小さな会社でも事業はビッグ!導入実績多数の医療システムと受託開発で成長中
株式会社アクシスは、クラウド型電子薬歴『メディクス』と調剤予約・医薬分業支援システム『スマホよ薬』を自社サービスとして展開するほか、システムやスマートフォン向けアプリなど様々な受託開発も手がける会社だ。掲げるビジョンは「家族に誇れる仕事で1,000万人以上が利用するサービスを創造します」と壮大だ。このビジョンの通り、20代〜30代を中心とした70名余りの会社ながら、手がけていることは大きい。
自社サービスの医療システムは、既に大学病院や数百店舗を展開する大手薬局チェーンに導入され、さらに着々と導入実績を伸ばしている。受託案件も、例えばBtoBのサービスを展開するマザーズ上場企業と初期の頃からつきあい、その会社のWebサイトの開発、運用をずっと手がけていたり、大学や専門学校など数々の学校を擁する大規模な学校法人の業務システムを担っていたりと、クライアントからの直請けで、数々の大規模な案件を手がけている。アクシスが得意とする医療の領域では、国内外に予防医療のITサービスを展開する会社のシステム構築を全面的に担っているという事例もある。予防医療は国の関心も高い領域で、今後ますますのサービスの発展が期待される。
受託案件は、営業活動は一切していないものの、同社の技術と実績を見込んで次々と声がかかる状況だ。これは、代表取締役CEOの近藤一馬氏の経歴によるところも大きい。近藤氏は、創業間もない時期の株式会社ネットプライス(現BEENOS株式会社)を皮切りに、いくつものIT企業を渡り歩き、経験と実績、そして豊富な人脈を構築してきた人物だ。2008年にアクシスを創業した。
現在は、引き合いに対して社内のマンパワーが追いつかず、お断りしてしまうケースもあるという。開発ももちろん、全て自社内で行っている。一見、「50人規模のシステム会社」というと、世の中にあまたあるSES事業などをメインにする会社を想像するが、アクシスはまったく立ち位置が異なっているのだ。社名のアクシスは、日本語にすると「軸」という意味。しっかりした軸を持ち、いずれ1,000万人規模のサービスを創出することを目指してつけた。自社サービスも受託開発も順調に成長を続けるなか、体制を整え、さらなる飛躍を目指す。
大手薬品卸アルフレッサとの連携が強み。参入障壁高い医療業界で一歩リード
創業当初から、医療領域を目指してきたアクシス。「医療領域は、医療技術や医薬品は飛躍的に進歩している一方で、IT化は他の産業と比較するとまだまだ発展の余地が大きく残されていると感じています。IT技術を使って医療に従事する人の業務を効率化することができれば、医療従事者のみならず、患者さんの役にも立ちます。それは我々が手伝える領域であり、間接的に社会貢献にもつながる事業となるでしょう」。こう話すのは、マネージャーの青木博信氏だ。
様々に構想はあるが、現在スタートしているのは、冒頭で紹介した『スマホよ薬』と『メディクス』だ。『スマホよ薬』は、患者が処方せんをスマートフォンで撮影して調剤薬局へ送信すると、調剤を予約することができるアプリ。個人で使うほか、医療機関用には、従来の処方箋を薬局にFAXするコーナーに替わるものとして使うこともできる。既に有名な大学病院などでも導入されている。
電子薬歴『メディクス』は、薬歴情報をデジタルに管理、活用する仕組みだ。クラウド+ブラウザ型のサービスで、タブレット端末にも対応している。いつでもどこでも薬歴の記入と確認ができ、在宅医療の広がりが見込まれるなか、薬局内だけでなく、訪問医療の現場でも活用できる将来性の高さも大きな特長となっている。既に数々の導入実績があるが、直近では数百店舗を擁するチェーン薬局に一括導入。これ以外にも次々と引き合いが来ている。競合製品もあるが、操作性の良さと価格で優位に立っているという。直近の大手チェーン薬局の導入事例も、リプレイスで『メディクス』が選ばれたものだ。業界全体を見渡せば、薬歴の電子化自体がまだ30~40%の普及率である上、この大手チェーンのようにリプレイスの余地もある。目の前には有望な市場が広がっていると見ていいだろう。
なお、どちらかというと閉鎖的な医療業界において、アクシスのサービスが大学病院や大手薬局チェーンなどに導入できているのは、資本関係のある大手医薬品・医療機器卸、アルフレッサ株式会社の力も大きい。IT化が遅れている医療領域は、商機はあるが参入障壁の高さがネックになっているなか、アクシスは、業界に強固なネットワークを持つアルフレッサの協力を得て営業活動を進められる。これは、実に大きなアドバンテージだろう。ファーストコンタクトさえ適えば、製品の良さには自信がある。今後もこの強力なタッグで、医療領域に切り込んでいく。
「IT技術を使って医療に従事する人の業務を効率化することができれば、医療従事者のみならず、患者さんの役にも立ちます。それは我々が手伝える領域であり、間接的に社会貢献にもつながる事業となるでしょう」
勤務時間は4パターンから自由に選択。ユニークなクロアチア研修も魅力
自社サービスの医療システムと受託案件の2本の柱を持つアクシス。いずれは自社サービスの比率が上がっていく見込みだが、受託案件を手がけることで、より様々な領域や最先端の技術に触れる機会が増えるなど、受託には受託のメリットがある。今後も両軸で事業を展開しながら、両事業を、ノウハウの蓄積や社員一人一人のスキルと経験値を上げることにも役立てていく考えだ。
また自社サービスも、『スマホよ薬』と『メディクス』で完結するわけではない。まずはこの2つのサービスで医薬品の領域に足がかりを作った。医療機関との関係をさらに強固にしながら、今後はさらに新たなサービスも展開していく構想だ。
事業拡大を背景に、現在の45人余りの体制も、数年以内には60名規模に拡大したい考えだ。アクシスは福岡にも拠点を持っている。東京でも、福岡でも、今後の同社の中核となって成長を加速させるような人材の参画を求めている。
働きやすさも抜群の会社だ。勤務時間は8時~17時、9~18時、10時~19時、11時~20時の4パターンから毎日好きな時間帯を選べるというユニークなもの。このような制度の助けもあって、メンバーは各自で時間管理を行い、残業も極めて少ない。納期前などの忙しい時期でも、月の残業時間は多くても30時間程度だという。社員同士も仲が良い。新年の餅つき大会に、11月には酉の市に社員総出で繰り出すなど風情ある季節行事のほか、毎月最終金曜日に社内で行う交流会、毎月のお誕生会に月一開催の勉強会など、社員が交流し高めあう機会も豊富だ。
最後に、ユニーク研修を紹介する。希望者を対象に行うクロアチア研修だ。アクシスと縁のある人がクロアチアで起こした会社で、一カ月研修するというもの。風光明媚な印象のクロアチアだが、「欧州全般が日本より進んでいるので、新しい技術のキャッチアップなどもクロアチアのほうが早いですね。取引先も欧米のほか中国、インドなどグローバルです」と青木氏。ここで一カ月間、現地の進んだ技術やグローバルなITマーケットに触れる。「みんな『もっといたかった』と言います。吸収するものも多く、環境もいい。満喫して帰ってきますよ(笑)」(青木氏)。
こんな研修も魅力的なアクシス。働きやすく、良き仲間もいる。社会貢献につながる自社サービスに様々な受託案件と、やりがいも充分だ。少数精鋭で、インフラもフロントも含めた様々な開発経験も積める。実に良いこと尽くしの会社だ。
株式会社 アクシスの社員の声

30代前半
2012年01月入社
webサイトやスマホアプリなどのデザイ...続きを読む

30代前半
2013年10月入社
自身の得意な分野以...続きを読む

20代後半
2013年08月入社