株式会社メディアエージェント

株式会社メディアエージェントは、インターネットを活用したメディア戦略、商材販売戦略等を得意とするベンチャー企業だ。メディア運営事業においては、自社による企画・開発・運営を手がける「ケータリング店舗情報サイト　くるめし.com」「高層マンション専門サイト　タワーマンション情報館」「レンタルオフィス情報サイト」「LED蛍光灯販売サイト　LED蛍光灯推進委員会」など、多様なサービスを展開。自社メディアの運営で結果を出し、そのノウハウをクライアントから受託するサイトに展開することで、事業間の相乗効果を生んでいる。その他、SEO事業やサイト制作・運営代行事業なども行なっている。

2007年12月18日に同社を立ち上げたのは、現代表取締役の石川聡氏だ。同氏は元々、SEOを得意とするWeb制作会社に在籍していたが、クライアントサイトの制作・運営だけでなく、そのノウハウを活かして自分たちでメディア運営を行ないたいという思いから同社を設立した。

建築職人やシステム開発会社の立ち上げ、SEOに特化したWeb制作会社での営業職など、さまざまな経験を積んできた同氏。25歳という若さの社員2名の同社では、ベンチャー企業らしいスピード感を持って、自分たちの思いを実現するために情熱的に、次々に事業を立ち上げている。

設立から間もないとはいえ、同社では、既存の事業において大きな実績をあげている。たとえば会社設立から半年後に始めた酸素カプセルに特化した販売サイトの運営にて、当時の酸素カプセルブームとWebマーケティングに力を入れている競合の少なさにチャンスを感じ、某メーカーと2カ月に及ぶ交渉の末、総販売代理店の権利を獲得。SEOを軸としたクロスメディアマーケティングにより、約6か月で148万円の酸素カプセルを16台販売した。また、日本全国に2次代理店網を約170店獲得するという、新規参入としては異例の数字を叩き出し、短期間で業界では名前を知らない企業はないほどにサイトを成長させたという。

「未経験の業界でも、しっかりと分析したうえでマーケティングしていき、真摯に取り組むことによって結果を残すことができるのです。このほか、自社メディア事業『ケータリング店舗情報サイト　くるめし.com』においても加盟店舗数500店舗を獲得し、ケータリングポータル分野において1位という実績を残しています」と石川氏は胸を張る。

今後は、既存・立ち上げ予定のメディアを成長させつつ、存在意義の高い企業になるために、社会的な要素を取り入れた事業に注力していくという。まず、2010年3月までに、運営中の5つのメディア全てを収益化させることにより経営基盤を確立し、そこでのノウハウを活かしてクライアントへSEO・サイト制作・運営などにおいて、さらに精度の高いサービスを提供していく。また2010年4月より、企業のCSR活動を促進する新規事業を予定しているほか、複数の新規事業の立ち上げを行なっていくという。

同社の特徴は、新規事業立ち上げの意思決定スピード、立ち上げてから軌道にのせる実践的なマーケティング力が長けていることだという。常に可能性を追求する姿勢を忘れず、月2件程度の新規事業案が候補に上がり、事業として成り立つか、自分たちがするべきことか、どのタイミングで立ち上げるかなど、激しい議論を交わすという。実際、設立から1年半で5つの事業が開始されており、さらに2009年中に3つの事業の立ち上げが決定しているという。

「自己の夢・目標を叶えることが社会的なイノベーションに繋がり、またそれを目標に新たな夢を持つ人が出てくるような連鎖を生むことができればと思っています。会社としての夢・目標を叶えると共に、社員の持つ夢を一つでも多く叶えることができる会社にしていきます」と石川氏。

まだ始まったばかりのメディアエージェント。これから作っていく会社だからこそできるエキサイティングな経験や苦労が待っているだろう。自分たちの手で作るからこそ、自分の夢がダイレクトに実現されていく喜びを感じることもできるだろう。完全実力主義で、役職、報酬の上限を設けていないため、可能性も無限大。ベンチャー企業ならではの自由な働き方ができる環境で、自分の力を思い切り出してみたい人にお勧めの企業だ。