お客様一人一人にとことん向き合い、人それぞれ異なる「自分らしい美しさ」をサポートする
東京・新宿にあるトリコ株式会社は、パーソナライズ型D2Cサービス「FUJIMI」を運営する会社だ。2018年4月に設立され、2019年2月に第1プロダクトである「FUJIMI パーソナライズサプリメント」をリリース、その後外側からのケアとして新感覚の二層式フェイスマスクを、第3プロダクトとしてプロテインをリリースしており、2022年1月現在サービス利用者数は2万人を超える。2021年4月にポーラ・オルビスホールディングス傘下に入り、新たなフェーズに突入した。
◆トリコ創業からサービスリリースまで
創業者でCEOの花房氏は、学生時代よりベンチャー企業でメディア事業を運営、独学でUI/UXデザインを学んでいる。卒業後に自身で一度起業しトリコ株式会社は二度目の起業となるが、学生時代に培ったデザイン力、マーケティングスキルを活かし創業当初は美容メディアを運営していた。
花房氏がメディア事業から自社プロダクト開発に踏み切った理由は2つあった。1つは事業拡大、もう1つはメディア内で様々な商品を紹介していく中で芽生えた、自身で良いモノを作りたいという思いからだ。第1プロダクトであるサプリメントは、花房氏自身が使用して特に変化を体感した商品だった。
◆パーソナライズビューティケア「FUJIMI」の誕生
花房氏は開発にあたって数百名へのヒアリングを実施する中で、サプリメントを1種類開発するだけでは多くの人のニーズに応えることは難しいと感じていた。また、たくさんの種類がある中でどれが自分に合っているかわからない、パッケージは効果や悩みを訴求するものが多く何となく外で飲用しにくい、習慣化するのが難しい、といったさまざまな点で課題も見つかった。
そこで、一人一人に合わせてパーソナライズされた商品を提案するサービスを立ち上げ、オンラインで販売することを決意。忙しい日々の中でも自分自身を労りたい、自分に合ったものを使用したいといった方に向けて、専門家監修のもとWEBで手軽に受けることができる美容分析を設計した。ユーザーは自分自身のライフスタイルや食生活を振り返りながら、現在の状態や不足している栄養素を知ることができる。FUJIMIに触れる入り口となるWEB上での体験はサービスの一番の要となる。
また、パッケージのデザインはこれまでにない洗練されたデザインを意識。百貨店に並ぶ化粧品のように、持っているだけで気分が高揚するような商品作りを目指した。
「テクノロジー」×「デザイン」の力で顧客に新しい体験を提供する
パーソナライズ化粧品市場は、"世の中にたくさんの商品が溢れる中で、自分自身に合う商品を選ぶことは難しく、多少コストがかかったとしても自分専用にカスタマイズされたものを使用したい"と志向する層を中心に需要が高まっている。ECを中心にサービスを展開するトリコ株式会社では、コロナ禍においても創業以来右肩あがりの成長を続けている。
トリコ株式会社では、「テクノロジー」と「デザイン」の力を介して唯一無二のビューティプロダクトを提供する。
◆「テクノロジー」
自社のECカートシステム開発を行い2021年12月にリリースしている。これによってWEB上での美容分析結果と購入データの紐付けが容易になり、より最適なパーソナライズ体験の提供を目指す。
◆「デザイン」
顧客一人一人に寄り添い暮らしに溶け込む暖かさと、触れた時に「ときめき」を感じさせる高級感の両方を表現することでブランドの世界観を打ち出す。トリコ株式会社はCEOの花房氏含む創業メンバー3名がデザイナー出身のデザインドリブンな組織だ。
エンジニア、デザイナーが社内に在籍しており、スピード感を持ってPDCAを回すことができる点もトリコ株式会社の強みである。
個人が主体性を持って活躍でき、スピード感のある環境・社風
トリコ株式会社は、「私らしい美しさで、私をもっと好きになる」をミッションに掲げる。美しさの定義は人それぞれ異なり、ライフスタイルやその時々の気分によっても変化していくものだ。トリコはそんな一人一人の「なりたい美しさ」=「私らしい美しさ」の実現をサポートする。一人でも多くの人が自信を持ち、自分自身をもっと好きになり、健康的で豊かな暮らしを送れるよう、顧客と向き合いながら事業を推進していく。
このミッションを実現するための行動指針は以下の3つである。
1. お客様を虜に
トリコは顧客が繰り返しサービスを利用したくなるような、唯一無二のパーソナライズ体験の提供を目指す。カスタマーサクセスチームでは、定期的に既存会員に向けてのヒアリングを実施しており、顧客の生の声を吸い上げ各所に連携、プロダクト改善や新規事業に反映する取組みを行なっている。
2. 最善で最速
現在社員25名の当社。少数精鋭ならではのスピード感を持ってPDCAを回せる環境だ。考えられる全ての選択肢の中から今なすべき最善解を突き詰め、その実行を最速で進めていく。
3. 起業家精神
ポーラ・オルビスホールディングス傘下に入ったとはいえ、各ブランドは地方分権的に存在しており、グループからの干渉は驚くほどないという。安定した経営基盤とベンチャーのスピード感を兼ね備えた環境で、全社員がトリコを起業している1人として、発想力、想像力を巡らせ常に新たなチャレンジを行っていく。
◆今後の展開について
トリコはこれまで、オンラインでパーソナライズビューティケア「FUJIMI」の販売を行ってきた。2022年にはFUJIMI初のオフライン店舗を展開する予定だ。3年以内に10〜15の新規プロダクトリリースも控えており、長期の目線では海外展開も視野にサービスの拡大を目指す。そのため、各ポジションでともに事業を発展させていくメンバーを今回新たに募集する。
◆働き方・福利厚生
最後に働き方や制度について、新宿御苑にオフィスを構えるトリコでは、現在ポジション毎に出社日を定め、週1日の出社を推奨している。エンジニア、デザイナーはフルリモートでの業務も可能だ。書籍購入費の負担や資格報奨金の支給など、社員の成長やスキルアップを支援する制度も完備している。また、自社の製品を使用することで常に顧客視点を意識することを目的とし、自社製品を社員価格で購入することが可能だ。
現在のトリコはまだまだ発展途上の組織だが、さらなるサービス拡大や個人の成長を目指し、組織強化を図っている。自らの力で事業を牽引し、組織作りから携わりたい人にとって、大きなやりがいのある環境が整っている。