“誰でも簡単に”マッチングサービスが作れる時代を切り拓く
いきなりだが、「世の中のほとんどのビジネスはマッチングである」と言えないだろうか?
あなたが今見ているGreenは、企業と求職者のマッチング。ECサイトは、サプライヤーと購入者のマッチング。卸は仲介業者と小売事業者のマッチング。なぜいきなりこんな話をしているかと言うと、CLOCK・ONはマッチングビジネスにおいて独自の強みを保持しているからだ。
CLOCK・ONが自社サービスの開発を始めたのは、2018年の春に遡る。半年の開発期間を経て、同年秋にベビーシッターのマッチングサービス『mamacoco』をリリース。以降はフリーランスエンジニアのマッチングサービス『Freebace』を展開し、現在は家庭教師のマッチングサービスも開発中だという。
「マッチングサービスをゼロベースで作るのは相当難しいと思う」
代表・東俊輔氏は、これまでの軌跡をこう振り返る。特にCtoCにおけるマッチングの構造は、設計に骨が折れるとのこと。リリース後も予想外の事態が多発したそうだが、試行錯誤を繰り返しながら、導線の引き方や申し込み手順のフローといった各所で効果的な手法を見出してきた。
このノウハウを活かすべく、同社は現在パッケージ化を視野に入れている。ネットショップを簡単に作成できるBASE(ベイス)のマッチング版と表現すると分かりやすいかもしれない。同社が新たに打ち出そうとしているサービスのマーケットは広大である。なぜなら「世の中のほとんどのビジネスはマッチングである」からだ。今は事業計画の段階だが、SESと受託開発で基盤を確立した今、ひとつの集大成として勝負したいと東氏は語る。新しい領域に突き進むチャレンジングな会社で働くことは、あなたにとっても刺激になること間違いない。