株式会社バリュープレス

株式会社バリュープレスは、「全ての企業が、自社のPRを効率よく行う環境を作り出すこと」をミッションに、ITの活用で企業の広報活動を総合的に支援する会社である。

中核サービスはマスコミ向けプレスリリース配信代行サービス『ValuePress!』だ。同種のサービスは複数あるが、その中でも2004年にサービスが開始されたプレスリリース配信サービスの先駆け的な存在だ。実績でも国内トップクラスを誇り、2018年5月現在、会員数は50,000社に達している。

取引実績企業には多数の優良企業が並んでおり、同サービスのサイトには、それらクライアント企業の広報担当者の声が顔写真付で掲載されている。その内容からも顧客満足度の高さを伺うことが出来る。

その背景にあるのは、サイトにも謳われている5つの特徴だ。全国紙やビジネス誌、大手ニュースサイトはもちろん地方紙や専門誌まで網羅した「4,500媒体6,000名のメディアリスト」、メディアコンタクトや広報PR講座、原稿作成といった「記事掲載を後押しする3つサポート」、リリース配信後の動向がわかる「記者閲覧チェック」、「提携70サイトへのプレスリリース掲載」、アクセス数からSNSの投稿まで分析できる「効果測定ツール」である。

これらの特徴は、同社が『ValuePress!』のサービス開始以来、企業の広報担当者の悩みやニーズに耳を傾け、配信代行にとどまらず、メディア掲載や広報業務の効率化に繋がるサービスと機能を拡充させてきた結果の産物だ。それが同サービスの持続的な成長に繋がってきたのだ。

『Value Press!』は、Webサービスを提供する企業からの評価も高い。その理由は、デザイン性やユーザビリティへのこだわり、企画からリリースまで1～2週間、週に2～3個の新機能・サービスをリリースするという開発スピードの速さにある。それを実現しているのは同社の開発部隊、バリュープレス社の屋台骨ともいえる部署だ。

元々バリュープレス社を立ち上げたのは、ある企業のプレスリリース担当部門に籍を置いていたエンジニアたちである。当時の作業は全て手作業であり、膨大な情報量を処理して配信していた。そこで効率化を目指して開発されたのが『ValuePress!』の基となるシステムだった。エンジニアたちは出来上がったシステムを使いながら、プレスリリースの市場に可能性を見出して独立を決意。そして設立されたのがバリュープレス社である。

エンジニアによって立ち上げられたWebサービス会社だからこそ、サービスの開発やクォリティには強いこだわりを持つ。そのこだわりが顧客満足度の高いサービスを生んできたのである。

PRには幅広い業務が伴う。人の手を介してしか出来ない仕事も多い。クライアント企業の広報担当者が、そのような人の手を介してしか出来ない業務に、より集中して取り組むためにも、システム化できる業務は可能な限りシステムに置き換えていく。それは、ITで企業の広報活動を支援する会社の重要な役割の1つだ。

同社は今後も開発へのこだわりを持ち、クライアント企業の“コミュニケーションパートナー”であり続けながらさらなる市場開拓を行い、業界No.1のポジションを不動のものとしたい考えだ。

また、中長期的にはオリジナルコンテンツの拡充などによって『ValuePress!』のファン創りを行うとともに、海外への情報発信や新しいWebサービスなど新規事業の創出にも注力していく計画である。

広告の訴求力が低下していると言われる近年、PR・広報へのニーズは高まっている。その流れは今後もますます強くなっていくことが予測される。代表取締役社長・土屋明子氏は、PR・広報の市場について次のように語る。

「ここ数年で、PRへの関心は高まっています。単に広告など他の手法と比べてコストが安いという認識だけではなく、PRという手法だからこそ伝わるという唯一性を感じている企業が確実に増えています。その背景にはソーシャルメディアやスマートフォンなどによる情報の流れ、受け手の環境の変化があります。相手の立場を考えたコミュニケーションを考えた時に、一方的な情報発信だけでは限界があるという危惧が広がっているのです」（土屋氏）。

中小企業の中にも顧客とのコミュニケーションを重視して専任の広報担当者を置く事例が増えている。「PR・広報は大手だけが出来るもの」という認識は既に過去のものだ。特にPR・広報におけるWeb活用は拡大する一方であり、バリュープレス社が真の実力を発揮する時代がやってきているのだ。

このような背景のもと、同社は今後の事業拡大をにらみ、サービスのクォリティと開発スピードの向上をけん引する人材の採用を活発化している。

同社の魅力は自発的に仕事に取り組めるフラットは職場環境だ。2018年5月現在10名という小規模な組織でありながら、クォリティの高いサービスが提供できている理由はそこにある。

特にエンジニアが働く環境には最大限の配慮がなされている。エンジニアだけの執務スペースで、外部からの電話に出る必要がない、フレックス出社が可能、など開発に集中できる環境が用意されている。また、自分の裁量で業務を外注できたり、仕様書に縛られることなく自分のアイデアや遊び心を開発に盛り込むことが出来たりといった自由度の高さも魅力的だ。入社半年で「上位の企業向けのプレスリリースサービスを提供したい」という希望を持ち、会社の全面的なサポートを受けて起業した人材も存在する。さらにセミナー受講費や書籍購入代を負担するなど、スキルアップを手厚く支援してくれる。

「最先端のサービスに関わっていきたい」「積極的にキャリアアップを目指したい」「新規事業立ち上げに関わりたい」など、高いモチベーションを持って仕事に取り組める人材にとっては千載一遇のチャンスである。