創業当初より R&D と社会実装の両輪を徹底してきた。
音声・行動ログ解析、LLM エージェント、ナレッジ抽出など幅広い AI コア技術を内製し、IHI・東京ガス・コロプラほか大手 30 社超と共同でプロジェクトを組成。
2024年12月には上場 SIerテンダへの連邦型統合(M&A)を経て、スタートアップのスピード感ある開発力とエンタープライズ SI の開発・営業ケイパビリティを有し、国内でも類例のないAI フルスタック・カンパニーへの挑戦を先駆けた。

国内 ITの7割を占める SIer 業界は、大きなシステムの開発・n次受け構造を前提とした“レガシー構造”に縛られている。その結果「開発スピードが遅い」「新しい変革について行くことが難しい」「ユーザ企業が付加価値を享受しにくい」といった課題が蓄積している。Almondo はここを改革の第一ステップと位置づけ、次の 3 つのアプローチで挑む。

1. AI 駆動の開発プロセス
- AI/Agentと並走する開発・要件定義・テストにより、1人あたりの開発ケイパビリティを2倍に向上。
2. 連邦型統合によるケイパビリティ拡張
- テンダを皮切りに、M&A・資本提携で “開発力・営業網・業務知見” を高速取り込み。スタートアップの機動力と大手のリソースを両取りする。
3. 「真のフルスタックメンバー」の輩出
- AI／Biz／SW を横断学習できるオンボーディングと環境で、要件定義→実装→デリバリー→効果検証→アップセルやクロスセルを一人で実現できる力を身につける。

CEO伊藤はこう語る。
「かつて世界をリードした日本経済もいまや停滞気味で、デジタル競争力ランキングでは世界 32 位に甘んじ、AI 活用でも他国に後れを取っているのが現状です。長年日本の IT を支えてきた巨大 SIer・コンサル企業の在り方自体が問われています。硬直化した SI／コンサルモデルを最新の AI 技術で内側から変革できれば──それこそが日本の IT 産業に風穴を開ける大きなチャンスだと考えます。
Almondoはまさにその挑戦の先頭に立とうとしています。単なる AI 受託開発で終わらず、企業のビジネスモデルやオペレーションそのものを AI でアップデートする。そして将来的には日本発のイノベーションで世界にも挑戦していく。そんな壮大なビジョンに本気で取り組んでいるのが、今の Almondo です。」

まさに今生まれるべき・挑戦すべきなのは、“高速・高品質・高付加価値” を両立する次世代 SI モデルである。旧来 SI/コンサルが抱える課題を解消し、日本の IT 基盤をスリムかつアジャイルな形へ置き換えていく。

Almondoは 2024 年12月、上場 SIerテンダへのM&Aを行った。この M&A は、 「連邦型統合（Federated Integration）という思想に基づいた戦略的な経営戦略の一つだ。

- スタートアップの強み：高速 R&D と、PoC を週次で回すアジャイル開発カルチャー
- SIerの強み：エンタープライズ 1,000 社超への営業網、基幹系を含む大規模システム開発ノウハウ

両者を“組織間API”として接続し、必要なケイパビリティをオンデマンドに呼び出せる環境を構築した。スタートアップのスピード感と、上場企業の信頼・資本力の“いいとこ取り”により、要件定義→開発→導入→運用 をワンストップかつ高品質で提供できる体制が整った。

Almondo が “AI フルスタックカンパニー” を名乗り、挑戦する所以はここにある。研究・コンサル・システム連携・運用保守まで縦串で責任を持つ総合力は、国内 AI スタートアップでは稀有なポジションだ。

また、AIフルスタックカンパニーとして得た技術・データ・顧客接点を武器に、Almondo は 「産業 × AI 事業創出エンジン」 へとフェーズを進める。キーワードは “Business as an AI”――既存プロセスに AI を貼り付けるのではなく、ビジネスモデルそのものを AI 前提で再設計する。

この二段ロケットにより、Almondo はエコシステム全体の価値最大化を担うプラットフォーマーを目指す。連邦型統合で得た大規模開発力・営業力・資本力、スタートアップの高速実装力を掛け合わせることで、 “AIネイティブな産業構造” へ組み替えていく――それこそがフルスタックカンパニーの先の次なる挑戦である。

Almondo が掲げる 「真のフルスタック」 とは、従来のフロントエンド／バックエンド／インフラという区分ではなく、AI・ソフトウェア・ビジネスを三層一体で扱えることを指すより広い概念だ。AIの進化によって、これを1人/少数精鋭でできる土台が整ってきている。

この力を最短で身につけるため、AI／SW／Biz それぞれ専用のオンボーディングを用意している。期間は2〜4 週間。ハンズオン形式で要件定義→実装→効果検証までを一気に体験し、終了後は即座に実プロジェクトへ参加する流れだ。オンボーディングは “継ぎ足し式” に設計されており、学習ニーズをもとに適宜次サイクルへオンボーディングを組み込むことで、最速の成長を目指す。

また、キャリアとしてもさまざまなロールが見込まれていることも特徴だ。
フルスタックエンジニア、AIソリューションPM、コンサルタントなどはもちろん、Almondoの挑戦に応じて、SIのDXをテーマとした大規模開発/開発効率化への挑戦/その事業部長や、「産業 × AI 事業創出エンジン」を目指す上での事業開発への挑戦・事業部長・技術責任者など幅広い挑戦を見込んでいる。

「Almondoには実力と意欲がある人にどんどん任せる文化があります。年次や肩書きに関係なく『この人に託そう』と思えば重要なポジションやプロジェクトをお任せします。実際「強い人が一人で回せるプロジェクト体制」を作るべく動いているところで 、若手でもリーダーとしてプロジェクトを牽引するチャンスがあります。大企業では経験できないスピード感と裁量権で、存分に力を発揮してください。」(CEO伊藤)