クライアントは従業員数1万人以上の大手企業多数。内側から輝く組織へと変革。
株式会社ソフィアは、「インナーブランディングで、人と組織を元気に」というミッションを掲げ、コミュニケーションを軸とした様々なソリューションで組織の課題を解決する会社だ。
具体的にどのようなことをしているか。
例えば、ある総合サービス企業では、そこで働く従業員2万人以上に対して、経営ビジョンを浸透する取り組みを行っている。
「ソフィアがご支援する前は、色々な部署が色々なプロジェクトを外部に発注し、バラバラに取り組んでいる状態でした」。こう話すのは、このプロジェクトを担当している森口 静香氏(サーチ&コンサルティング事業責任者)だ。
地道に社員の声を拾うところからスタートした。何年もかけて、ビジョンに沿った取り組みを表彰する制度の改善や、年に一度、すべての職場でビジョンについて語り合う仕組みの構築、社員間で感謝のメッセージを送りあうツールの構築と運用、事業横断のサービス開発ワークショップなど、様々な取り組みを行ってきた。
その結果、ビジョンが指し示すものが社員に理解され、共感する社員同士のつながりもできはじめ、顧客の期待を越えるような新しい取り組みが増えてきているのだという。近年、斬新な取り組みでメディア等からも注目を集めているその企業の躍進の陰には、実はソフィアの仕事が一役買っているのだ。
「2012年にお問い合わせをいただいて以来、今も継続しているプロジェクトです。今では、ビジョンを自分なりに解釈して仕事をしている社員が増加しているのではないでしょうか?プロジェクトが始まったころと比べると、今は皆さんが本当にイキイキしていると感じます」。森口氏は言う。クライアントとの信頼関係も強く、社会情勢や会社の状態の変化などに合わせ、年々新たな取り組みを続けている事例だ。
このように、ソフィアは社員約30名の小さな会社ながら、手がけていることは常に新しく、社会的意義もやりがいも大きい。
「ワークショップなどの場で、目の前の人が感動してくれている姿も嬉しいですが、それよりも、後々その方がハブとなって周りにいい影響を与えている話などを聞けると、なお嬉しいですね。継続的にその方の人生がハッピーになり、そこで働くみんなが前を向いて仕事に取り組んでくれている。働いている人が元気になることが私にとっての一番のやりがいです」(森口氏)。
森口 静香氏
光る独自性!世の中に先駆けてインターナルコミュニケーションの重要性に着目。
ソフィアの事業ドメインは、Communication for engagement、Communication for Change management、Communication for Customer value、そしてそれらを実現するためのCommunication platformの4つ。それらを推進する手段として、リサーチ、ワークショップ、メディアやコンテンツ制作、ICTシステム活用、イベントの企画運営、ときにはサービスデザインにまで踏み込むさまざまなソリューションを提供している会社だ。
多彩な手法もさることながら、同社のホームページで目を引くのは、グローバル企業や全国規模で事業を展開する大企業など、錚々たるクライアントに価値を提供し続けてきた豊富な実績だ。
ソフィアは元々、コーポレートコミュニケーション全般の支援を行う会社としてスタートした。当初は、IRや社外向け広報活動なども支援していたが、徐々に重要なステークスホルダーの一つである社員への情報発信や社員間のコミュニケーションが重要であると考えるようになり、次第に現在の姿へと発展してきた。
「当時は社内向けのコミュニケーションや社内向けのブランディングを手がける会社はありませんでした。すごくニッチな領域でしたが、一方で大手企業ほど『トップの声が現場に届かない』といった課題を抱えていました」と話すのは、代表取締役社長の廣田 拓也氏だ。
セミナーなどを通じて情報を発信するうちに、その珍しさや独自性が大手企業を中心とする様々な会社の目にとまり、ひとたびサービスを提供すると実績が実績を呼ぶ形で発展。いつのまにか大手企業との取引件数が増えていたというわけだ。こうして数々のノウハウを構築し、今も、引き合いが絶えない状態となっている。
同社が選ばれる理由を、廣田氏は「コンサルティングだけでなく、研修やワークショップもシステム構築も、社内報の作成もできる。研修は人事、社内報は広報というように、組織の中でもバラバラにある機能を、当社は組み合わせて一貫したメッセージの下にサービスを提供できるからではないでしょうか。マーケティングの世界でも、少し前からコンシューマーに対して、一貫したメッセージを発信できるかどうかが鍵になっています。人と組織も同じです」と解説する。
同社の手がけるサービスは、領域、クライアントの規模感ともに、一見、戦略コンサルティング会社などと競合しそうだが、廣田氏は次のように言う。
「一見すると、いわゆる戦略コンサルティング会社と競合するように見えますが、実際にはそのようなケースはまれです。私たちは、組織の中で働く人がハッピーになることにフォーカスし、それが行き届くように、コミュニケーションという観点から全体的な戦略の立案から、細かい施策の遂行まで支援します。そういった点では、分野もアプローチ方法も全く異なると思っています」(廣田氏)。
ソフィアは、その独自性と確かな実績で存在感を放っている会社だ。
自ら考え自ら動くプロフェッショナル集団。お互いをリスペクトする良き関係を構築!
コミュニケーションを支援する会社として裏方に徹するソフィアは、決して知名度が高いわけではない。しかし、取引先を見ると、大企業の名前がならぶ。そして、それらの大企業と対等なパートナーシップを結び、ある時はクライアントの担当者の困りごとに寄り添い、伴走し、ある時はクライアント企業の幹部に対して厳しい意見を伝えながら、より良い組織の状態を目指してプロジェクトを動かしていくのだという。
このユニークな会社には、一体どんな人たちがいるのだろうか。その質問に対して「自分で考えて自分で動く人でしょうか。それぞれがプロフェッショナルであり、みんなで合意したことには納得して従います」(廣田氏)と同社のスタイルを説明する。
制度や研修も、会社からお仕着せのものがあるわけではなく、自分でほしいと思った制度を自分で作り、自分の学びたいことを学ぶ。そのような形でできた制度の一つが週2回、出社せずにリモートワークができるというもの。
「それを作ったメンバーは、2年間かけて会社のPCをすべてノートPCに変え、みんなと丁寧に話して合意をとり、そして最後は『やります』と言ってきました」と廣田氏は笑う。
このようなことができる背景には、日ごろの信頼関係がある。リスペクトできるふるまいと成果があるからこそ主張が認められる。ソフィアは、そのような自立したプロフェッショナルが集まり、高めあう会社だ。そして存分に個性を生かし、活躍する。離職率も極めて低く、ソフィア自体が間違いなく一人ひとりが元気に輝く組織を実践している。
「ソフィアは人で成り立っています。これから入る人には、ここを自分のベースキャンプのように思ってほしい」。こう話すのは、CHOとして人事をはじめコーポレート部門全般を総括する平井 豊康氏だ。
「一芸に秀でるだけではなく、得意なものから関連するところに広げていくキャリアが実現できる環境であり、当社で3年、5年とやればどこにいっても活躍できる人材になるでしょう」(平井氏)。
そのようなメンバーの集まりだから、この少人数でこれだけの大手企業を相手に成果を出し続けられる。大手企業を相手に堂々と渡り合う面々。そんなプロフェッショナルになりたい人には打ってつけの環境だ。手取り足取り教えるような会社ではないが、吸収するものはいくらでもある。そして、人と組織を元気にする仕事は間違いなくおもしろく、やりがいも十分だ。
写真は2019年度キックオフ時に撮影したもの。コンセプトは「十人十色」
株式会社 ソフィアの社員の声

30代前半
2017年08月入社

30代後半
2017年03月入社
・社内で建設的な議論をして仮説を立...続きを読む

30代後半
2014年04月入社