株式会社高電社販売

IT/Web・通信・インターネット系

日中企業提携の有力サイトにも採用。翻訳エンジン開発のパイオニア

企業について

パッケージソフトからウェブサービスまで。翻訳エンジン開発で業容拡大

株式会社高電社は、1979年、大阪にて創業して以来、一貫してパソコンのソフトウェア開発に携わってきた会社である。

創業当時はまだコンピュータで日本語を表示することも印刷することもできない時代だった。そのような状況のもとで、同社は当時発売されていた“マイコン”と呼ばれるコンピュータで表示・印刷できる日本語フォントを一から作り、1981年にはワープロソフト『WORD3000』を開発・発売。さらに1982年には世界初の日本語ワープロ『マイレター』を開発・発売している。同社は日本におけるパソコンの歴史とともに発展してきた企業なのである。

同社は、日本語ワープロの開発と並行し、創業当初より韓国語ワープロを開発。さらに1986年には英独仏露語ワープロ、1988年には電子林辞書付多言語ワープロを開発・販売するなど、多言語ワープロの開発に注力してきた。そこで蓄積した技術をベースに、1990年代以降は、特に言語・翻訳分野に特化。現在は、自動翻訳サービスのパイオニア企業として、ソフトソフトウェアパッケージ、ウェブサービス、組み込みモジュール、モバイルコンテンツと、幅広いサービスを開発・提供している。

高い翻訳精度を支える技術力が評価され、日韓で受賞歴多数

同社が開発・販売する翻訳ソフト『j・北京』『j・Seoul』『翻訳J・E・T』は数多くの企業・官公庁で導入され、その翻訳精度の高さが評価されている。『J-SERVER』は、それら翻訳ソフトのエンジンを基に開発したネットサービスである。

『J-SERVER』は、ワンクリックするだけでホームページが他言語に一発で翻訳される『Myサイト翻訳』、メールフォームから送られてきた外国語のメールをダイレクトに日本語に翻訳して届ける『翻訳ゲートウェイ』、サーバーに翻訳エンジンプログラムをインストールして社内ネットワーク内で翻訳エンジンが利用できる『エンジンレンタル』などの形で、企業、自治体、学校などに提供され活用されるほか、携帯電話主要キャリアの公式コンテンツとしても採用されている。

iモードサイト大賞2005の審査員特別賞（『J-SERVERポケット』）、通商産業省情報化月間推進会議の優秀情報処理システム表彰（『日韓翻訳システムj・Seoul/JK』）、韓国KBSの産業技術賞など、多数の受賞歴が同社の技術力の高さを物語っている。

アジアの経済成長によるビジネスチャンス拡大に伴い、人材採用を強化

2009年末、同社は企業や自治体、学校をターゲットとするオンラインサービスの販売強化に乗り出した。クラウドやSaaSの登場を背景に、翻訳ソフト技術を活用したネット経由のサービスに力を入れる方針だ。

すでに、ある中国企業と日本企業の提携によって生まれる巨大Webサービスへのシステム提供は決まっている。今後、様々なWebサービスのローカライズが進行することが予測され、同社のビジネスはますます拡大することが見込まれている。

さらにBtoC市場への本格参入も視野に入れる同社は、中国法人の高電社上海をあわせたグループ全体で、2011年3月期には売上高10億円を計画。それに合わせ、今後の事業成長を支える行動力と情熱に溢れる人材の採用を行なっている。

企業情報

会社名

株式会社高電社販売

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

資本金

980万円

設立年月

2009年10月

代表者氏名

代表取締役岩城　陽子

事業内容

株式会社高電社製品・サービスの総販売元
・ソフトウェア販売
・多言語自動翻訳ソリューションの企画・販売
・eラーニングASPサービス
・モバイル・インターネット関連コンテンツの企画・販売

株式公開（証券取引所）

主要取引先

・株式会社大塚商会・カテナ株式会社・ソフトバンクBB株式会社・ＢＢソフトサービス株式会社・ダイワボウ情報システム株式会社・東芝情報システムプロダクツ株式会社・日本電気株式会社・日本ヒューレット・パッカード株式会社・日立公共システムエンジニアリング株式会社・株式会社富士通ビジネスシステム・全国教育機関他

従業員数

10人

本社住所

東京都港区赤坂5-4-15 ＡＲＡ　赤坂ビル5F