株式会社レントラックス

アグレッシブにキャリアアップを狙いたい人材にマッチした会社がある。クローズドASP（アフィリエイトサービスプロバイダー）事業を展開する、株式会社レントラックスだ。

ASP事業は、Webメディアを運営する会社やブログを運営する個人と、インターネット広告を活用したい企業をマッチングするサービス。ASPには、オープン型とクローズド型の2種類がある。オープン型ASPは、初心者の方から長年のプロのアフィリエイターまで気軽に登録申請でき、自分のメディアやブログに広告を掲載できる。一方のクローズド型ASPは基本的に募集を公開しておらず、ASPからの招待がないと登録することできない。

「当社はクローズドASP事業を展開しています。広告を掲載するメディアを吟味し、クオリティー基準を満たすメディア様を招待しています。メディア様との関係性を重視しており、パートナーシップの意識を持って一緒にメディアを作り、広告を出稿する企業様にとって最適なメディアにすることで、広告出稿企業様、広告掲載メディア様の双方にとって価値ある取引が実現します」（代表取締役社長・山﨑大輔氏）。

クローズドASPは、メディアのクオリティーがコントロールできる代わりに、オープン型ASPに比べ、広告掲載メディアの数が少ないデメリットがあるとされる。しかし、クローズドASP業界ナンバー1の規模を誇る『レントラックス』には、5万近いパートナーが登録しており、オープン型と変わらない広告掲載先を有している。

「広告主様だけが利益を得たり、メディア様だけが儲けたりするのではなく、ユーザー様も含めて、ステークホルダーがみんな満足できる関係で末永い関係性を築くことで、成長してきました。広告代理店の機能も持っており、Yahoo!、Google、YouTube、LINE等に広告出稿できます。パートナーであるメディア様が広告出稿する時は、代理店としてサポートすることもあります。」（山﨑氏）。

東南アジアを中心に13の海外拠点を設け、アジア各国でASP事業を展開している。さらに、中国の子会社を通じて、フルフィルメントを提供する等、越境ECのサポートも手掛けている。単なる広告会社で終わらない事業展開を見せている。

「アジア各国では、成果報酬型の広告が未発達です。日本国内で培ったASPのノウハウを海外に提供し、進出した国のビジネスをアップデートしていきたいと考えています。加えて、日本のクライアントの広告をアジア各国に配信し、越境ECのサポートも事業展開しています。海外進出には今後も色んな形で力を入れていきたいです」（山﨑氏）。

広告会社で終わらない事業展開を見せるレントラックス。新規事業にも積極的な展開を見せている。同社の新規事業は、子会社を通じて進められる。株式会社GROWTH POWERは、建設機械のマーケットプレイスを運営している。

「私も含め、経営幹部に中古車売買の経験を持つメンバーが多く、中古の建設機械を海外に販売するビジネスを手掛けています。売り手と買い手の情報を集めてマッチング。在庫を持たないで、売買成立のサポートをするビジネスモデルなので、リスクが少なく事業を広げられます。日本国内の建設機械や農業機械は性能が良く、使われていないそれらの機械を海外の人々に販売することで、休眠資産の有効活用ができ、双方とも満足していただけます」（山﨑氏）。

『レントラックス』は、唯一上場しているクローズドASP。矢野経済研究所さんのデータによるとアフィリエイト市場は、まだまだこれから大きく伸びる業界で、大手金融系、不動産、車、食品メーカーさんなどの参入が毎年増えていっています。

その中で、レントラックスが運営するクローズドASPの事業は、広告出稿企業と掲載メディアの双方向に顧客を抱える営業会社ともいえる。メディアを探して育て、広告主への価値提供することで、メディアの収益も最大化される。そうなると、事業のキーとなるのは「営業」。だから、同社では営業職の人材育成に力を入れている。

「痒い所に手が届くスピード感のある営業を育てています。ネット広告を利用するクライアント様は常に急いでいます。クライアント様のニーズに応えるには、スピード感のある動きが求められます。私も営業畑でキャリアを積んできた人間。今も営業に出ています。今後の成長を考えると、私と一緒にレントラックスの営業を牽引してくれる人材を求めています」（山﨑氏）。

レントラックスは、新卒採用を中心に組織を拡大してきた。しかし、「ASP業界でトップを取る」という目標を打ち立て、そのためには他社で営業経験を積んだ人材の参加も必要と判断した。

「業界トップを取るには、営業本部長クラスの人材が必要です。新卒採用の人材も日々目覚ましく成長していますが、まだ少し時間がかかると考えています。そこで、外部から営業本部長候補となる人材を迎え入れることに決定しました。将来的には役員の道もあるポジションでの採用です。新規顧客をどんどん引っ張ってくるアグレッシブな営業人材に、チャレンジしてほしいです。是非、当社の組織を活性化させてください！」（山﨑氏）。

業界ナンバーワンを狙うには、社員の増員も必須。そこで、優秀な人材を採用してくれる人事担当者も募集している。こちらも、優秀な人材をどんどん採用してくるアグレッシブな人事担当者を求めているという。

ASP業界だけではなく、広くマーケティング分野で活躍できる会社へと成長し、さらにその先で、新規事業の立ち上げも計画を進めています。子会社で代表取締役を担ってくれるような人材も必要になってくるので、新卒プロパーの人材だけでは足りません。目標は2032年の売上1,000億円。現在160億円のASP事業はを大きく伸ばして業界ナンバー1を狙います。その後も300億、500億円と成長を加速させます。そして、海外事業と新規事業も合わせて1,000億円。実現するためには、アグレッシブに動いてくれる人材を揃えたいと考えています」（山﨑氏）。

会社の成長を加速させるため、アグレッシブな人材を求める一方で、レントラックスでは個人プレーではなくチームワークを重視している。

「全てのビジネスについて言えることですが、結局のところビジネスの成功は『人』が鍵を握っています。仲間やパートナー様がいて、初めてビジネスは成功します。人間関係を重視して動ける人でないとビジネスを成功に導けません。当社では、広告主様を開拓してきた人、メディア様との提携を進めた人、双方をマッチングした人、みんなの手柄です。役割分担の意識で協力体制を築き、大きな目標を達成する。もちろん個人の成果も評価しますが、チームワークを最重要視します」（山﨑氏）。

人材育成には、殊の外、力を入れているレントラックス。経営方針、経営理念に加え、「五箇条十五則」を設定して、社員のヒューマンスキル向上を促している。さらに、社内向けに「ライフイズム」と「ワークイズム」という行動指針を開示。ライフイズムは、主に生活面で発揮するイズム。日頃の勤務態度や業務の取り組み姿勢、イベント時の参加姿勢等で発揮される。ワークイズムは、主に業務面で発揮するイズム。クライアントや社内メンバー間で発揮されるものだ。

「社内では『ライフイズム』と『ワークイズム』を合わせて『イズム』と読んでいます。これを全て実践すれば、ビジネスの世界でトップ2%の人材になれます。当たり前のことばかり書いていますが、分かっていてもなかなか実践できないものです。『イズム』は新卒社員には徹底的にたたき込んでいます。中途入社する人材にも理解した上で、仕事に臨んでもらいたいです」（山﨑氏）。

そのほか、社内には「レントラックスルール」と呼ばれるものがあり、より細かく社員の模範的な行動を規定している。「レントラックスルール」は、社内のネットワークで共有され、いつでも確認できるようになっている。

「ルールといっても、それに従わないと罰則がある類いのものではありません。レントラックスルールに則していると、人材としてヒューマンスキルをアップさせられるといった趣旨です。中途入社する人材には、イズムとルールを学んで、そこに自分が経験したことを色付けして会社に新しい風を持ち込んでほしいです」（山﨑氏）。

イズムとルールがあるといっても、レントラックスは堅苦しい雰囲気の会社ではない。むしろ社員間のコミュニケーションが活発で、社内イベントが多く、明るいカルチャーを持った会社。社員旅行は会社が全額負担し、出社しているメンバーにはランチを支給する等、福利厚生にも力を入れた社員思いの会社だ。

「会社が真っ先に見るのは『社員』です。社員が幸福になれば、お客様に満足を与えるように頑張ってくれると信じています。それが会社の業績アップに繋がります。イズムとルールがあるからこそ、社員が価値観を共有して同じ目標に向かって歩むことができます」（山﨑氏）。

自信と野心がある人材を大歓迎するというレントラックス。山﨑氏は、これまでに培った経験を全て伝えると準備万端。現経営陣の後を継いでくれる、アグレッシブで気概のある人材のチャレンジを待っている。