起業文化を確立することで日本に輝きと誇りを取り戻したい
プロジェクトニッポンはアジア最大のオープンイノベーションマッチングイベント「イノベーションリーダーズサミット(ILS)」及び、日本最大級の起業支援プラットフォーム“DREAM GATE(ドリームゲート)”の運営会社である。
最初の事業であるドリームゲートは起業というフィールドで数多くのネットワークを構築し、これまでに何万人もの起業をサポートしてきた。今や起業を目指す人にとってなくてはならない存在となっている。
もともとドリームゲートは2003年に発足した株式会社リクルートが立ち上げを担い経済産業省が後援するプロジェクトである。当時リクルートの社員だった代表の松谷氏は、経済産業省から“起業支援の事業を立ち上げたい”という要請に“これはおもしろい”と強く思いプロジェクトの責任者を担ったという。「今、日本に起業したいと考える人は400万人いると言われています。しかし実際に起業する人は年間僅か10万人ほどです。つまり起業して成功する人の絶対数が少ないため、指導者も少ない。事業立ち上げに必要な知識が身に付けられないため起業家が育ちにくいといった課題があります。我々の手でこれまでにない起業支援の形を作ることでそんな現実を打破し、日本に輝きと誇りを取り戻したいと思ったのです」(代表取締役 松谷氏)。ドリームゲートはその後、リクルートからスピンアウトし、2004年に運営会社としてプロジェクトニッポンを立ち上げた。現在、ドリームゲートでは弁護士やベンチャーキャピタリスト、コンサルタントなど、起業に必要な知識を持つ約400名の専門家を“ドリームゲートアドバイザー”として組織化し、オンライン相談サービスや事業計画書作成などの支援ツールの提供、資金調達の相談、年間1,000回を超えるセミナーやイベントなど手厚い起業支援事業を展開している。「起業の初期段階から事業を立ち上げ経営するまでに必要な知識やノウハウのコンテンツを提供しています。目指すのは誰しもが起業を実現できるプラットフォームです」(同氏)。
創業以来培ってきた起業家やエンジェル経営者との強固なネットワークは他を寄せ付けない強みとなっており、現在では会員数43万人、月間訪問者数は40万人を超える。毎年約1万人の起業家が生まれ、中には株式上場を果たす企業もあるなど日本最大級の起業支援プラットフォームへと成長した。「エンジェル経営者、IPO経営者、弁護士・会計士など専門家、コンサルタントなど支援者のネットワークは約1,000名までになりました。このプラットフォームを、さらに拡大強化していき、世界に通じる起業家を輩出していきたいですね」(同氏)。
立命館大学理工学部卒業後、株式会社リクルート入社。人材・起業メディアのマーケティングに従事。2003年、経済産業省後援「DREAM GATE」を立ち上げ2004年にリクルートからスピンアウト、株式会社プロジェクトニッポン設立
スタートアップの成長を加速する「イノベーションリーダーズサミット」
2014年からは、スタートアップと大手企業のマッチングイベント「イノベーションリーダーズサミット(ILS)」を開催。第1回目の参加者は僅か800名のところ、2019年10月開催の第7回ILSでは1万名以上が参加するアジア最大のオープンイノベーションマッチングイベントとなっている。その中核を担うのが新事業マッチングプログラム「Power Matching」だ。Power Matchingは、パナソニック・ドコモ・トヨタ・日立・SAMSUNG・資生堂など大手企業100社以上、スタートアップは500社以上(内、海外約200社)が参加し、2,000件以上のマッチングを行い約1000件の協業案件を創出するなど、日本の将来を担う社会的インパクトの大きなプログラムとなっている。2019年10月には、東京都、経団連、JETROとの間で東京グローバルスタートアップエコシステム連携協定を締結。ILSを軸に東京に一大スタートアップエコシステムを構築するプロジェクトが2020年から始まる。「今を第二の成長期ととらえ、これまで築いた顧客の基盤を活用して新たな事業やサービスに挑戦していきたい」と松谷氏は意気込む。起業の初期から支援するプラットフォーム「ドリームゲート」と、大手企業とのマッチングによりその成長を加速的に支援するプラットフォーム「Power Matching」をつくりだしたプロジェクトニッポン。同社が次から次へとスタートアップを生み出すプラットフォーマーとなることを期待したい。
ここでしか手に入らない起業のノウハウと人脈
プロジェクトニッポンの社員には将来起業を希望している者が少なくない。その理由は、「ここでしか手に入らない起業に関するノウハウ・人脈が手に入る」ためだ。ドリームゲートは起業分野でナンバーワンのメディアなので、取材やイベントを通じて会いたい大物起業家と容易に会える。ILSでは、新進気鋭の起業家や投資家、VCや専門家との接点も多く、普通に働いていては望めない貴重なネットワークを築くことができる。特に起業を目指す人にとって、ここでしか得られないノウハウや人脈は大きな財産となるはずだ。実際に入社5年後に上海で会社を設立した女性スタッフやメディアで話題のサロンを開業したスタッフ、スタートアップのインキュベーションを起業したスタッフなど実例もある。起業後上場を果たした先輩もいるという。社内にも起業はキャリアパスの一つという考えが定着しており、社員のチャレンジを後押ししてくれるカルチャーが定着している。「起業を目指す人たちに大きなチャンスを提供する仕事の醍醐味を感じながら、起業の“夢”を最短距離で実現できる会社です。将来独立を考えている方にもぜひ来ていただきたいと思っています」(同氏)。
自社メディアを扱っていることも魅力の一つだ。同社ではエンジニアでもビジネスモデルも一緒に考えてもらうという。幅広いビジネスのノウハウを身につけられるため、チャレンジ意欲が高い人ならこれまで以上のスピードで知識やスキルを確立できるだろう。「こんなことをやりたい、こんなビジネスモデルやマーケティングはどうかというアイデアはどんどん採用します。サービスをゼロから立ち上げ拡大させるダイナミックさをぜひ経験してほしいですね」(同氏)。業界未経験者でも入社後は、経験豊富な先輩がサポートするので心配は不要だ。主催するセミナーや勉強会、交流会や様々なイベントなどに自由に参加できるなど、起業支援の会社だけあって教育・研修体制は十分すぎるほど整っている。
そんな同社ではどのような人物を求めているのだろうか。「特別なスキルは必要ありません。これまでの経験よりも、“起業したい!”“世の中を変えるようなサービスを立ち上げたい”など、志を持つ情熱のある方と働きたいですね」(同氏)。世界に誇る起業家たちのプラットフォームをともに育てていく、そのやりがいはこの会社ならではのものだ。起業に興味がある方はぜひ注目してほしい。
毎月開催している起業セミナー・勉強会へ無料で参加できる!
入社後は、専門家や起業家との仕事を通してしっかりと成長していけます。
経験豊富な先輩がサポートするので、不明な点などは積極的に質問してください。
また、ドリームゲートアドバイザーが毎月実施する勉強会、交流会や様々なイベントなどに自由に参加することが可能。もちろん無料です。