技術力と創造力を原動力に世界で活躍するグローバルカンパニー
1924年に大阪の地で創業した中西金属工業株式会社。
同社は90年以上の歴史を持つ、日本を代表する部品メーカーであり、同社の歩んできた道は日本の産業界の発展とともに歩んできたといっても過言ではない。
実際にこれまで、歴史に裏打ちされた確かな技術力と品質で様々な製品を世に送り出しており、その技術力は国内だけではなく世界が認めるほどである。
代表的な製品は自動車関連や産業用機械、電気製品の心臓部として欠かせないベアリング・リテーナーから始まり、1952年からは自動車生産ラインをはじめとする各種生産ラインのシステムに対応するコンベア、さらに1965年以降は住環境をより快適にするサッシ用の戸車がある。
この三つの分野、全てにおいて日本のトップメーカーとしての技術力の高さを存分に見せている。それは各市場におけるシェアを見れば明白だ。
ベアリング・リテーナーにおいては国内市場の60%のシェアを有し、業界No1。コンベアシステムにおいては業界有数のメーカーとしてシェア30%を有し、製品は国産の自動車メーカーすべてに納入しているという実績を持つ。あの有名な「カンバン方式」の一翼を担っているのも同社のコンベアシステムなのだ。さらには、戸車においても60%のシェアを持つ。
また、それぞれの製品は国内だけでなく、海外でも高い評価を得ている。
1980年という早い段階で他社に先駆けてアメリカに進出。現在では海外に12現地法人を展開しており、輸出先は全世界である。実際に売上の半分は海外から生み出されており、グローバルカンパニーとしての一面も見せる。
この世界に誇る技術力を支えているのは、社員一人ひとりの向上心から生まれる「進化」である。
培った経験と実績、持てる力を全て結集し、生み出す「進化」
同社の強みである技術力を生み出す秘訣について人事総務部長にお伺いするとこう答えてくれた。
「常に新しい開発を行い、お客様に対し提案を積極的に行っている点です。毎年同じものであればコストダウンを要求されるのは当然のことです。そういったコスト競争に巻き込まれないためには、常に進化を遂げることが必要なのです。当社は研究開発に関しては創業以来、継続して力を入れています。」
これまで培った経験と実績、持てる力を全て結集し生み出す進化が「中西さんに任せれば安心だ」と顧客から思わせる信頼を勝ち得ている秘訣である。
同社を人事総務部長はこう表現する。
「良くも悪くも本当にお客様に対し、まじめな会社です。なぜならば、まじめにやれば必ず評価されると社内全体が思っているからです。だから、技術開発を一生懸命行いますし、お客さまの要望に応えていくために全社員が一丸となるのです。」
さらなる高みを目指すため、現在、同社は各分野において技術力強化を図っている。例えば、ベアリング・リテーナーの技術を生かした自動車関連部品の製品化の取り組みなどである。今以上に付加価値の高い製品を生み出すため、積極的に展開中だ。
同社の進化はこれからもまだまだ続くようである。
脈々と息づく「社員を大切にする」という風土。~足を運んで頂ければ損はさせません~
同社でキャリアを積む魅力について人事総務部長はこう語る。
「つぶしが利く技術ではないかもしれませんが、当社にいる限りノウハウを身に付けることが可能であり、確固とした技術が身に付くのは間違いないでしょう。ただ、それを身に付けるためには向上心が必要不可欠です。入社してからも勉強をしてもらわないと技術は身に付きません。技術者として一人前になりたいという強い想いが重要です。」
同社では、このような想いを持つ社員に対しては惜しみないサポートを行う。一人前になるために必要な外部セミナーがあるのであれば、自由に参加することが可能である。もちろん費用は会社負担である。各部門の予算には社員への教育投資への金額が必ず組み込まれているという。
「自分たちがそうやって育ってきているので、当たり前のように行っています。業績がしんどいときでさえ、この予算は外したことはないというのが当社の自慢です。『社員を大切にする』カルチャーは今でも脈々と息づいています。」と同氏。
さらに同社の魅力を若手社員はこう付け加える。「しっかりとやれるというところを見せれば、かなりの範囲の仕事を任せてもらえます。信頼を勝ち取れば、一人ひとりに任される領域は広いです。それも当社の魅力の一つでしょう。」
同社には、若手に任せる風土、そしてやりがいのある環境も揃っているようだ。
最後に人事総務部長はこうメッセージを送ってくれた。
「当社に足を運んでいただければ絶対に損はさせません。それだけの自信はあります。是非、当社に足を運んでください。」