株式会社Enlyt

株式会社Enlyt（エンライト）は、主にWebサービス・モバイルアプリ等の開発を行う会社だ。2020年7月に設立され、横浜市中区に本社オフィスを置く。
【事業内容】
・Webサービス、モバイルアプリ開発事業
・自社プロダクト開発
・スタートアップ支援
・DX支援

Enlytでは、自社プロダクト開発のノウハウを持つアジャイルチームが、企画、デザインスプリント、開発前のMVP（Minimum Viable Product：実用最小限の製品）を用いた検証から、開発後の保守運用、DevOps体制の構築、グロースハックまでワンストップの支援を提供する。DX推進/AI開発では、顧客の既存データやリソースを活用し、ビジネスモデルの企画段階から課題仮説検証まで行う。

自社プロダクトには、「AI」「テレビネット配信・動画配信」「バーチャルオフィス」という三つの領域がある。強みは、これら自社プロダクトを保有・開発し、豊富なWebサービス・モバイルアプリ開発に活かしていること。加えて、ベトナムのオフショア開発拠点では優秀な開発エンジニアが顧客と併走し、ワンチームとしてサービス・プロダクトをつくっている。

代表取締役を務めるTRUONG DINH HOANG（チュオン・ディン・ホアン）氏はベトナム出身で、2002年3月に日本へ留学し、日本語とITを学んだ。2013年10月まで2社の日本IT企業で、SE、アーキテクト、ディレクター、営業、カスタマーサポート、サービス企画と一通りの仕事を経験。ベトナム帰国後は料理レシピのコミュニティWebサイトやグルメレビューサイトのようなサービスを提供していた。

Enlytは日本での2度目の起業で、1社目は2014年に設立したソフトウェア開発会社で、400人以上の開発組織を5年で構築し、マネジメントに当たった。2社目のEnlytは、テレビ業界のDXを支援するOTT（Over The Top）テレビ配信システム『TVplum（ティービープラム）』で知られる。

TRUONG氏のモットーは、「イケてるサービスしかつくらない」。世の中に新たなビジネスチャンスを提供するテクノロジー集団として、技術の進化と時代の変革に応じた、新しいアイデアとサービスを創出していく。

自社プロダクト『TVplum』は、テレビ番組のネット配信やVOD（Video On Demand）サービス事業の展開を可能にする、OTT動画配信システムだ。Web上で完結する動画編成室を提供し、簡単な操作でテレビのネット配信を実現させると共に、ターゲティング広告での収益化を支援する。また「SSAI広告」という技術を用いることで、視聴者にはテレビ同様のスムーズな視聴体験を提供する。

パートナー開発では常に最新技術を追求し、自社プロダクトを開発してきたEnlytだからこそ可能な開発を行っている。AI、動画やバーチャルオフィスの技術を活用した開発をはじめ、DX支援、スクラッチでのモバイルアプリ、Webサービス開発等、優秀なアジャイルチームが開発に当たる。これまで、AI採用面接サービス、社内コミュニケーション促進ツール、データベース構築、デーティングアプリ、ECアプリ、販売促進アプリ、モバイルオーダーアプリ、スキルマッチングアプリ、ヘルスケアアプリ、女性向けメディアアプリ等を手掛けてきた。

今後のEnlytは、自社プロダクトのさらなる開発に取り組み、そのサービスを世界のマーケットへ展開していく。また、スタートアップ支援サービスを立ち上げる。

2021年3月時点の従業員数は100名で、平均年齢は27,8歳。男女比は1：1の比率だ。グローバルな環境の下、世界に向けて何かをやりたい人が集っている。社内に上下関係はなく、社長も含め全員がフラット。堅苦しい雰囲気は一切なく、いつでも自分の意見がどんどん発信でき、自分のアイデアにチャレンジできるカルチャーがある。

メンバーは国籍を問わず、多様性に富んでいる。中途入社者はIT業界出身者以外にも、元アパレル業界、元ミュージシャン、元料理人だった人もいる。「イケてるサービスしかつくらない」というポリシーを全メンバーが共有し、時代に合ったソリューションを、最新のテクノロジーで提供。世の中に新たなビジネスチャンスを提供することで新たな雇用を生み出し、それと同時に、次世代のリーダーとなる人材の育成に力を入れる。

残業は各自のタスク都合によるが、基本的にはない。教育制度はOJT研修が中心だが、ディレクター採用であれば、ベトナムでのOJT研修がある。ただしコロナ禍で現状は往来ができないので、それまでは日本でのOJT研修となる。

求める人物像は、一定の社会人経験があり、スタートアップという舞台で新たなチャレンジがしたい人。性別も学歴も問わないが、ディレクター候補はベトナム研修で長期ビザが必要なケースがあるため、4年制大学卒以上であれば有利だ。

採用では、マインドセットの部分を重視する。第一に「正直であること」、次に「自分の軸をしっかりと持っていること」。また、何事にも諦めない「ポジティブシンキング」も求められる。勉強は労力を要するが、分からないことは分からないと認識し、諦めずに勉強することが、長い目で考えて重要なことだとEnlytは考える。

Enlytでは、大企業では考えられないようなスピード感で意思決定が行われる。そんな環境では失敗することも多いが、その分、早いサイクルで成長できる。とにかく実行して失敗から学びながら、人生を楽しめる会社だと言えるだろう。