株式会社アドワールド

配布品質No.1のアドワールド とデジタルマーケティング事業をメインとするビットミックスが、ジョイントベンチャーで新たな会社を設立。
同社でリリースしたのが、業界初のポスティングマッチングシステム「ポスティンgoo!」である。
新会社の稼働に伴って、創業メンバーとしてプログラマーを大々的に10名募集いたします！


スマートフォンの普及によって生活者の主な情報閲覧手段が紙メディアからインターネットへと移行している昨今、新聞購読数は激減し、折り込みチラシのレスポンスは著しく低下している。また個人情報保護法の施行によってダイレクトメールの活用も大きく制限されてきた。一方で効率良く確実に情報を訴求できる広告伝達手段として需要が増加しているのが、チラシやフリーペーパー、各種販促品を、各家庭にダイレクトに配布するポスティングである。
　
チラシやフリーペーパー、各種販促物などの需要は減ったわけではなく、新しいサービスや店舗などを認知する入り口としてまだまだ健在だ。実際、多くの生活者が、チラシなどでサービスを認知し、Webサイトにアクセスするという行動を取っている。新聞折り込みやDMの需要が減った分が、ポスティングに流れ、市場を拡大しているのである。その成長する市場に着目し、インターネット通販印刷を展開するベンチャー企業などによる新規参入も増えており、Webサイト上でポスティングを受注する新サービスも生まれてきた。
　
そういった市場を背景に、1994年からポスティング事業を展開する株式会社アドワールドが、デジタルマーケティング事業を展開する株式会社ビットミックスとともに設立したジョイントベンチャー・合同会社アドミックスを通じて2019年4月にリリースしたのが、ポスティングマッチングシステム『ポスティングGoo』である。
　
ポスティングマッチングシステムとは、同一期間、同一エリアでチラシや販促物を配りたい広告主同士をマッチングさせ、配布にかかるコストを分担する仕組みだ。これを同サービスでは「シェア配布」と名付けている。ポスティング業界には従来から「併配」と呼ばれる仕組みはあったが、それらはポスティング会社が受注のタイミングによって、原価を下げたり、受注を促進したりするための手段として行われてきた。それに対し『ポスティンGoo』は、Webサイト上で予め情報公開し、相乗りする広告主を募る。広告主にとっては、従来よりも計画的にポスティングのコスト削減を図ることが出来るようになるメリットがあるし、ポスティング会社にとっても自社のリソースを有効に活用し、利益率を向上させられるメリットがある。

サイト上では従来通り「単配」と呼ばれる、単独広告主による配布も受け付けており、対象エリアは現在（2019年10月）、東京23区、千葉県（一部地域除く）、大阪市となっている。そのうちシェア配布に関しては東京23区、千葉県のみの展開となっているが、サービスをブラッシュアップさせな、将来的には対象エリアを全国へと拡充させていく計画である。

ポスティングサービスで事業を拡大する上でカギを握るのは配布品質だ。広告主がポスティングに求める成果はただ1つ。チラシからの反響、つまり集客である。その集客を上げるための大前提が対象者にチラシが確実に届くことなのだが、全てのポスティング会社がそれを実現出来ているわけではない。なぜなら配布スタッフの行動を管理することが容易ではないからだ。
　
『ポスティンGoo』の配布を受託するのは、アドワールド社とアドワールド社が厳選し推薦するポスティング会社だ。アドワールド社は1994年に大阪市で設立され、現在では大阪市、堺市、神戸市、名古屋市、東京都の計9拠点でサービスを提供するまでに成長している。ポスティング数月間平均約1,000万枚は業界随一である。その成長を牽引してきたのがまさにサービスクォリティの高さだ。配布スタッフ全員がGPSを持ち、配布行動の軌跡を記録。加えて、現場の管理者によるチェック、管理本部によるチェックの2重チェックで品質維持に努める。その徹底した管理が実現する品質ゆえに、直取引の広告主からの長期利用はもちろん、広告代理店を経由して依頼を受けた広告主からも継続的に指名を受けることが少なくない。
　
2019年1月には、日本ポスティング協同組合が主催する『日本ポスティングクオリティ大賞』を受賞。日本ポスティング協同組合は20年以上の活動実績を持ち、全国のポスティング会社約90社が加盟する業界団体である。その中にPQプロジェクト委員会を設置し、理念の浸透度合いや生活者からの認知度、クライアントとの信頼関係、従業員に対する教育など、独自の評価軸で組合員企業を評価。同社はその中で獲得評点93.9点、総合評価「A+ランク」という最高レベルの評価を受けているのである。
　
同社の認知はポスティング業界にとどまらず広告界全体にまで広がっている。2019年3月には広告やマーケティングの専門出版社・宣伝会議社から依頼を受け『なぜいまポスティングか 〜20年以上の経験則に基づく10の仮説〜』を出版。さらに『販促会議』『宣伝会議』にも関連記事が掲載されるなど、同社の評判はますます上がってきている。

その品質を支えているのは「店主の祈りを届ける」という同社の経営理念だ。同社は、ある事業会社の中に自社のチラシをポスティングする広告部門として誕生した経緯を持つ。そのため開業したばかりの個人オーナーやチェーン店の一店舗を任される店長たちが抱える不安や悩みがわかる。地域に根ざしたスモールビジネスオーナーの「一人でも多くの人が来店してほしい。一人でも多くの人に問い合わせをしてほしい」といった願いを背負う存在である自覚を持ち、配布スタッフを始めとする従業員全員で共有してきたことが業界トップレベルのサービス品質を実現する最大の要因なのである。

アドワールド社のサービスクオリティを強みにサービスを本格化させる『ポスティンGoo』だが、課題はサービスの開発・制作を担う人材の採用である。新たにWEBプログラマーを新たに迎え、UIとUXの改善を続けながらサービスを発展させる計画である。求めるのはCakePHPを使用した開発経験と、これからステージを上げて行きたいという勉強意欲を備えた人材だ。
　
日本ポスティング大賞を受賞しているアドワールド やデジタルマーケティングを得意とするビットミックス、さらにSEMのスペシャリストや経営コンサルタントなどの外部パートナーと連携しながらサービスの構築や運用に携わるので、専門性の高い業務体験を得ることができ、スキルアップや成長とって非常に良い環境が整っている。
　
アドワールド社は1994年に設立された会社だが、現在の業界におけるポジション作りを牽引してきたのは2014年に現職に就任した代表取締役・佐々木実氏だ。もともとサービス品質は高い同社だったが、その品質に比べて業界での認知度は決して高いとは言えず、事業規模も現在の6割程度だった。そこで佐々木氏が注力してきたのがブランディングである。組合活動に積極的に参加して存在感を示し、問い合わせのあった広告主には必ず訪問し行って名刺交換するところから商談を始めるよう営業スタイルも変更した。また2017年以降は3ヶ月ごとに全国所長会議を開催し、経営計画に基づいて、成績の確認や考え方の統一を図りながらノウハウやクォリティの平準化を図ってきた。
　
こういった取り組みは、会社の利益拡大のみを目的としたものではない。従業員の幸福を追求することも大きな目的である。佐々木氏が考える従業員の幸福とは、まず最低限の条件として安定した生活が送れることである。そのためにも売上の拡大が必要だ。また、仕事に誇りが持てることも重要な要素だ。そのために業界での認知拡大やブランディングにも注力してきたのである。

また、佐々木氏の社長就任以降、同社に培われてきたのは、風通しの良さと、社員同士が協力し合う社風だ。佐々木氏自身が社員の目線に下りて分け隔てなく砕けたコミュニケーションを取ることも手伝い、和気藹々とした雰囲気が保たれている。所長会議で集まれば、各拠点の業務の詰まり具合を共有し、大変そうなところはお互いに助け合う。そういった社風が築かれていることから、人間関係で辞める社員はまずいない。
　
「それは本当に助かっています。弊社の社員は全員アルバイトから引き上げた人材ばかりです。チームで仕事が出来ることと、お客様のところに行って名刺交換が出来るという2点を重視して採用してきた結果、現在の社風が築かれてきました」（佐々木氏）

このような雰囲気は『ポスティンGoo』に携わるWEBプログラマーにも良い影響を与えるはずだ。また、立ち上がったばかりのサービスに携わり、自分で企画したことを実現していける環境、生まれたばかりのポスティングEコマース市場で広告主から最も支持されるサービスを実現するために力を発揮する醍醐味も魅力だ。ないところから立ち上げて行くことには苦労も伴うだろう。しかしその分得られるものも大きい。その果実を得られる人材は限られている。ぜひその1人になって欲しい。