ランジェコスメティーク株式会社

ランジェコスメティーク株式会社は、成長著しい湘南美容クリニック（SBCグループ）の本部機能を担う会社だ。
湘南美容クリニックといえば、美容外科のほか美容皮膚科、歯科、血管外科、不妊治療、植毛・毛髪、低身長外来などを展開し、全国に100院を展開（2020年1月現在）、毎年120％以上のペースで成長を続ける、日本トップクラスのメディカルグループだ。
再生治療などの先進医療領域にも積極的に取り組むほか、クリニック経営で培った人材育成、マーケティングのノウハウを活かした病院・クリニックのM＆Aや経営再生事業にも力を入れている。

そんなSBCグループの経営、人事、採用などを担当するほか、ドクターズコスメの開発・販売なども手掛けるランジェコスメティークは、急成長するSBCグループを陰で支え続けている。

SBCグループの企業理念である「究極の3方良し」の実現。お客様よし、スタッフよし、社会よしの三方良しを本気で目指す同社であるが、決して一部の人間が望むだけで実現できるわけではない。全スタッフが、同じ方向を向くことで初めて為し得ることができるのだ。
そしてスタッフが幸せに働ける環境があるからこそ、お客様へのサービス強化・お客様満足度を高めることができ、更に一定の利益を生み出すことがで社会へ貢献できる。その3方良しを体現することが、SBCグループで働く大きなやりがいへと繋がっている。

「お客さまに喜んでいただけるか？　幸せになっていただけるか」を行動規範に掲げ、感動するサービスの提供を最大の価値としているSBCグループ。現場では最新技術がすぐに導入され、施術のメニューも多く、値段も安い。こんなにも良いものを提供しているのに、美容外科や皮膚科クリニックに対する高いハードルは依然として高い現状がある。同社は、そのハードルを攻略する役割を担っている。
世界一のメディカルグループを目指し続けるSBCグループにおいて、取るべきアクションはたくさんある。新しいサービスをどんどん取り入れ成長してきた同社では、一人ひとりに任される裁量が多いため、主体的な行動が求められているのだ。

マーケティング部で部長を務める片寄裕之（かたよせ ゆうじ）氏は、「マーケティングのプロ」として久光製薬で活躍。サロンパスなど看板ブランドのリポジショニングや、新ブランド「フェイタス」の成長戦略の立案と実行を手掛けた人物だ。腕を買われてジョンソン・エンド・ジョンソンに転職したあとも、日本の育児文化や競争環境に適合する戦略を打ち立て、売上・シェアともに回復させた。2015年9月、SBCメディカルグループに入職した片寄氏だが、入職の理由は、グループが持つ未来への可能性が、とてつもなく高いと感じたからだという。

片寄氏の役割は、SBCグループのビジョン達成を、マーケッターとして支えること。「湘南美容クリニック」という名前から「美容医療」のみを扱うイメージの強いSBCグループだが、グループが見据えるのは「世界ナンバーワンの総合病院の設立」だ。美容外科や美容皮膚科は、診療科目の一部に過ぎない。まずは美容部門で圧倒的な実力と人気を備え、その後、他の診療科目でもナンバーワンを取る。それがSBCグループのビジョンだ。その戦略を実現する第一ステップ「美容部門を日本一にする」道をつくるのが、片寄氏率いるマーケティング本部の仕事なのだ。

片寄氏の役割はもう一つある。それは、「マーケティング部のスタッフの成長を支えること」だ。スタッフには、マーケティングの面白さを体感し、好きになってほしいと考えている。例えば、担当する各クリニックの売上や人数などを分析し、改善案や新規企画を提案するといった業務がある。売上が好調であれば、その理由やさらなる向上策を練り上げる。マーケッターはデータから提案をして実行まで持っていくのが腕の見せ所であり、つまりは"データの先"も含めてケアするのがキモ。毎月の売上や季節ごとの人気商品、利用者数などのデータを参考に、各クリニックの強みを活かす戦略を打ち立てるところに醍醐味がある。

開業当時（2000年）は、たった5人からスタートしたSBCグループだが、今ではグループ全体でスタッフ数約4000名にまで成長。
その原動力は、「君がやり遂げるなら、やってみろ」という企業文化だ。トライ・アンド・エラーを大切に、"失敗"を受け入れる風土で、採用については「グループ理念にマッチしているか」を重視する。

グループの成長のため、自ら考え、自ら動き、率先して変えていく、そのコーポレートスタッフの特徴は、以下の3つに大きく分けられる。
1つ目は、「個人の強みを伸ばす」。得意なことはドンドン任せていく方針のため一人ひとりの裁量がとても多い。一般的な企業に比べ、柔軟な体制が特長だ。

2つ目は「スピード感」。競合する大手美容クリニックは何十年という長い歴史がある医院も多いが、湘南美容クリニックグループはたった19年で大きな成長を遂げた。その原動力の一つが、スピード感を持って市場を見据え、事業展開に活かしていることだ。

そして3つ目は、「チームワークが本当に強い」ということ。年齢や経験を問わず対等に話せる雰囲気があり、それぞれが互いの苦労を理解しているからこそ、理想的な協力体制を実現しているのだ。

また、頑張った分はしっかり還元する風土もあり、福利厚生やイベントなども充実している。例えば、会社負担による2か月に一度の「飲みニケーション」制度や、会社からの援助が受けられる部活動（ゴルフ、ランニング、登山、スノボなど）、保育料支援制度など、スタッフ目線の働きやすい環境を実現している。