設立以来20年間にわたり培ってきたモバイル領域のアプリ開発技術が強み
スマートフォンアプリ開発やWebシステム開発を手掛け、成長を続けている株式会社アイビス。2000年5月に携帯電話用ソフトウェアを開発する会社として設立され、以来20年間にわたって実績を積み重ねてきた。代表の神谷栄治氏は、小学生の頃からコンピュータに触れ、大学時代には日本語FTPソフト「小次郎」を開発。25歳の時に同社を設立し、今もなお第一線で技術開発を続けている。AIやディープラーニングにも詳しく、趣味でロボット開発も手掛ける生粋のエンジニアだ。
同社の強みは、スマートフォン、タブレット端末等、モバイル機器向けアプリ開発に関する技術力だ。プロフェッショナル・サポート事業部部長のH.R氏は次のように語る。
「当社はガラケーのブラウザアプリの開発からスタートして以来、一貫してモバイル領域のアプリ開発を行ってきました。iPhone3Gが発売されてすぐの2008年には、世界で他社に先駆けてサードパーティとしてメールアプリをリリースした実績があります。アンドロイドの初期の端末にプリインストールされているメールのエンジンも私達が手掛けたものです。スマートフォンやタブレット端末のアプリを開発している会社は数多くありますが、当社ほど早くから継続して手掛けてきた会社はほとんどありません」
受託開発に加え、自社製品の開発・配信にも積極的に取り組んでいるのも同社の特徴だ。中でも2011年にリリースしたお絵かきアプリ『ibisPaint(アイビスペイント)』は、アプリケーションのダウンロードサービスで国内有料総合1位を獲得し、お絵かきアプリでは我が国でトップシェアを誇る。
「『ibisPaint』は、その機能を高く評価いただき、2020年11月に1億709万ダウンロードを突破しました。2018年からは海外展開にも力を入れ始め、最近ではアジアや北米で急速に利用者が増加しています。今後さらに利用者は拡大すると見ています」(H.R氏)。
ちなみに同社で過去に配信していたメールアプリ『ibisMail for iPhone』と『ibisMail for iPad』も国内有料総合1位の獲得実績がある。
スマートフォンアプリ市場の拡大と共に、豊富な実績と高い技術力を備えた同社への開発依頼は増加する一方で、業績も堅調に推移している。
株式上場を目指して準備中!貴重な経験を積める環境
アイビスは名古屋本社・東京本社と二本社体制で、事業所として東京事業所、東京開発センター、大阪支社を展開している。会社組織は、モバイル事業部、システム開発事業部、プロフェッショナル・サポート事業部、そして管理部、経営企画室、内部監査室、上場準備推進室の7つの部署から構成されている。
モバイル事業部は、『ibisPaint(アイビスペイント)』をはじめとする自社製品を開発・リリースする事業部だ。『ibisPaint(アイビスペイント)』の自動着色機能にAI技術を用いる等、最先端技術にも積極的にチャレンジしている。
システム開発事業部では、クライアントの要望に応じてスマートフォンアプリを中心に、アプリと連携するバックエンドのWebシステムも含めた受託開発を手掛けている。設計から開発・運用までワンストップで対応しており、その技術力はクライアントから高い評価を獲得している。
プロフェッショナル・サポート事業部では、同社のエンジニアがクライアント先に常駐してスマートフォンアプリやWebシステム開発に取り組んでいる。東京・名古屋・大阪を中心拠点としており、東京で約80名、名古屋で約30名、大阪で約40名のエンジニアが活躍中。同事業部でエンジニアとして活躍する魅力について、H.R氏は次のように語る。
「モバイルやWebシステム開発に関する最新技術を身に付けて活躍できるのが魅力です。当社ではAndroidアプリ開発にいち早くKotlinを取り入れる等、新技術にも積極的に挑戦しています。最近では、AIやディープラーニング領域の開発にも参画しました。また、業務系や組込制御系からキャリアチェンジしたい方にも最適な環境です。実際、入社後に技術を身に付けて活躍しているエンジニアが多数います。モバイル未経験の方でもトレーナーがマンツーマンで教える充実した研修を設けているので安心です」
管理部門のうち、名古屋本社には管理部(経理財務課、人事労務課、法務総務課)と、社長直属の内部監査室があり、11名体制(2020年12月時点)。経営企画室 室長のH.T氏は次のように語る。
「現在当社は、株式上場の準備を進めています。それに伴って、2020年04月、上場準備推進室を東京本社内に設置いたしました。IPOを目指す会社の管理部門で経験を積むことは、キャリア形成という意味でも非常に貴重な経験となるはずです。大きなやりがいを実感しながら働ける魅力があります」
キャリアアップ支援等のサポート体制は万全。ワークライフバランスも重視!
現在、アイビスは約180名体制で、そのうち約160名がエンジニア(2020年1月時点)。平均年齢は約29歳で、20~30代の若手社員が中心となって活躍している。
キャリアアップ支援等、エンジニアのサポート体制は万全だ。月に一度のペースで上長がキャリア面談を実施し、携わりたい仕事や挑戦したい技術領域をヒアリング。不足している技術があれば研修を受けたり、技術力を持つ先輩とチームを組んで仕事をしたりしながら技術を身に付けて、希望するプロジェクトで活躍できるようサポートする。もちろん、悩み等があれば遠慮なく相談できる。
「評価制度は可視化していて、キャリアアップに繋げる項目もあります。自己革新分野という項目で、年度ごとに具体的な目標を掲げ、成長を支援するものです。例えばあるエンジニアは、1年目にPythonの資格を取り、2年目にディープラーニングのアプリケーションを開発するという目標をクリアし、現在実務でディープラーニングに携わっています」(H.R氏)
ワークライフバランスを重視しているのも同社の特徴の一つ。完全週休2日制(土日)・祝日休みで、年間休日は124日。全社平均の月間残業時間は15.5時間と少なめだ。産休・育休を取得後、時短勤務を経て復帰している社員もおり、長く安心して働き続けることができる。
企業カルチャーについてH.R氏は次のように語る。
「規模は大きくなりましたが、社員からのボトムアップを大切にするベンチャー気質がありますね。プロフェッショナル・サポート事業部にはモノ作りが好きで、新技術に興味があるエンジニアが多く、毎月AIやIoTといった最新技術をテーマに勉強会を行っています。また、自由参加でフットサルや卓球、サバゲーを行う等、エンジニア同士が交流を深める機会もあります」
一方、名古屋本社の管理部についてH.T氏は次のように語る。
「管理部にはコミュニケーション能力が高い人が集まっていますね。社員同士の仲も良く、忙しい時はお互いに助け合いながら仕事に取り組んでいます。服装や髪型はTPOを踏まえた範囲内で自由としていて、リラックスして働ける職場です」
今後もAI等、最新技術にも積極的にチャレンジし、エンジニアにとって魅力的な仕事をどんどん増やしていきたいという同社。株式上場を目指して会社がダイナミックに変化していく中で、会社の成長と共に社員も成長できる魅力もある。スマートフォンアプリやWebシステム開発の最新技術を身に付けて活躍したい方や、上場を目指す成長企業の管理部門で経験を積みたい方にはおすすめの会社だ。