株式会社CSA INTERNATIONAL

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世界各地にネットワークを展開するカナダ最大の非営利の第三者認証機関

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カナダ最大の非営利の第三者認証機関CSAインターナショナル

CSA(Canadian Standards Association) は、カナダにおける規格開発、製品認証、受託検査の登録、規格関連の情報提供を行なう非営利の独立機関である。1919年に設立された同機関は、カナダのトロントに統括本部を置き、カナダ、アメリカおよび世界各地にネットワークを展開している。現在9,000人以上の会員によって構成され、政府、産業界、消費者、公的団体など、多種多様なメンバーが集まる。グループ全体の職員数は、全世界にて1400人を超え、2万以上の顧客を持つという。

CSAは、規格作成を担う『カナダ規格協会』、受託検査を実行する『OnSpeX』、そして、試験・認証を行なう『CSAインターナショナル』の3つのグループで構成される。

その中でも、認証サービスの役目を担うCSAインターナショナルは、全世界に事業所を設置しており、大小電気製品、電子製品、各種IT/AV装置、工業製品、電気部品、ガス使用製品やアクセサリなどの試験・認証サービスを提供する。カナダ国内において最大の認証機関として、認知度は高く、カナダ連邦・州政府のみならず、アメリカ合衆国の連邦政府、州政府、その他の地方自治体の当局によっても認められており、世界的にも試験・認証の第一人者といえる。

同機関が発行する「CSAマーク」とは、製品が米国及びカナダの規制当局が要求する適用安全規格及び性能規格に適合していることを表すものである。そもそも、カナダ国内においては、電源に接続して使用する電気機械・器具は、種類や数量に無関係に電気安全性について、このCSA規格の安全規格に適合した製品であることを要求しているため、「CSAマーク」は不可欠である。現在、Ace Hardware、Best Buy、JCPenney、Kmart、Wal-Martなどアメリカの大手チェーン店でCSAマークを表示した製品が数多く販売されていることからも、CSAマークが消費者の日常生活において深く浸透していることが伺える。規格の数は、約1,500種に及び、材料、試験方法、建築、ビジネス管理関係を含む多くの分野を網羅している。現在では毎年販売される年間10億個以上の製品に表示されている。

同機関の取引先には、富士通、Apple Computer、Hewett-Packard、IBMなど大手企業も顔を並べており、世界の数千社以上の企業が「CSAマーク」を採用している。アメリカ、カナダの北米市場への展開を行う企業にとっては、「CSAマーク」の獲得は必然的に必要になってくる。

CSAの日本法人の役割と今後の展開について

CSAの日本法人であるCSAジャパンでは、電気に関する認証・試験のサービスを行なう。現在、日本品質保証機構（JQA）内にて事務所を構え、数多くの企業の認証のサポートを行なっており、特に、電気の安全保障に力を入れているという。

日本にて事務所を置くことでのメリットは大きく、日本の顧客に対して、日本語で、日本時間でのサービス提供が可能になる。また、JQAとの協力体制により、カナダ及びアメリカ向け輸出製品の試験を日本国内でワンストップで完結できるサービスを実施することができる。

現在は、CSAマークをより普及するため、工業会を通して、展示会のブース開設を実施し、問い合わせも年々増加傾向にある。今後の日本での展開については、JQAと協力しながら、さらなるサービスの充実を図っていくという。

グローバルな仕事に携わりたい即戦力の人材を求む

現在、JQAとの協力体制を構築しているため、日本法人の職員数は2名と少数精鋭の体制だ。プロフェッショナルとして顧客からの深い信頼を得ながら、長期的なキャリア形成を積むことができる環境と言えるだろう。

今後は、サービスの拡充に伴い、認証業務に携わる技術者の採用を強化する。具体的な内容としては、企業からの申請の依頼がある製品やシステムを、試験・調査・検査を含む一定の方式に従って評価し、その製品やシステムが適用される規格に適合するかどうかを認証する業務に携わることとなる。よって、安全性や性能が規格に適合しているかを判断する専門的な知識やノウハウが必要となる。行なってまた、カナダの本部とのやり取りや社内のコミュニケーションもあり、英語のスキルも要する。

人事担当者は最後にこんなメッセージを送っている。
「自ら進んでお客さまとコミュニケーションを図り、グローバルな仕事を行なっていきたい方の参画を望んでいます。現在、CSAジャパンでは、数多くの製品に対し、試験及び認証を提供しています。新製品の安全性を証明することにより、安全・安心を守る社会的意義の高い仕事に携わることができます。日本のお客さまとパートナーさまの期待に応えられるやりがいのある仕事です。ご応募をお待ちしています。」

あなたが持つ専門性が高ければ高いほど、同機関での活躍の場は広がるだろう。認証業務以外に、新たな規格が発行された際には、カナダでの研修を行なう可能性もあり、国際的にも活躍していきたい人には非常に刺激的といえるだろう。