株式会社エースラボ

株式会社エースラボ（旧社名：株式会社エー・エス・エー）は、EC運営代行をメインに、Webサイト制作、Webデザイン、さらに小売業も展開する会社だ。設立は2009年12月で、大阪市北区天神橋に本社を置く。楽天やヤフーなど多くのモールで店舗を運営するほか、積極的に自社製品を開発。これまでの実績と経験を活かし、商品登録・撮影・ページデザイン・ショップ運営代行・商材の卸しまでトータルにプランニングし、企業やサイト運営者の想いをカタチにしている。

EC事業部では、自社ECサイト「ASA」を12店舗運営している。取り扱う商材は、ココナッツオイルやカラーコンタクト、電子タバコ、スマホグッズなど幅広い。サイトデザインやUIも高く評価されており、国内の主要ショッピングモールサイトでは常に人気上位にランキングされる。2017年には楽天市場「おもちゃ・ホビー・ゲーム・ジャンル賞」でショップ・オブ・ザ・イヤー2017を受賞。2018年にも、楽天ホビーランキングの1位に入賞した実績がある。2017年4月は新規事業として、他社のHPやECサイト制作を手がける「Web事業部」を発足。顧客のWebサイト制作を手がけることで、さらなる事業拡大を進めていく考えだ。

エースラボの強みは、代表を務める阿佐氏の“仕入れ力”にある。トレンドに対する嗅覚を武器に、インターネットやテレビ、雑誌から流行りそうな情報を仕入れ、「これは当たる！」と思ったらスピーディーに取り扱い交渉に移る。新しくココナッツオイルを扱う際は、決定した翌日にフィリピンに急行。現地の工場で直接交渉し、その場で総代理店契約締結までこぎつけた。また、日本人向け商品開発にもこだわり、ココナッツオイルをはじめ国内で大ヒットを収めている。

2018年の7月、エースラボは旧社名「エー・エス・エー」から現社名に変更した。エー・エス・エー時代に築き上げた安定した経営基盤、顧客の信頼の上に、これからのエースラボは新たな事業を展開し、さらなる業務領域拡大を行っていく方針だ。

エースラボは、Web制作、ECサイト運営、商材卸しの3つを軸とした事業を展開している。Web制作事業では、「ユーザー目線」による動線設計と、デザインを強みとしたサイト制作を実践。単に要望通り制作するだけでなく、「つくり終わった後にどれだけ利用されるか」に重点を置いている。同時に、「売れるためのデザイン」を提供することで、理想とする“ストレスなく欲している情報にたどり着けるサイト”を制作することにも意を注ぐ。「売れるためのデザイン」とは、きれい、見やすいは当然のこと、最終成果の“購入をつかみ取る”構成力、デザイン力のことだ。また、単発での受託ではなく長期的な関係づくりを重視している。

【主な制作実績】
「鍋屋 朝衛門」…国産もつ鍋商品ページ
「ACE-labo（エースラボ）」…コスメ商品ページ
「VAPESHOP ACE-labo」…電子タバコ商品ページ

ECサイト運営事業および商材卸し事業では、実にさまざまな、旬の製品を取り扱っている。前述したココナッツオイルは、自然豊かな環境で大切に育てられ、農薬は不使用。厳格な認証を取得した貴重なオーガニック認定品だ。そのほかにも、「コク」と「まろやかな甘み」が特徴とココナッツシュガーやスムージー、グラノーラ、アマランサス、ビーパナシア、さらに大阪・北新地にある割烹の名店「葉四季」が全面プロデュースした「もつ鍋」など、スーパーフードから和食までこだわりの逸品を揃えている。

さらに、電子タバコやカラーコンタクト、ブランドコスメ、スマホ関連グッズなども取り扱っている。特に、電子タバコは国内での認知はこれからだが、世界の電子タバコの市場規模は約3500億円とも言われ、今後さらなるブームが期待されるジャンルだ。このように、自社ECサイト「ASA」を通じて積極的に自社開発商品や旬な製品をアピールし、商材卸しとしても実績を積み上げているエースラボ。今後は自社ブランドACE（エース） をベースにブランド展開を行い、企業として認知度を高めていく方針だ。

2018年8月時点の従業員数は42名で、平均年齢は30.5歳。男女比は5：5の比率だ。女性の役職者は2名在籍し、産休・育休の取得実績もある。新卒・中途の割合は1：9で、直近1年間の離職率は5.88％となっている（18名中、1名退職）。残業時間は、繁忙期は膨らむものの平均30時間以下を達成。将来的には、ゼロにすることを目指している。

主な福利厚生は、各種社会保険完備はもちろん、社員旅行、社員割引、デザイン関連の教材配布、社内ドリンク支給、コーヒーメーカー設置、服装・髪型自由など。教育制度としては、「学べる環境をもっと充実させてほしい」という従業員の声を受け、業務時間の一部を勉強にあてることができる制度をつくった。それ以外に外部研修などを受けたければ、申請・承認制ではあるが会社が費用を全額負担する制度もある。

チーム内でのスキルアップは、それぞれのメンバーの担当業務を全員が把握することで、チーム全体でのレベル向上につなげている。デザインだけでなく企画にも携わることができるため、適度な刺激を受けながら業務に集中することができる。新しい施策もどんどん打ち出していることもあり、社内全体も活気があふれている。

これまでの中途採用者のキャリア例としては、ECの実務経験者や制作会社での経験者などがいる。求める人物像は、売上を意識できPDCAを回すことができる人材、周囲と協調協力し、人の気持ちを考えて行動・発言できる人材、高いモチベーションを持ち向上心あふれる人材だ。

採用では、スキルや経験よりも“意欲”を重視する。具体的には、「プロ意識のある人材」だ。スキルや経験については入社後に磨くことができるが、プロ意識はその前提条件となるもので、それがなければ経験を積んでも活かすことができないと考えているからだ。「業務の幅を増やしたい」、「楽しみながらしっかり働きたい」という希望を実現できることはもちろん、自分がいま何をすべきなのかを考え行動することで、顧客から指名されるようなデザイナーへと成長できる環境だ。