株式会社RNC

受託開発をメインに、WebサイトやECサイトの制作、システムの保守・運用、Webコンサルティングやメディア運営等を幅広く行っている株式会社RNC。魅力を伝える「見られるサイト」の制作や、ネイティブ視点に立った「世界に通用する多言語サイト」の制作を得意としており、2011年の創業以来、業種や領域を問わず数多くのクライアントから高い評価を得ている。

同社の強みについて、代表取締役の比嘉普都哉氏は次のように話す。

「私自身がSEO会社での開発経験があることからSEOの知識があり、マーケティングについても学んだことから、それらを反映した開発力を高く評価していただくことが多いですね。“つく作って終わり”ではなく、先々を見越したフォローを行うことで、長くお付き合いいただけるケースが多くなっています」

比嘉氏がRNCを立ち上げたのは、エンジニアの働き方に強いこだわりがあるからだ。

「私は、生産者が稼げないビジネスは良くないと思っているのです。制作会社においては、現場でものをつくっている人が蔑ろになるようなことは絶対にしたくない。エンジニアがきちんと評価され、仕事が報われる環境をしっかりつくりたいと考えてRNCを設立しました」（比嘉氏）。

だからこそ、目指すのは「伸びたい人がどこまでも成長できる組織」だ。

「開発の仕事を進めながら、自分の好きなことに時間を使って学び続けられるような会社でありたいです。エンジニアがものづくりをしっかりリードできる環境をつくりたいですし、開発の知識を持って外に出てお客様ときちんと話ができるような人材を育てたいと考えています」（比嘉氏）。

実は同社は、創業から10年ほどは比嘉氏一人で回していた会社だった。採用活動を始めてからは少しずつメンバーが増えており、人材も着々と育ちはじめている。

「案件が順調に増えており、お客様側の対応ができる人材をもっと増やしていかないといけないと考えています。さらに、今後は事業の2つ目の軸として自社サービスの立ち上げも予定しています」（比嘉氏）。

自社サービスについては、現在2つが進行中。クライアントワークで得た知見をもとに開発が進められている越境ECと、社員の企画からスタートした動画関連のサービスだ。

「これから入って来られる方は自社サービスのスタートから開発に携われるので、そこが1つ楽しめるところではないかと思います。当面は受託開発も進めながら、自社サービスをしっかり育てていきたいですね」（比嘉氏）。

今後も社員の知見を生かしながら具体的なサービスを生み出していきたいと話す比嘉氏。

「みんなの好きな分野、得意な領域をその人らしい企画でかたちにしていけたらよいですよね。うちの強みである開発力を生かして、例えばIoTなどIT以外のビジネスにもチャレンジしていきたいです」

創業から10年以上が経つが、10人に満たないまだまだ小さな組織。だからこそ、これから入ってくる人たちも今後の同社を担う中心メンバーとなる。

「新規事業のスタートも控えている今のタイミングは、RNCにとってはリニューアルともいうべきフェーズです。ここから会社は大きく変わっていくはずなので、新しく入ってくる方への期待も高いです」（比嘉氏）。

まず求めたいのは、真面目であること。最後までやり抜く力と責任感、そして現状に満足せずに自分を高めようと欲を持って努力できる人だ。そのうえで、「仕事で多少辛いことがあったとしてもめげない心の強さ」も必要となる。

代表がエンジニア出身だけに、エンジニアの気持ちに沿った職場環境が構築されている。PCはデスクトップとノートが支給され、全員がデュアルモニター。机も大きいものが用意されるとあって、開発環境はバッチリだ。

「仕事の進め方についても細心の注意を払います。どうしてもエンジニアは“何でも屋”みたいな存在になってしまいがちなので、あれこれとたくさん案件を抱えないよう、私の方でしっかりコントロールしていくつもりです」（比嘉氏）。

その他、水やお茶、コーヒー等を飲み放題にするなど、社員の負担を減らすような細かいサポートにも力を入れる。また、引っ越しを考えている人が対象になるが、会社で用意しているシェアハウスを社宅のように使うことも可能だ。

沖縄への社員旅行も毎年実施しており、5月には都内の新しいオフィスに移転する予定。これからも社員の声を取り入れながら、いろいろな制度の導入やサポート体制を整えていく考えだ。

「第2創業ともいえる“会社が変わろうとしているフェーズ”だからこそ、“こんなことをやってみたい”というみんなの気持ちは大事にしていきたいです。向上心があり、自分でコミットしていきたい人にはチャンスの多い会社だと思うので、ぜひうちでチャレンジしてほしいですね」（比嘉氏）。