株式会社シュウエイトレーディング

株式会社シュウエイトレーディングは、化粧品や日用雑貨、アクセサリーなど婦人雑貨の輸入販売をメインに行っている会社だ。そのほか、海外の市場調査に関する情報提供業務や、不動産賃貸業も展開する。世界のビューティトレンドをいち早くキャッチし、国内の美容市場に新たな風を送りこむ。「日本の女性にたくさんの“美”を届けたい」という思いを基本に、化粧品など女性向け雑貨を扱う傍ら、自社でも商品開発を行っている。外見の美しさだけではなく、内面からの美しさもコーディネイトできるような商品開発や商品提案を心掛けている会社だ。

東京支店を東京・西五反田に置く。海外拠点として、ニューヨーク支社（Shuei Trading USA Inc.）、香港支社、台湾支社、ローマ支社、パリ支社、シンガポール支社を設置。そのほか、上海や北京など世界11都市に独自のネットワークを配し、ニュース性の高い新商材を発掘している。

設立は1981年5月で、当初は代表取締役社長を務める配島宏幸氏を含め、2人からのスタートだった。現在は、全世界に200名を越える社員を抱える企業に成長しており、海外の商品を日本に輸入・販売するだけでなく、海外オフィスと連携し、世界規模でワンストップの事業展開ができるのが最大の強みとなっている。

海外化粧品の日本総代理店として、百貨店・セレクトショップ・高級ホテルなどへの卸・小売をメインに事業を展開してきた同社だが、近年はEC事業部門を立ち上げ、圧倒的な成長率を誇る。海外コスメをユーザーのもとへ届けるため、自社で複数のECサイトを開発・運営するほか、受注・出荷・決済・在庫管理などの業務管理システム、さらに、コールセンター架電システムの設計・開発・運用・保守に至るまですべて内製化。

刻々と移り変わるトレンドを追うだけでなく、明日のニーズを見据えながら、生活に新たなテイストやクオリティをもたらすことのできる、トータルな商品流通の未来を見据えている。

シュウエイトレーディングは化粧品輸入会社の日本での先駆けとして、アメリカやヨーロッパで話題のコスメを厳選し、日本のユーザーに迅速に送り届けることで成長してきた。海外マーケットの動向を熟知しており、独創性に富んだユニークな製品を独自の目線でセレクト。もっとエキサイティングな商品を提供できるよう、今もなおチャレンジを続けている。商品セレクトにおいて最も基準となるのは“高い品質”と“新鮮な話題性”だが、単にトレンドを追うだけでなく、グローバルネットワークによる情報収集力・分析力を活かし、新しく夢のある商材にこだわり続けている。

海外化粧品の日本総代理店として、百貨店やレジャーホテル、シティホテルなどへの卸売りをメインにこれまで展開してきた同社だが、EC事業が非常に好調。自社運営している海外コスメのアンテナショップサイト『b-spice』では、スキンケアやボディケア、ヘアケア、フレグランス、ネイル・アロマ・アクセサリーなど多彩な商品を取り揃え、取り扱いブランドもプロの目で厳選した有名一流ブランドが名を連ねる。

【取り扱いブランド】
・英国を代表するアロマブランド「AROMATHERAPY ASSOCIATES」
・環境志向のアメリカのヘアケアブランド「mop」
・欧米のプロネイリスト御用達ブランド「DIAMANCEL」
・全国のホテル専用アメニティ「GILCHRIST＆SOAMES」
・「ricco di natura」
・「L'ideal（リディアル）」
・「Lilyth d'or」
・「Luxriche（ラクリシェ）」
・「YPlatine（イプラティーヌ）」

『b-spice』では、購入ページのほか各ブランドの紹介ページや、メンバー登録機能、キャンペーン情報、タイムセール、雑誌掲載記事の紹介、売れ筋ランキング、パーソナルビューティーアドバイス、プレゼント企画、カスタマーサービスなど多彩なコンテンツや機能を網羅。

この『b-spice』に加え、日本全国の有名百貨店やファッションビル、化粧品専門店などでの積極的な出店と合わせ、雑誌やＴＶなどメディアを広く活用した販売チャネルの展開により、リアル店舗から商品プロモーション、会員の囲い込み、アフターフォローに至る全方位的な商品流通を実現している。

「社員には会社の基盤を活用してどんどん新しいアイディアを提案し、新しい事業に取り組み、社員一人ひとりが経営者として活躍してほしい。また、責任をもって手を挙げた人には、徹底的にその新規事業をお任せします」と代表・配島氏は語る。

実際に、シュウエイトレーディングではどんな部署のどんな立場であっても、新規事業計画や改善案、取り組み案を出すことができる。人材育成の方針としては、「慣習や型にはまった発想しかできない人より、磨けば光る原石」がキーファクター。"原石"を磨くのは会社の責任と考え、職種や業界の未経験者も積極的に採用し、会社とともに成長を目指していく。

また、EC事業を将来の主要部門と位置付けており、エンジニアを非常に大切する風土だ。情報システム部の人数は17名で、一般的な商社からすると、割合としては大きい数字だ。その理由は、IT系のシステム開発やインフラ構築などの業務をほとんど内製しているためで、流通管理などの業務システムもすべて社内で開発。

いわゆる開発会社とは異なり、自社の事業に欠かせない各種システムを自分たちで開発しているため、自分の仕事で自分たちの足元が固まっていくという手応えをしっかりと感じ取ることができるだろう。また、システム開発にあたっては単純にコンピュータに向き合うというよりも、関係部署と連絡を取り合い、それぞれの部署で行われていることを把握しながらシステムをつくり込んでいくスタイル。システムだけでなく、会社の全体像も把握できるため、仕事の奥深さや面白みを感じることができ、これまで中途採用で入社したエンジニアの定着率も、かなり高い数字となっている。

「自分が考えたシステム提案を実現したい」という想いを持っている人にとっては、とても大きな手応えを実感できる。また、エンジニアとしてのスキルアップだけでなく、各部門のパートナーとして業務に携わるため、マネジメントスキルも磨きをかけることができる。ビジネス全体の業務効率化に向けて貢献できる、“経営指向の”エンジニアを目指せる職場だ。