画面に触る(TIGる)だけで知りたい情報へ瞬時につながる、新たな動画体験を発信
パロニム株式会社は最先端のインタラクティブ動画サービス「TIG/ティグ」を開発・運営する会社です。
動画市場はますます拡大を続け、スマートデバイス上で、動画を楽しむことが当たり前の時代になりましたが、再生中に知りたいことがあっても、検索の方法が分からず、様々なページを回遊して情報を探すという多くのプロセスが必要です。例えば、出演者の着ている服が気になっても、それがどこのブランドでどんな商品か、どこで買えるのかなど欲しい情報になかなかたどりつけなかったり、検索をすることで内容に集中できなかったり、さらに、動画と検索ブラウザを切り替える手間も動画視聴でのストレスの原因となっています。
その問題点を解消したのが、当社の「TIG/ティグ」の技術です。動画再生中でも、画面内の気になる対象物に触るだけで、瞬間的に情報を入手し、さらにストックまで可能としました。動画だけでは伝わりきらない細かな情報まで、動画のスト―リーを邪魔することなく、シンプルな動作のみでたどりつくことができる、最先端のインタラクティブ動画技術を提供しています。未来の動画は「TIGる」のが当たり前となるよう、ECや音楽、教育、観光など様々な分野で「TIG/ティグ」を普及させ、想像を遥かに超える、新たな動画体験を発信していきます。
「TIG/ティグ」は、動画制作や配信、広告、さらには視聴しているユーザーの環境までも、ガラリと変えてしまうパワーを持っていると信じて取り組んでいますので、動画市場で活躍してみたい方、新しい技術の開発に携わりたい方、なんか面白そうだなと思っていただける方、ぜひ、一緒に「TIG/ティグ」の新しい価値を創造していきましょう!
映像内のコンテンツに直接触れて情報をストックするという、新たなUXを提供します。
動画視聴環境に革命を起こす! 「TIG」開発の経緯と現状は?
(以下、インタビュー)
この「TIG」だが、同社代表取締役・小林道生氏が2008~9年ごろに着想し、温めていた企画を実現したものだ。しかも「TIG」には、すでに国内外から多くの興味が寄せられており、いくつかの大きなプロジェクトが走り出しているというから驚きだ。ではここで、小林氏にご登場いただき、TIG開発の経緯について聞いてみよう。
「元々は会社員として、映像や放送伝送関係のシステムに関わっていました。そのため、取引先である放送局の持つ映像コンテンツの魅力もわかっていました。大きな契機は、iPhoneの登場ですね。ものすごい衝撃でした。こういうものが進歩すれば、普段テレビで観ているコンテンツが、手のひらサイズのスマートフォンで観られるようになる。いつでもどこでも映像が見られる時代になるぞ、と思ったものです。」(小林氏)
そこで小林氏は、いずれ「ユーザーが映像を見ながら購買や検索などのアクションを取る時代が来る」と考え、現在のTIGに繋がるアイディアを思いついたという。その後同氏は、Webを含めたデジタルマーケティング全般を知らねば、次なる「映像×情報」時代のビジネスに対応できないと考え、Web広告関連の会社を起業。そこで培った知識や、新たに登場したテクノロジーを用い、独自にTIGの原型になるサービスを開発した。
「新規事業開発という名目で、事業で得た利益を投じ、一人コツコツ、外注の力も借りながら開発していきました。お金は全然産まれませんでしたね(笑)。それを、現在取締役として参画している西田も本格的にジョインしたタイミングで、スピンアウトという形で2016年11月にパロニムを設立し、今では開発環境も内製化することができました。」(小林氏)
その後1年ほどの歳月を掛け、ようやく技術的に世に出せる状態にまで仕上がったTIG。2017年中には、提携するコンテンツホルダーが「TIG化(映像に情報が付与されている状態)」された映像を配信し始めるという。加えて、上海にも拠点を置き、中国国内の放送関係事業者との業務提携も行い、すでに実証実験的に配信をしたところ相当の反響があったそうだ。いよいよ、TIGによる動画視聴革命の始まりだ。
「まずはTIG化された動画が、どれだけ世の中に受け入れられるか、ワクワクしているところです。そしていずれは、Webにあるものだけではなく、テレビ放送も含めた全動画コンテンツがTIG化され、動画を視聴しながら、知りたい・手に入れたいという欲を満たせるような、新たな動画視聴体験を全国、全世界の人々にお届けしたいですね」(小林氏)
広がる映像マーケットと、「TIG」の持つ本当の力。そして、求められる人材像とは
設立わずか1年にして、多くの企業、コンテンツホルダーからの興味を集め、いよいよ国内、そして世界市場に打って出ようとしているパロニム。
「インフラやデバイスの進化とともに、映像マーケットが急速に伸びていて、当社のビジネスもその波に乗っていくことも事実なのですが、そもそもWeb動画であれテレビ放送であれ、ユーザーの『興味』や『欲求』を全て吸収できているわけではないんですよ。
たとえば、リアル店舗でモノが売れるとき、目的買いは実は1割程度しかなく、残り9割はいわば『衝動買い』だと言われています。一方、Webでの購買については、検索という行為が必要なこともあり、目的買いが3~4割を占めると言われています。つまり、まだまだユーザーの『衝動』を起こさせる余地があるということなんです。
私たちのTIGは、映像という、ユーザーの心を動かしやすいコンテンツに、情報やアクションするためのルートを付加することで、コンテンツのパワーを上げるもの。単に流行り物というだけではない、力を持ったプロダクトだと考えています」(小林氏)
ユーザーの心に本当に響くプロダクトを真剣に開発し、届けたいという高い志をもつ方には是非挑戦していただきたい企業である。