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株式会社イーピーエーシステム

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 不動産・建設系

独自のCAD積算システムなどを手がけ、大手企業と深くかかわる堅実派企業

自社サービス製品あり

企業について

大手ハウスメーカー向け積算CADシステムの受託開発と、ASPによるWeb工事写真現場管理システム『ゲンバアイ』の開発・販売を手がける株式会社イーピーエーシステム。イーピーエーとは、「Environment(環境)」「Plan(計画)」「Architecture(建築)」を指す。同社事業のカテゴリーやコンセプトを集約する言葉だ。

そんな同社は、2012年にメインクライアントの1社である三井ホーム株式会社から、全支店におけるCAD積算業務を一元管理する大規模なシステムの構築・運用を受託。さらに、もう1社のメインクライアントであるコクヨグループから、『ゲンバアイ』をカスタマイズしてのオフィス内装工事管理システムの構築・運用も受注した。

「当社の事業が、一気にサーバー運用主体のサービスにシフトすることになります。従来、サーバーの構築や運用は、CAD製品の開発エンジニアが兼務でこなしてきましたが、業務量の増大を前に専任のサーバーエンジニアを増強することにしました」と代表取締役の相原和義氏は今回の募集の背景を説明する。

相原氏は、大学の建築学科に在籍中から建築設計事務所で積算業務のアルバイトを始め、知識を深めていった。卒業後はフリーランスの立場で黒川紀章建築都市設計事務所や日建設計からもっぱら積算業務や模型づくりを受託する。

「建築設計においては傍流の業務である積算や模型づくりをやりたがらない建築士が多いのですが、私はどちらも好きで得意でした(笑)。それで重宝がられたと思います」

つくば万博パビリオンの模型づくりにも携わったが、「大変な思いをし、丹精込めてつくった模型を完成後に手放すのが悲しくなった」という相原氏は、当時登場したパソコンに引かれたことを機にCAD積算システム開発の道を進むことを決意。1989年6月に31歳で同社を設立する。そして、作成図面から自動的に積算ができる画期的なシステムを開発し、書籍を出版するまでに至る。

「コンピュータに詳しい建築屋がいる、という評判が業界に広まり始めました」
そうした中で三井ホームとの縁も生まれ、1992年に同社からオフコンによる設計積算連動システムの開発を受託する。

「使用OSはUNIXで、という条件でしたが、私はUNIXなど全く無知でした。ですが、1から学びながら1年で開発できたのです。これは三井ホームさんとしても画期的なことで、外部業者として初めて感謝状をいただきました(笑)」
こうしてイーピーエーシステムは三井ホームのCADシステムをグリップする、なくてはならない存在になっていった。

同社の強みは大きく2つある。まずは、「建築とコンピュータの双方を理解している」ことだ。相原氏、ナンバーツーの執行役員も建築科出身というベースの上でコンピュータを学んだ。

「大学でコンピュータを学んだ人に建築を教えても、建築界の文化まで習得することは非常に困難であると思います。その点、建築文化を理解しプログラミングもできる我々は、かなり希少価値があると自負しています」と相原氏は胸を張る。したがって、ハウスメーカーや建築会社などのクライアントが専門用語を駆使しながら必要とするシステムのイメージを話すだけで、相原氏は的確な仕様をまとめることができるのだ。

「建築業界を深く理解できていないSIerがこうした話を聞いても、チンプンカンプンではないかと思います。その場で一つ一つの言葉を一から解説しなければならなくなり、発注側は膨大な手間を感じてしまうはずです」(相原氏)。

もう一つの強みは、クライアントとは100%、直取引というところだ。従業員10人未満の同社ほどの規模のシステム開発会社は、一般的には下請け、孫請けの場合がほとんどだろう。
「クライアントと直取引ということには、相手の顔がよく見えるというメリットがあると思います。いいものをつくれば『よし!凄い!』、おかしなものをつくれば『何だこれは!』という評価が直に返ってきます。こういうことを味わえる会社って、意外に少ないのではないでしょうか」(相原氏)。
こうした中で深い信頼関係が構築され、主要顧客の三井ホームとは20年以上の取引が続いている。

そんな三井ホームから2012年に受託したCAD積算一元管理システムは、一つの平面図や展開図などをもとに構造やインテリアなど複数の設計者が同時に作業することができ、その変更箇所などを自動的に集約・更新するという画期的なもの。従来の、手作業でそれぞれの図面を集約・更新するという膨大な手間を一掃し劇的な効率化を実現した。

同社のもう一つの製品である『ゲンバアイ』は、施工現場の写真をWeb上にアップすることで、施主や施工会社、協力会社などが施行状況を共有できるサービス。1999年に、注文住宅を手がけるハウスメーカーから「広範囲にわたる多くの施工物件を少人数で管理するシステムがつくれないか」との要請を受けて開発したものだ。

「インターネットが普及し始めた当時、パソコンやネットのリテラシーのない施工現場の作業者でも操作できるUIをどうつくるかに最大の課題がありました。これを、ファイルエクスプローラーからインターネットエクスプローラーへのドラッグ&ドロップだけで画像の選択や確認ができ、そのままワンクリックだけでアップロードできるまでに進化させました」と相原氏は説明する。

そして相原氏は2006年にこの『ゲンバアイ』をグッドデザイン賞に応募すると、こうした機能性やリーズナブルな料金設定が評価され、見事受賞した。Webサービスでは初の快挙である。

「施工上の不安感と不信感をぬぐい、施主との距離と縮めようという強い思いを、家が完成するまでの一連の流れにおける『安心』をデザインしているところを評価したい。使いやすさを追求したシステム開発の結果、無駄のない操作性を実現している」と審査委員から評価された。

同社は、この『ゲンバアイ』をカスタマイズしたWeb内装工事管理システムをコクヨグループに提供するというビッグビジネスを受注し、大規模なサーバー運用事業に乗り出した。

相原氏は、同社を25年間続けてこられた要因は「無理をすることなく、自分たちのキャパシティの範囲内で、自分たちが納得できる仕事をするというポリシーにある」と言う。無理に事業を拡大し失敗しても従業員に迷惑をかけるだけ、という堅実な考えからである。したがって、これまで社員数も10人以上に拡大する考えはなく、「相原の仕事を助けてくれる仲間たち」といった雰囲気で業務を遂行してきた。

「ですから、とってもアットホームな雰囲気だと思います。社員に業務の締め切りを課したことも1回もありませんから、自分のペースで仕事ができます」と相原氏は言う。その根底には「社員は常に一生懸命やっている。いくらクライアントの言うことでも、早い締め切りなど対応できないものは受けられない」との信念があるのだ。

そんな同社が求める人材について、相原氏は次のように語る。

「手取り足取り教えている時間はないので、自分から動ける人に来ていただきたいです。自分で課題を見つけ、自ら調べて解決していけるような人ですね。必要であれば学校に通ってもらっても構いません」

サーバーエンジニアとして携わることになる業務は、メインクライアントの生命線を守るといっても過言ではないミッションクリティカルな仕事だ。小規模ながらも、自社オリジナルの強力な技術やサービスを持つイーピーエーシステムは、エンジニアにとって手応えのある業務環境であるに違いないだろう。

企業情報

会社名

株式会社イーピーエーシステム

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

不動産・建設系 > 建築・土木・設計

企業の特徴
自社サービス製品あり
資本金

1000万円

売上(3年分)

202051億7501万円

201951億6345万円

201831億8570万円

設立年月

1989年06月

代表者氏名

相原 和義

事業内容

建築CAD・積算システムの受託開発
現場写真管理Webサービス(ゲンバアイ)開発・運営
住宅履歴管理Webサービス(リレキアイ)開発・運営

株式公開(証券取引所)

主要株主

ERIホールディングス株式会社(100%)

主要取引先

三井ホーム株式会社

従業員数

14人

本社住所

東京都渋谷区南平台町1-10 いちご南平台ビル9F

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