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株式会社プロキューブ

  • IT/Web・通信・インターネット系

生産性とベストプラクティスを追求。6期連続黒字の基盤ソフトウェアメーカー

企業について

株式会社プロキューブは、神戸市にオフィスを構え、基盤ソフトウェア製品の開発および販売を行っているシステム開発会社だ。現在、同社が提供しているのは自社パッケージ『NetSoarerシリーズ』の開発・販売と、導入に付随する構築業務および保守業務である。

『NetSoarerシリーズ』には、統合ID管理システム『NetSoarer ID Manager』や、Webシングルサインイン認証サーバ『NetSoarer Access Maneger』、シングルサインオン対応ロードバランサ『NetSoarer Web Gate』、ログ保存・解析システム『NetSoarer Log Recorder』といった認証基盤製品と、DNS/DHCPサーバ『NetSoarer IPAM Server』等のネットワーク製品がラインナップされている。

同シリーズは、大手SIerを通じて民間企業を含めた幅広いエンドユーザーに販売されている。主な販売先は、文教および公共領域だ。同シリーズの特徴はSAML、SOAPといったオープンスタンダードの技術を積極的に採用し、オープンソース製品を活用することで汎用性の高い製品を安価に提供できることにある。販売当時からユーザー数ではなく、サーバーインストールベースの課金モデルを採用しているため、ユーザー数が数千人、数万人に及ぶ機関との相性が良い。そのため国立大学や政令指定都市等へと導入されてきた。最近は、GIGAスクール構想の一環として、各自治体の教育委員会を通じて小・中・高等学校でも採用され始めている。

同社が提供するソフトウェアのコストを押し下げている要因はオープンスタンダードの積極採用だけではない。「利益>コストの原則」に立った開発環境や開発手法、開発体制もその要因である。トム・デマルコ氏による著書『ピープルウェア』を参考に生産性を高めるビジネスシステムを構築し、自分が持っている知識にとらわれず、常に最新で最適なアーキテクチャ・技法を求めるベストプラクティス型の企業文化を醸成。さらにビジネス面、技術面両方向に全てのスタックをこなすフルスタックエンジニアの育成に注力する。

こういった施策を取り入れることは、コストを抑えるだけではなく、顧客の利益が増加する高品質のITシステムの実現にも繋がっており、必然的にプロキューブ社の競争力を高める源泉にもなってきた。直近6年間は、増減なしの同一メンバーで売上を着実に拡大し、黒字経営を続けている。

その経営基盤を活かし、近年は新しいビジネスに向けた準備も進めている。その一つが独自開発のオープンソースソフトウェア(OSS)を活かした技術サポート事業だ。5年ほど前に、ミドルウェアのWebアプリケーション基盤『Chip-in』、クラスタシステムの自動構築ツール『hive-builder』を独自に開発。『Chip-in』は、認証基盤やネットワーク基盤の構築案件とは別に、防災システムを受託している関係から派生したもので、『hive-builder』は、あらゆる案件の構築コストを下げるために開発したものである。今後は、この二つのOSSを国内外に広め発展させていく考えだ。

プロキューブ社は2001年10月に設立された会社である。“PROCUBE”という社名は「“pro”の3乗」を表しており、“Progressive Professional Programmer”を意味する。

創業者の代表取締役社長・中川路充氏は、大手電機メーカー系列のソフトウェア開発会社に16年間勤務。AI技術のエキスパートシステムやコンパイラ、グループウェアの開発に携わった経験を持つ。起業した背景には、長年にわたるエンジニア生活の中で感じていたジレンマがあった。ITシステムの導入は、顧客の利益とコストのいずれもが、金額に換算して見積もることが難しい。そのため利益とコストのバランスが軽視されがちな業界である。特に日本は製造業の文化が根強く、ITシステムの開発においてもバグゼロ至上主義に偏重し、「利益>コストの原則」が軽視される傾向が強い。

「バグを直す方がユーザーの損失に繋がるケースはいくらでもあります。“バグの曲線”というものがあって、バグは絶対になくなりません。そのなくならないはずのバグをなくすために莫大な費用と労力を使うことで、開発スピードは鈍りますし、逆に品質を損なうことになります。それなのにバグをゼロにするためには何をやっても良いことになっている。このやり方では上手くいかないという想いがありました」(中川路氏)。

独立する決め手となったのはアメリカのISVにおける開発経験だった。1993年、中川路氏はコンピュータ製品の開発業務に従事するために渡米。そこで見たのは、まさに『ピープルウェア』で紹介された高い生産性を発揮するためのオフィス環境や、損益分岐点を明確にし、利益とコストとのバランスを重視した品質基準だった。実際、中川路氏が担当した経験があるコンパイラでも、アメリカと日本の間では開発のスピードに何十倍もの差があった。

中川路氏のこういった経験はプロキューブ社の開発思想にダイレクトに影響している。損益分岐点を意識し、生産性を追求する考え方は創業当時から変わっていない。それを実践するため、ベストプラクティスを探求し続け、『ピープルウェア』に描かれた高い生産性を持つ企業文化の醸成に努めてきた。そこに技術者不足を補うための方策としてフルスタックエンジニアの育成が加わることで、現在の強みが形成されている。中川路氏は、この三つの施策を、“無駄を省いた仕組み”という意味で「エコシステム」と名付け、社内への浸透を図っている。

こういった施策によって開発工程から無駄を省き生産性の向上に努めてきた同社だが、毎年、それでも追い付けないほどの引き合いが来ている状況が続く。自社OSSを活用した技術支援事業のみならず、ゼロトラスト向け認証フロー製品の開発も進めている。そういったプロジェクトを進めていく上でも、開発リソースの増強は避けて通れない状況である。

現在、プロキューブ社の開発体制は中川路氏を含めた5名体制。中川路氏以外の4名は、創業当時から在籍するベテランエンジニアと40代、30代の中堅エンジニアで構成されている。即戦力といて活躍できる中堅エンジニアと、これからフルスタックエンジニアを目指す、やる気に満ちた若手エンジニアの両方を採用したい考えだ。

同社が求めるのは、楽観的でトラブルに立ち向かえる人材である。

「今のプログラミングは100行書くとプログラムで自動的に1万行ぐらい動くようになっています。その時に自分が思った通りに動かないということはいくらでもあります。その時に大切なことは、他人の批判をする前に、問題解決型で、冷静に解決していくことが求められます。それができなければすぐにダークサイドに落ちてしまう。楽観的であることはソフトウェア開発の適正としては非常に重要です」(中川路氏)。

同社の魅力は、認証基盤やネットワーク基盤等、ITシステムの中でも常に技術革新が求められるソフトウェア製品開発の領域で仕事ができることだろう。特に、ベストプラクティスを探究し、なおかつフルスタックエンジニアとなることを要求する同社では、常駐派遣型のインフラエンジニアやアプリケーションプログラマとは違う、ワンランクもツーランクも上の成長を目指すことが可能だ。

「プログラマーはIT土方等と言われますが、当社のエンジニアに限ってはそういうことはあり得ません。単に言われたことをやっているだけではないので、仕事をしている実感が得られますし、それなりの年収を得るという目標を持つこともできます。プロジェクトを進める中で、お客様とも技術的には対等な立場で話ができる。それが当社の社員が体現しているフルスタックエンジニアの姿です」(中川路氏)。

勤務地は神戸市の旧居留地に構える自社のオフィス。データセンターでの作業を指定された時以外、客先常駐等、社外での作業は一切ない。オフィスには、パーティションで区切られた空間に幅160cmの広々としたデスク等、業務に集中できる環境が整っている。将来的には関東エリアにサテライトオフィスを展開する予定もある。

エンジニア教育は基本的にはOJTで行うが、日常業務では各自ベストプラクティスを探索し続けている。そこで獲得した技術や知識を交換・共有する機会を設ける。また、技術雑誌の定期購読や、情報処理技術者試験を奨励し合格者には報奨金を支給する制度等、エンジニアの技術獲得は積極的に支援している。

「プログラム開発やインフラ構築等の業務に就きながら現状の仕事に疑問を抱いているような若いエンジニア、またはプログラム開発をやりたいのに運用業務しかやらせてもらえない人もいると思います。そういう人は是非フルスタックエンジニアを目指してほしいです。是非、我々と一緒にプライドを持てる仕事をしていきましょう」(中川路氏)。

中川路氏自身が毎日開発業務を行う現役エンジニアだ。また、営業は全て中川路氏が行っている。全てのものごとがエンジニア目線で意思決定され、運営されるところもプロキューブ社の大きな魅力である。

企業情報

会社名

株式会社プロキューブ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

資本金

1000万円

売上(3年分)

202132億円

設立年月

2001年10月

代表者氏名

代表取締役社長 中川路 充

事業内容

サーバ向けソフトウェア製品の開発および販売

株式公開(証券取引所)

従業員数

4人

本社住所

兵庫県神戸市中央区海岸通4番地 新明海ビル 4F

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